モズの眼

動かなくなった「心とからだ」の復活の記録

秋宮リンク

2012-01-31 | 自然その他

夕方テレビのニュースを見ていると天然のスケートリンクが紹介されていました。

下諏訪の秋宮リンクというそうです。

なんでも日本スケート発祥の地の一つと。

その解説を聞く前に、画面をみてはっと感じるものがありました。

どうも以前みたことがあるのです。何時だったか・・・・

思い出しました。

それは以前ブログに書いたことがある金山平三の「下諏訪のリンク」の空気感と非常に似ているのです。

空気感というと漠然としていますが、日射し、影のでき方、空気の色などなど独特のものだと思うのです。

写真をやる方なら分かると思うのですが・・・・・

金山画伯が描いたのはきっとこのリンクだと一人合点しているのでした。

何時か訪れてみたいです。

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名作探訪 春琴抄

2012-01-31 | 読書、芸術

谷崎潤一郎「春琴抄」を読みました。

本当に遅まきながらですが、読んでいない名作を読むのが今年のテーマなんです。

題名から若い頃の作品と誤解していましたが、47歳の作品です。

有名作品ですから、粗筋は知っていました。

ほとんどの粗筋の紹介は、佐助の春琴に対する純愛という感じで強調されていました。

教科書に取り上げられるような側面ですね。

それを陽とすると読んでみた印象は陰翳、より婉曲なエロティシズムがテーマなのだとわかりました。

自分も歳をとって立派なエロおやじになったから理解できたのでしょう(笑)

視覚の閉ざされた世界で繰り広げられる佐助と春琴の被虐、加虐の愛。

具体的な性愛として書かれていないことが、かえって読者の想像力を喚起せずにはおきません。

新潮文庫286円(税別)です。

この価格で楽しめるのですから嬉しいです。

 

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