最近母の様子がおかしかった。
良く転ぶという。
母は兄夫婦と暮らしているのだが、私の所に毎日電話がかかってくる。
その度に、足腰が弱った、転んだ、頭を打ったなどの訴えがあった。
大げさな、と思っていた。
ところが母が歩いているのを見ると以前の様子と全く違っているではないか!
不安定さや極端に歩行速度が遅いこと、石段に至っては這って登るありさまだった。
やっ、これは!と早速近所の医院でMRIをとってもらった。
すると案の定、慢性硬膜下血腫とのこと。
右に血腫があり脳を圧迫している。そのため左半身に軽度の麻痺が出現したのだ。
何回も同じ話をするなど認知症状もある。
医院で紹介され、前橋市内の大病院を受診。
即日手術となった。
頭に穴を開け、血腫を吸いだすのだ。
午前に医院にいって、夕方にはもう手術。
あまりのスピードにあたふたしたが、もっと驚いたことに、翌日には退院できた!
凄すぎる!
そして今、母は以前の母に戻った。
話は相変わらずくどいが、歩くスピードも上がり、安定した。腰も少し伸びたかな?
表情も明るくなり、悲観的な発言がなくなった。
一安心だ。
普段は悪い息子だが、今回はまとめて親孝行ができたかな?