今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

新機動戦記ガンダムW OPERATION2 矜恃 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年9月1日 角川書店(2回目)

2017-01-01 07:02:29 | ガンダムW
かなしみーつーよさにー→1回目



○ここまでのあらすじ
裏表紙の分が終わり




第二章 虚しき決闘

1 贖罪の旅


 可能ならば、そして、まだ命があるのならば、そこからすべてをやり直すつもりだった。
ノベンタ元帥誤爆事件から2か月――。
ヒイロはトロワと共にマルセイユにいました。


その目的はね、
「戦争って醜い殺しあいでしょう!? どうしてそんなに綺麗に考えられるの!?」
 ヒイロは黙ってシルビアに背を向けるとトロワの待つトレーラーに向かって歩き出した。
「俺にはこの生き方しかできない」
ノベンタ元帥の遺族に『審判を仰ぐ』旅ー。
ちなみにシルビアは元帥の孫娘ね。
「ユルシテクダサイ」じゃなくて「死刑執行ドゾー」だから始末が悪い。


ノインは王女リリーナの護衛中。
OZのバックにあるロームフェラ財団の意向で、
連合が滅ぼした国・王家を復活させてるんだってさ。
増長した連合から世界を解放するって大義名分だからね。
まぁ連合をそういう組織にしたのは財団なんだkだれだお前
 ノインはレディ・アンのコロニーを使った対ガンダム作戦を思い出していた。あれが財団的な手段だ。しかし、OZ総帥トレーズ・クシュリナーダの考えは明らかに違う。勝てばよいのではなく、むしろその方法が問題なのだ。ゼクスと似たところがある。
性質が近いとすこーし甘くなるのは致し方なし人間だもの
それがまた面白くない故の暴走だよなレディ・アン嬢(´・ω・)



 ヒイロは元帥の親族七人全員に会い、全員にシルビアにした時と同じように拳銃を渡し、審判を仰いだ。ある者は怒り、ある者は涙し、またある者は何も言わずに帰ってくれとささやいた。許されたのかどうか、わからない。しかし、ヒイロにはこれ以外の方法は採れなかったのである。
実際これ「やられた側」はどうなる・・・・・・?
元帥が殺されたことより重いものを背負わされるんじゃ?


まーとにかく、まだヒイロは生きてる。
でもこの先やることがない。トロワも同じ。
どうすんべーと思っていた2人のところにノイン登場。
ゼクスからヒイロに、『決闘』のお誘いです。
「信用するのか?」
 トロワが訊いたのは疑問ではなく確認である。
「あいつは罠をしかけるような奴じゃない」
 二度戦った経験が相手の真っ正直な性格をヒイロに語っていた。
1発も使われずに投げ捨てられたドーバーガン、
貴様の死は無駄ではなかったぞ・・・・・・!





2 南極の決闘


「今彼等を始末してしまえば、ゼクス特佐を危険な目に会わせなくても済むのではありませんか?」
「おまえはまだわかっていない。そんな事をしたらゼクスに嫌われてしまう」
 シャルルの言葉を一蹴してポンと肩を叩くと、ノインは輸送機のコクピットに戻っていった。
硬く言うなら「特佐自身がお望みなのだ」みたいなところを、
『嫌われてしまう』って言い回しは謎のカワイサ。
恋人だとか嫁だとかちゃちなもんじゃあ


決闘場所の南極へ向かう途中、
ゼクスを嫌う財団の人間につけられてしまった一行。
ノインが囮作戦を決行するも失敗し、トロワが後始末。
「君、大丈夫か!?」
「トロワという名だ。ヒイロが使う時の弾薬の補充は頼めるか?」
 帰ってきた苦しげな声を聞いてノインは悟った。
 この子たちは純粋すぎるのだ。戦士として完璧であろうとするあまり、徹底的に自分を捨てている。そのために自分が壊れようとかまわないのだ。
実戦に出たアメリカ兵は帰還後に数割がPTSDとかなんとか。


トラブルはあったものの、どうにか南極到着。
遂にゼクスとヒイロ(とトロワ)が対面。
 トロワというパイロットは初めて見るが、あのガンダム03は01が自爆した時にヒイロを連れ去ったものだ。それにノインのレイクビクトリア基地を襲撃した張五飛というパイロットも少年だったと聞く。恐らく後のふたりも同じくらいの少年なのだろう。しかし、ガンダムのパイロットが皆少年である事の意味は何なのだ?
A.腐女子狙い
あ、美形の5人組ってジャニーズじゃないか(確信)


ゼクスは決闘のために自爆した01を回収修理したけど、
気を回し過ぎなところに気を回したヒイロは03で出撃。
ゼクス(トールギス)対ヒイロ(ヘビーアームズ)、ファイ!!
 弾切れになったら、そのスイッチを押せ。
僅か4時間でこの仕込み・・・・・・やはり天才か


 ゼクスは内心のいらだちを怒号に変えた。
「私はこの体裁をこの戦いで吐き捨てたいのだ!」
まー最後までなんだかんだ・・・・・・
結局は育ちが良いということなのか。


そんな決闘はリリーナ襲来により一時停止。
しかし、戦争への決意を固めるべくゼクスは強行突撃。
・・・・・・したけど、
ビームサーベルの切れ味が突如悪くなるのは甘さの表れ?

最後は財団のお邪魔虫共が出張ってきて決闘は終わりました。
ここでゼクスは「ココハオレニマカセロー」を発動!
「ゼクス、無事でいてください・・・・・・」
 そっとつぶやくと、ノインは部屋を駆け去った。
「どんな形でもいい。あの戦いが終わってよかった」
 ノインと同じ思いを抱いて、リリーナは複雑な表情で眼下を遠ざかっていく薄明の世界を見下ろしていた。
心はもう全部ヒイロのこと・・・・・・ではなかったんだよ。
オニイサマ、ダイジ。ホントダゾ。



去年の今日って何だっけって、武装錬金(8巻)か。
金曜日は!でリズムを作ってたんだな、うん。
金眼の設定あるし、クレイモアを金曜に持ってこようかな。

新機動戦記ガンダムW OPERATION2 矜恃 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年9月1日 角川書店

2016-12-31 07:27:17 | ガンダムW
ヒイロ達5人の邂逅も束の間、オペレーション・デイブレイクの成功で、OZは歴史の表舞台へと躍り出た。地球圏制圧の障害を排除すべく、レディ・アンのG殲滅作戦が襲いかかる。「降伏はする。・・・だが、Gは渡せん」「任務、了解」コロニーを盾に取られたヒイロは遂にWの自爆スイッチを起動させた!
彷徨う戦士たちの行く先に待つものは何か?人気TVシリーズ、驚愕展開の第2巻登場!
裏表紙より。
『驚愕展開』を全部書いちゃってるぞこれぇ!
・・・・・・と、思うじゃん?




第一章 封じられた拳

1 サンクキングダム解放


 攻略戦の最中、ゼクスが単身ルクセンブルクに乗り込んだのは個人的な復讐を果たすためだった。その事は誰にも告げていない。むろん、ノインにもだ。しかし、口には出さずともノインがその事情を知っているのはゼクスも察している。ピースクラフトの事についてもそうだ。直接言った事はないのだが、訓練校時代にいつの間にかノインが知っている事に気づいていた。恐らくは自力で調べ上げたのだろう。しかし、ノインはそれを誰に言う事もなかった。
『自力で』・・・・・・(;`・ω・)
恋人だとか嫁だとかそんなチャチなもんじゃあ


ゼクスは遂に対ガンダムの切り札、トールギスをゲット。
早速連合との戦いで実戦投入。
・・・・・・20年前の機体なんてポンコツじゃね
 ゼクスは自分の感じた事を表現する言葉を探しているように、ゆっくりと、考えながらしゃべる。
「乗り手の潔さ?」
「死んでも勝利せよという事だ」
【悲報】高性能すぎ(加速時にかかるGが異常)で操縦者が死ぬ


そんな頭の悪い機体は再封印しよう(提案)
「前に話したとおり、すべてのモビルスーツの原型となったトールギスの無謀な設計はガンダムが受け継いでいる。だから、私は乗りこなさなければならない。ガンダムを倒すためにな」
 マスクに隠されたゼクスの表情は見えない。しかし、声は強ばっていた。失った部下五人のためにも、ガンダムを倒さねばならない。そのためにはトールギスが必要だったのだ。
主人公の覚悟だね!
なおトールギスがその性能をフルに発揮した時の戦果は、
部下が命と引き換えに証明してみせました・・・・・・(´-ω-)



ガンダムサンドロックのカトルは、
部下たちに他のガンダムと会ったことを話しました。
「パイロットの方はいかがでしたか?」
 カトルはパイロット四人を思い出して、もう一度うなずく。
「全員僕と同じくらいの年だよ。みんな過激で危険だけど、いい人たちなんだ」
『過激で危険』な『いい人』なんていないってわかれ!



トロワと五飛さんの無口コンビはどうなったかな?
 あの時、俺は確実に死んでいた。今、ここにいる俺は死人なのだ。死人に戦う事などできない。哪吒がそれを許す訳はない。
まーけーたーまーけーたー
その事実を冷静に受け止めているトロワはともかく、
その事実に完全に飲まれている五飛さんはここでリタイアか?



そしてヒイロとデュオは、とある学園で学生生活。
目的は近くにあるOZの基地の破壊。
 その夜、OZの海上基地が二機のガンダムに襲撃された時、リリーナは宿泊しているホテルの部屋にいた。
「男の子を追いかけてこんな所まで来てしまった。お父様、驚いて? でも、私、どうしてもヒイロに会いたかったの。この気持ち・・・・・・お父様、おわかりになる?」
きっと、お父様は頭を抱えてると思う。




2 ガンダム抹殺


 レディ・アンは内心の憤りを飲み込んだ。
 今度の作戦が成功すればゼクスなど私とは比較にならぬ。トレーズ様も目をお覚ましになるだろう。
『ガンダム抹殺』作戦、始動。
新型MSトーラスの輸送計画に釣られたガンダムを撃破せよ!
陸路と空路という2つのルートの情報をあえて流すことで
ガンダムを分散させる完璧な作戦である!


「では、あまり参考にはならんが、ここでガンダムのデータを一応知らせておこう」
 参考にはならないか・・・・・・。
 ゼクスは唇を硬く結んだ。
 五人の部下を失って得たデータ。
 ワーカーが死と引き替えに得たデータ。
 それがすべて無駄だというのか。レディ・アン特佐は兵士の心というものを理解していない。
現場軽視・・・・・・ダメな偉い人の典型じゃないですかやだー
そこはゼクスへの対抗心とは分けて考えないと。
ま、対抗心つーか嫉妬だからな・・・・・・


さて、我らがゼクスは今作戦どうするね?
「ゼクス特佐は01によって大きな痛手を受けている。トールギスという機体を得た今、その仇を討つステージを与えたいと思ったのだが」
 勝って当たり前。負ければ作戦すべてがゼクスのミスか。
 ノインの苦々しい思いである。レディ・アンがゼクスをうとましく感じているのは承知していたが、これほどあからさまにされるとは考えていなかった。
他の4機のガンダムは物量戦で各個撃破を狙うのに、
「ガンダム01(=ウイング)はゼクス1人で倒せ」だそうです。
嫉妬怖すぎ笑えない



陸路を04(サンドロック)とその仲間MS40機&02(デスサイズ)、
空路の方は03(ヘビーアームズ)が襲撃!
しかし、この展開は――
 三機ともわざとレディ・アンが設定した襲撃しやすいポイントに現れている。罠と知っていたにしてはあまりにも正直な出現に、レディ・アンはすでに勝利を確信していた。
 しょせん反乱軍などこの程度のものなのだ。
計 画 通 り


そして空路側に現れた01には、
予定通りゼクスのトールギスをぶつける!
「速い!」
 ヒイロは思わず声を上げていた。飛行形態で闘うのは不利だと判断し、頭上のレバーを引き戻す。モビルスーツ形態になるが早いが、ビームライフルを敵に向ける。
 だが、敵は何を思ったのか、右腕に持ったライフルを投げ捨てた。
えっ


「やめろ、ガンダム01! 我々にはビームライフルもキャノンも必要ないだろう」
ドーバーガン「解せぬ」
なんで持って来たし。基地に置いてこいや(´・ω・`)


ゼクスはトールギスでの戦闘に手応えを感じていましたが、
『ガンダム抹殺』作戦そのものは、
3機のガンダムによってOZのMS部隊が壊滅状態に。
そこでレディ・アンは用意していた切り札を・・・・・・!
「特佐は閣下の考えを理解していない!」
「理解していないのはゼクス、おまえだ!」
 レディ・アンは確信を持って言い切った。
 そうだ、強いOZを作るため、何をもってしても、どんな手段を使ってでも勝ち続けねばならないのだ。
上司を崇拝した上でその理想を勘違いしちゃう系女子。
まだ10代だからしかたないね。


ドクターJはOZに通信を送り『降伏を宣言』しました。
「よし、降伏を認める。直ちにガンダムは投降せよ」
 レディ・アンの言葉に、ドクターJはかすかに口元にニヤッと笑みを浮かべた。
「降伏はする。しかし、ガンダムは渡せん」
「繰り返す。ガンダムは渡せん!」
大事なことなので2回言った結果――


「任務――了解」
グッバイヒイロ永久にーーー!!!
新機動戦記ガンダムW~おしまい~





もうちっとだけ続くんじゃ。
3 彷徨する戦士


「やっちまったな、ヒイロは。死んだぜ、あいつ」
「コロニーに闘う意思はない。コロニーは犠牲にできない。あなたのお友達は完璧ですね」
ドクターJの降伏宣言後に離脱したカトルとデュオは、
砂漠にある反連合(反OZ)の地下基地で楽しく(?)お喋り。


 国の気持ちがひとつになっていない闘い――。
戦争なんて異常なこと、
『大義』が無けりゃどうにも無理ですお(´・ω・)


とにかく今は休んで・・・・・・とはいかないんだな。
基地の存在がOZにバレた\(^o^)/
カトルを慕うマグアナック隊は、
2機のガンダムを逃がすために行動開始。
「ごめんよ。世話になるだけで、何もできなくて。情けなくって頭に来るぜ!」
 全身で無念さをあらわにするデュオの肩にラシードはごつい手を掛けると、力づけるように言った。
「我々のモビルスーツの名であるマグアナックはタガログ語で『家族』という意味です。デュオさん、あなたも我々の家族なのです」
いい奴らすぎる(´;ω;`)ブワッ
しかも何気にリーオー、エアリーズあたりより高性能。
ACの中東諸国マジパネェっす!


「今度来る時は、コロニーと心をひとつにしてくる。必ず!」
 デュオはガンダムのコクピットから炎上する町を見て、心に誓った。
負けてる側に感情移入しやすいのは負け犬根性?
でも、それでいいのだ。



トーラスの件も結局スルーした五飛さんは、
まだトレーズ様に負けたことを引きずっていました。
そんな五飛さんは、
OZの影響で軍事国家になった国と闘う反乱軍と偶然接触。
 弱いくせに闘い、そして、死んでいった戦士たち。自分を守るために死んでいった戦士。自分の心を治そうと身を投げ出すサリィ。
 その姿が五飛を突き動かす。
 なぜ闘うのか。
 その理由の一端が見え始めた気がした。
今強いとか弱いとかはいい、戦うンだ



「死ぬほど痛いぞ」
※死にませんでした。
まー爆発で死なないのは魚雷で確認済みだしなー。

あれから1か月――ヒイロはトロワに匿われていました。
トロワはサーカス団の方には友人だと話した模様。
寝たきりの怪我人を置いとくなんて親切な人たちだなー。


次のサーカス公演はOZの基地でやるんだって!
全世界で話題沸騰中のOZでやるなら、なんかこう、
軍人さん向けに新しい目玉が欲しいですなぁ・・・・・・
お、トロワくんに何か素敵なアイデアがあるようですよ!
「よし、任せたぞ、トロワ」
 団長はこの新人に命運を託す事にした。
キャー団長サン決断力スゴーイ


公演は順調に進み、いよいよ『メインイベント』!
「さあ、それでは初のお目見え! 我がサーカス団のニュースター、トロワ・バートンの登場です!!」
 団長がアナウンスすると、スポットライトが真っ暗だったテントの中を駆け巡り、サーカステントの天井まで達する巨大な垂れ幕が一斉に落とされる。
 白と赤のモビルスーツが姿を現すと、会場にどよめきが走った。ヘビーアームズである。
『ニュースター』の「搭乗」ですお( ^ω^)


『メインイベント』終了後――
「それより次の公演は決まってるの?」
「あ? まだだな」
 途方に暮れたように団長は空を見上げた。破壊された機材やテントなどで蓄えをかなり使う事になるだろう。だというのに、次の公演は決まっていない。
しかも万が一OZの生き残りがいた場合、
サーカス団全員ガンダムの協力者と見なされる可能性も。
それでいてトロワを一切責めないのは、心の広さではなく
現状認識が追い付いていないものと思われる。



最後にリリーナの大冒険。
「みんな、あの子のファンでな」
 厳めしい顔をほころばせ、侯爵は周りの友人たちを見回した。
礼節を弁えつつ銃をぶっ放す。
キチッとすべき時とキチるべき時を
素早く切り替えるのがポイントじゃよ。



裏表紙の分で第一章が終わり。
そして第二章があるのだよ!

新機動戦記ガンダムW OPERATION 1 始動 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年7月1日 角川書店(2回目)

2016-12-29 08:11:21 | ガンダムW
じゃすわーびー→1回目



○ここまでのあらすじ
10代の女の子は難解なお年頃




第二章 巡らされる策謀

1 ドーリアン暗殺


「言葉より先に力という、その言動がすべてを象徴しているのがおわかりにならないのですか?」
 ドーリアンは冷静に諭しながら絶望的な思いに目の前が暗くなるのを感じていた。
 地球とコロニーの平和は遠いものだと・・・・・・。
連合基地を攻撃する謎のMSが、
宇宙でしか作れない『ガンダニウム製』という点が問題に。
元々地球連合はコロニーに対して疑心暗鬼なところがあったらしく、
ドーリアン外務次官の軍備縮小論なぞ誰も聞く耳持たず。

『ガンダニウム製』という情報は、OZ総帥トレーズが
軍縮よりむしろ軍拡という流れになると読んだ上で流したもの。
まさに策士。


ドーリアン外務次官は娘リリーナを連れて再びコロニーへ。
リリーナも連合では好戦派が大勢を占めることは理解しています。
 外壁を隔てて、外にあるのは真空の宇宙空間。ささいな事故や宇宙空間を漂う小さな石で外壁が破損する危険性といつも向き合っている。空気のコントロール、水の生産・・・・・・。地球上では自然がしてくれる事をすべて人間がやらなければならない。こんな所で戦いなどできる訳がない。
 地球ではほとんどの紛争が連合の圧倒的な力に抑えつけられてしまう今・・・・・・。戦争なんか誰が望んでいるのかしら?
銃を撃ってくれた方が嬉しい人たちもいましてうわだれだ


「これはあの方の・・・・・・」
 さっきすれ違ったレディ・アンの姿が脳裏をよぎる。
 思ったよりもそそっかしいのかもしれないわ、あの人。
護衛の名目でついてきたOZの二級特佐レディ・アン。
会議室の前にコンパクトを落としていくなんてうっかりさんだね!


心優しいリリーナは、コンパクトを届けてあげたよ!
「すみません! これ、お忘れになりませんでしたか?」
 振り向いたレディ・アンの冷たい顔が一瞬硬直したかと思うと、素早くリリーナからコンパクトを奪い取って二階の窓めがけて投げつけた。
ええーなにこの人メッチャ失礼やわーどんびk


 一瞬後、凄まじい爆発音と共に二階の壁が吹っ飛んだ。
「お父様!」
えっ


「OZに、気を、つけて・・・・・・」
「お父様?」
 ドーリアンは最後の息を弱く吐き出した。
平和のために尽力したドーリアン外務次官。
最期は「娘」のことを何よりも心配していました・・・・・・(´・ω・)
反連合のテロリストの仕業らしいですねユルセナイナ


リリーナはテロリスト扱いされている連中に助け出され、
ドクターJなる人物と歴史のお勉強であります。
 コロニー完成と同じ頃、地球上では国家間の紛争が続発し、対処しきれなくなった各国家は《地球圏統一連合》を成立させ、紛争解決に圧倒的な軍事力を持って当たるようになった。
 確かにこれで紛争は減少していったが、それまで軍備増強をし続けていた連合は組織の維持のために新たな敵を求めなければならなかった。それがコロニーであった。
地球対コロニーの構図が発生した原因。
用が済んだ組織は解体すればええがな、とはいかないんだなぁ。


そんな殺伐とした時代に救世主が!
『コロニー非武装論』をぶち上げたその人こそー
 その名をヒイロ・ユイと言う。
「ヒイロ・ユイ!?」
 思わずリリーナは声を上げた。ドクターJはうなずき、話を続ける。
「我々生活者にとって、その名はすでに伝説となっておる。奴のコードネームもそれにあやかってつけたものじゃ」
少なくとも「火消しの風」よりはよっぽどまともな由来。

『伝説となっておる』のは、志半ばで暗殺されてしまったから。
そして、それをやらかした連中こそOZ!
奴らは連合を乗っ取り地球圏を支配するつもりなのだ!(どーん)
OZの野望を打ち砕くべく、
ドクターJや今のヒイロ・ユイは戦っているのでしたとさ。




2 聖ガブリエル学園での戦い


「リリーナ・・・・・・いえ、リリーナ・ピースクラフト様、あなた様にお話せねばならない事があります。夫から少しは聞かれましたね?」
「お母様・・・・・・」
 母が突然見せた真剣な表情にリリーナは戸惑っていた。
「いえ、私はあなた様の母ではございません。少なくとも、この話を終えるまでは・・・・・・」
リリーナママン・・・・・・(´・ω・)
もろもろの事情で養子を大事にしている家庭もあれば、
もろもろの事情で実子で大事件を起こしている家庭もあるという。
人間て、ヘンな生き物だなー。


 ピースクラフト王家が代々治めてきたサンクキングダムは北欧の小国だった。フィヨルドの湾に面し、厳しい自然環境の中で平和で地道な発展を遂げる王国であり、欧州各国の王族とも関係の深い歴史と格式のある王家であった。
しかし、『最後の国王』が軍備増強待ったなしの連合を批判、
『非武装・非戦を中心とした完全平和主義』を世界に訴えた結果――


 そして、一三年前、連合の攻撃を受けてサンクキングダムは滅ぼされた。国王夫妻は戦火の中で亡くなり、代々元老として王家に仕えてきたドーリアン夫妻が生き残った二歳の王女を連れて脱出した。当時、四歳年上のミリアルドという王子がいたが、混乱の中、今に至るまで生死不明のままである。
 その王女がリリーナであるのだという。
『元老』って国の要人だよね?
「気にいらねー国は滅ぼそう」って連合が見逃したの・・・・・・?
今のドーリアンは偽名ってことか?
細かい事が以下略


「父」の葬儀を終えたリリーナは学園へ。
ヒイロ君は転校するそうですよ。
「また闘いに行くの? 次の任務はどこかしら?」
 ヒイロは弾かれたようにバッグから拳銃を取り出し、リリーナの眉間に突きつける。
出生の秘密に混乱するあまり自殺願望が・・・・・・!?


「せっかくの学園祭ですもの。あなたも楽しんでらして。せめてダンスが終わるまで」
 スカートの裾を持ち上げて、小さく会釈したのである。
「お相手、お願いできますか?」
 そう言って、リリーナはヒイロに向かってニッコリと微笑んだ。
OZのドーリアン外務次官暗殺は、
結果的に怪物を目覚めさせたらしいな


そんな楽しい(?)学園祭に、
例の爆発事件の真相を知るリリーナを始末すべくOZのMS部隊が!
「そう気負うな、レディ。たかが小娘の始末ではないか」
 自らに言い聞かせるように、レディ・アンはつぶやいていた」
レディ・アンも小娘なんだな、これが・・・・・・
だって19歳だよ?29のまちがいじゃ
なおヒイロがウイングガンダムであっさり返り討ちにした模様。


「美しい・・・・・・。この世界をこれ以上汚さぬ手があればよいのだがな・・・・・・」
 トレーズは窓辺に舞い降りてきた小鳥に語りかけるようにつぶやく。
 そこに立つのは軍事的秘密結社OZの総帥などではなく、自然を愛するひとりの若者の姿であった。
トレーズ様が24歳という衝撃。
社会人2~3年目とかねーから!ねーよ!年齢詐称乙!




3 オペレーション・デイブレイク


 ――OZの首脳がニューエドワーズ基地に集結する。
 その情報はすぐさまガンダムのパイロットたちにキャッチされた。
 これを叩けば任務はすべて完了だ。
ヒイロはまず輸送機を手に入れるため沖縄の連合基地を襲撃。
そこへデュオも便乗。
それぞれ単独で行動していても目的は一緒だからね。


「へっ、あいつ、俺の名前覚えてやがった」
 少し嬉しそうに言うと、デュオはタラップを駆け下りていったヒイロの代わりに、操縦席に駆け上がっていった。
はいはいよめよめ


ニューエドワーズ基地にはOZ総帥トレーズ様の他、
連合の首脳陣が集まっていました。
そこで『連合の最高司令官』ノベンタ元帥は連合の軍縮を宣言。
宇宙軍を総べるせプテム将軍は反対するも、
地球軍を総べるベンティ将軍をはじめ他の将軍たちは元帥に賛同。

これは地球とコロニーの平和な関係への一歩だねやったね
「元帥、この基地が攻撃を受けています!!」
そうよ、そのまさかよ!
ガンダム(くうきのよめないバカ)御一行のお通りよ!


今は避難するしかありませぬ。
念のため、ノベンタ元帥とベンティ将軍組、
セプテン将軍とトレーズ様組で別れて脱出しましょう。
『連合のトップ四人』が全員・・・・・・なんてことがあったら困るからね。ね。
「早まるな、若者よ!」
 モビルスーツの振りかざすビームサーベルに向かって、ノベンタ元帥の叫びが虚しく響く。
 そして、ビームサーベルの一振りがすべてを打ち砕いた。
ああっ


 ガンダムのコクピットでヒイロがつぶやく。
「任務――完了」
作ダンッ戦ダンッ
完ダンッ了ダンッ
この時は、そう思っていた。


ニューエドワーズ基地を火の海にした4機のガンダム。
どちらも2機でここに来たため、一緒に来た奴は顔見知りなものの、
初めて見る2機は敵とお互い一触即発。
あわやガンダム対ガンダムという事態を止めたのは――
「わかっているのか!? 貴様たちはまんまとOZの罠に乗せられたのだ!!」
 五飛はいらだたしげに叫びを上げる。
「連合の広報回線を開いてみろ。貴様たちは連合の平和論者を一掃してしまったんだ!」
なん・・・・・・だと・・・・・・?
そこに気づいていたとは流石五飛さんやで!


 トレーズの専用機の後方にある一室で放送を終えたセプテム将軍は力なく肩を落としていた。ついさっきだったのだ、ノベンタ元帥以下各国の将軍を乗せたシャトルが撃墜されたのを見たのは。軍縮には反対だったセプテムだが、元帥を偉大な指導者と仰いでいたのだからショックは当然だった。
意見は合わずとも、尊敬はしていたんじゃよ・・・・・・
そんなセプテム将軍でしたが、
飛行機から落っことされた上、落下中に銃で撃ち殺されました。
ガンダムシリーズの悲惨な死に方で上位確実だと思う。


やらかした重大なミスにヒイロは放心。
そんな時、ニューエドワーズ基地の自爆装置のタイマーが起動!
このままじゃガンダムも連合もこの場の全員オダブツ\(^o^)/
そこで以前入院したヒイロを診た軍医サリィがー
「身勝手なお願いだけど、聞いてちょうだい! 爆発を止めて、ヒイロ!!」
 ヒイロはペダルを踏み込み、操縦桿を前にスライドさせた。ガンダムが両腕を突っ張って巨体を起き上がらせる。
「任務了解」
『任務』を与えることで再起動させるとはなかなかの操縦技術
まぁ今度の任務は成功させたものの・・・・・・(´・ω・)



ニューエドワーズ基地での戦闘開始と同時に、
OZは世界中の連合基地を攻撃していました。
ドクターJが危惧していたことが始まったのです。
 OZによる連合に対するクーデター。
 信じられない状況に、オネゲル准将は基地の防備を強化する事で対処していた。
OZに不信感を持っていたため、連合本部内にOZのスペシャルズは無し。
本部を任されるだけあってオネゲル准将はなかなか優秀な


「確かにこの本部の警戒は完璧です。ですが、それを使う人物に隙があればいうれその城も落ちるでしょう」
もろもろを「使う」のは誰だって話ですお
ゼクスは仕事と「私事」を片付けました。



五飛さんは全てを仕組んだ黒幕・トレーズ様を発見!
サーベルを構える姿を見て、自らもガンダムを降り青龍刀で挑むも、
負け・・・・・・圧倒的負けっ・・・・・・!
でもトレーズ様は見逃しました。
ガンダムを降りた五飛さんのことを気にいったご様子。
「トレーズ様・・・・・・」
 戦う事を心底楽しんでいるように話すトレーズの横顔をレディ・アンは呆然とながめるしかできなかった。
この時点では五飛さんの方がトレーズ様を理解してるんだよね。
理解した上でぶっ殺しにかかる。
レディ・アンはトレーズ様を崇拝してるけど、まだ理解できてない。



 混迷する歴史はガンダムのパイロットたちを挫折に追い込み、さらなる試練を与えようとしていた。
盛大にやらかしたヒイロたち4人。
正々堂々挑んだ決闘に負けた五飛さん。
彼らは再び立ち上がることができるのでしょうか。



なんかスイスイ読める。
挿絵代わりにキャラ紹介や機体紹介が入るからかも。

新機動戦記ガンダムW OPERATION 1 始動 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年7月1日 角川書店

2016-12-28 06:33:12 | ガンダムW
AC195年、作戦名オペレーション・メテオ。<地球圏統一連合>の圧政に反目するコロニー居住者は擬装した5機の新兵器、ガンダムを地球に送り込んだ。しかしこの作戦は連合本部に察知されていた・・・・・・。ガンダムWのパイロット、ヒイロは大気圏突入の最中、OZ特尉ゼクスに撃墜される。そして連合高官の娘、リリーナと運命の出会いを迎える。人気TVシリーズ、完全ノベライズで登場!!
裏表紙より。
みんな大好き(確信)ガンダムWの小説版!!
(・ω⊂)(・ω⊂)(・ω⊂)



第一章 果てしなき闘いへの序曲

1 オペレーション・メテオ


「新兵器の輸送が目的だと思っていたが、乗っているのはそれを操縦する戦闘パイロットだったのだ。障害は排除しておくべきだ」
 兵器が連合に従わない勢力に渡るのは確かにまずいが、それ以上に熟練した戦士が渡るのは避けるべきだ。戦争をし、武器を使うのは人間なのだから。
この世で1番脆くて1番危険な兵器・人間。


連合の軍事組織OZのゼクス・マーキスは、
部下と共にMSで出撃し、コロニーからの刺客と思われる敵を攻撃。
しかし!!
 ゼクスはモニターで目にした光景に唸りを上げていた。リーオーの持つビームライフルではここまでの威力はない。せいぜいモビルスーツを貫通するくらいである。しかし、この新型モビルスーツのビームライフルは二機のリーオーをほとんど蒸発させてしまったのだ。
あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!
「ゼクスはMSリーオー、部下2人はMSエアリーズで出撃したのに、
敵の攻撃を受けて2機のリーオーが蒸発した」
な・・・何を言っているのかわか
こういうのに突っ込まずにいられないのはボクの悪い癖

結局、自身のリーオーを敵に組み付かせ諸共海へドボーン。
ゼクスの活躍で地球の平和は守られたかに見えたのですが――
 同じ頃、地球各地に隕石に擬装されたカプセルが落下していた。
 それぞれが全く違う形で、しかし、同じ目的のために動き始めていた。
戦いが、始まりました。


むかーしむかしのことじゃった(具体的には『十五年前』)
OZでは強力なモビルスーツを開発していました。
が、性能をトコトン追及した2つの機体は、1つは試作段階で放棄、
もう1つは科学者チームが出奔したため設計図すら残っていません。
 この二種のモビルスーツは宇宙でしか精製できない特殊なガンダニウム合金の使用を前提として設計されていたため、あるコードネームで呼ばれていた。
 その名をガンダムという。
名前の由来。
装甲が最大の特徴ということ。
初代ガンダムも「ライフルを受けつけません!」だったしね。
あ、これ『十五年前』って初代ガンダムとかけてるのか。


連合の外務次官の娘リリーナは、浜辺で倒れている少年を発見。
大変だー救急車を呼んであげなくちゃー
 パンッ!
 鋭い音が弾け、一条の煙と共に少年の上半身がのけぞる。
「不発か!」
気がついたと思ったら少年は自爆を試み、
それに失敗すると到着した救急車を奪い逃げ去る。


 リリーナはその様子を呆然とながめているだけしかできない。しかし、少年の中にある何かがリリーナの心を揺さぶった。
おとーさまが仕事が忙しいからって構ってあげないのがいけないのねん




2 ヒイロとリリーナ


 な、何なの、この人!?
学校で例の少年・ヒイロとまさかの再会
→お誕生日会の招待状を渡す
→その場で招待状を破かれる
→リリーナが涙を流すとそれをぬぐいとって一言『おまえを、殺す』
うん、『何なの』としか言いようがない。


 あのシャトルの形をした戦闘機にはヒイロが乗っていたんだわ。時間的にもつじつまが合う。多分、コロニーからやってきたのよ。だとしたら、ヒイロは星の王子様?
目撃した戦闘機とその日に出会ったヒイロを結びつける←わからなくもない
ヒイロをコロニーの人間と推測←わかる
『星の王子様?』←まったくわからない
まー10代の女の子だからね、わかるはずがないね。


しかし何であれ失礼な奴だよねー
 でも・・・・・・とリリーナは思う。
 どういう理由であっても、私をあんなに真剣な目で見た人はいなかった――。
まったくわからない。


そしてヒイロに興味を持ちすぎたリリーナは、
ヒイロに銃を向けられてしまうのでした。
リリーナ、あぶなーい
「こういう場合、どう見たっておまえの方が悪者だろ? 怪我はないかい、お嬢さん?」
 この場にふさわしくない明るい調子である。かわいい女の子を助けた英雄を気取っている訳ではなく、これが地なのだろう。
通りすがりのデュオ・マックスウェル、イケメン!


いやーリリーナ助かってよかったねー
「もうやめて! この人に何の恨みがあるんです!?」
 デュオは烈火のごとく怒りを叩きつけてきた少女をあ然として見つめるしかなかった。
まったくわからない。



色々あって、ヒイロは連合軍の病院に入院(拘束)。
幸い(?)デュオの手助けで脱出。
「死にたい気持ちはわかるが、あの高さから落ちて死ねないんじゃ、もう少しマシな死に方考えた方がいいぜ」
宇宙服に仕込んだ爆薬→失敗
銃で撃たれたあと魚雷で特攻→失敗
飛び降り→失敗
ふーむ・・・・・・毒が必要かな?




3 トールギス


 海中探査では新たなガンダムの姿を見た以外に収穫はなく、それどころかまたも優秀な部下を三人も失ってしまったゼクスにとって、今度の任務は失敗が許されない。これで部下五人、モビルスーツは自機を含めて六機を失ってしまったのだ。何よりも自分自身にとって許せる事ではなかった。
今のところ連合側(OZ側)がやられ放題なのよね。
ゼクスは生き延びてるだけマシな方。


そんなゼクスがー
 ゼクスはトールギスという名のモビルスーツを改めてみた。
 では、これがガンダムの原型なのだな。
 必要以上の性能と大きさを持ったがゆえに試作段階で放棄されたモビルスーツの原型機。そして、幻のガンダム初号機を設計した科学者グループが造った最初の機体。
に出会ったー


ぎゃーガンダムが連合の基地に攻撃を仕掛けてきたぞー
「敵の戦闘データ収集をお願いします。後の兵士たちのために!」
 その言葉に司令はついに頭を下げた。若輩者の《スペシャルズ》の方が大局を見ていると思い知らされたのである。
大局を見ることができるOZの戦士ワーカー。
ガンダムに対抗するためトールギスの準備を進めたのも彼です。


  白いモビルスーツがワーカーに向かって突っ込んできた。背中から二本の三日月刀を抜き放ち、エアリーズに切りつける。
 ワーカーもチェーンガンで応戦するが、相手の動きにエアリーズの反応がついていかない。
「この武器の威力もこの目で見てみたかったな・・・・・・」
ワーカー・・・・・・(`;ω;)ゞ



4 ゼクスとノイン


 一年と二二日ぶりか――。
 指折り数えなくとも別れていた年月は頭に浮かんでくる。
 宇宙が好きなだけ、か・・・・・・。もちろんそれだけではない。私がOZにいるのはもっと大きな理由がある。しかし、それをゼクスに言うつもりはない。言えば、あの人は重荷に感じるだろう。それにあの人には大きな目的がある。
登場3ページ目にしてノインの嫁力が突き抜け過ぎ。
だのに、あのバロンさまはまったく!まったくなー!


そんなガンダム界嫁力ランキング上位確実のノインを――
「くっ、くそう! くそーっ!!」
 残されたエアリーズのコクピットには、拳をコンソールパネルに叩きつけ、絶叫するノインの姿があった。
ここまで精神的に追い込んだ五飛さんは最強だと思いました。


ヒイロとデュオの交流(?)があったり、
同じくガンダムのパイロット、トロワとカトルの交流があったり、
五飛さんがハイエナの群れと戯れたりした後、
第一章の締めはやっぱり彼女です。
 もし、本当に殺すつもりなのならそれでも構わない。少なくともそうすればもう一度会える。
 真剣にそう思っていた。
 だから、リリーナは口に両手を当てて思いっきり叫んだ。
「ヒイローッ! 早く私を殺しにいらっしゃーい!!」
本当にわからない。


10代の女の子がいかに難解かよくわかるガンダムW。
わからないことが、わかるよ?