ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

仮面ライダーオーズ/OOO 「第21話 バッタと親子と正義の味方」

2011-02-06 14:58:43 | 仮面ライダーシリーズ
空き缶をポイ捨てした男に注意した少年が男に絡まれている所を後藤が助ける。私も小学校2年位のときに車の窓から空き缶だったか紙コップだったかを投げ捨てて親父にえらく怒られて降りて拾わされました。そこに少年の親父が現れる。少年は映司達にお父さんは悪い奴を絶対許さないすごいお父さんだと言う。知世子が親父に気付く。親父は知世子の大学の後輩・神林だ。

神林はセガレ・隆に二度とあんなことをしてはだめだと言う。そして隆は神林にいつ帰ってくるのかと聞く。神林は司法試験の浪人中で、合格するまで家に帰らないと決めていた。神林が世の中は悪い奴でいっぱいだ、とつぶやくとそこにウヴァが現れ、神林にヤミーを寄生させられる。

女性がひったくりにカバンを奪われ、神林が食い止めるも逃げられてしまう。そこに仮面ライダーシンバッタヤミーが現れ、ひったくりをとっちめる。

アンクはヤミーの気配を察知。映司と共に向かう。映司はオーズに変身してバッタヤミーに挑むもクズヤミーに阻止されるも、ウナギメダルを使いクズヤミーを蹴散らす。バッタヤミーは女性にカバンを返してその場を去った。

神林は知世子に手当てされ、相変わらず正義感が強いと言われる。神林は司法試験に受かったとごまかし、バイトがあるからとクスクシエを出る。知世子と比奈は不思議がる。

映司はバッタヤミーが人を助けたことに疑問を持ち、アンクに人を助けたいという気持ちや正義を守りたいという気持ちも欲望と言えないかと聞く。アンクはそんなことを考える奴がいるわけがないと言うが、正義感なら考えられると言う。

街中で迷惑行為をする者達にバッタヤミーが制裁を加え続け、神林にお前の欲望を満たすと言う。神林は力を手に入れたと気が大きくなっていた。

映司はオーズに変身、ヤミーに立ち向かう。オーズはヤミーの動きに翻弄され、クジャクのコアメダルを使うもヤミーに逃げられてしまう。

ヤミーの前に伊達が現れ、バースに変身しヤミーに挑む。そこにウヴァが現れ、バースは劣勢に。そこにオーズが駆けつけバースを援護。

ヤミーに必殺技を放とうとするオーズの前に神林が。神林は
「こいつはやらせない。やっと正義の力を手に入れたんだ。オレはコイツの力を借りる。コイツの力を使ってこの腐った世の中を良くしたいんだ。」
と言う。それを聞いた隆もお父さん頑張れ!と神林と共にオーズの前に立った・・・。


ウヴァは神林の欲に目を付けましたが、神林の欲は腐りきった世の中を良くしたいというもので、普通なら怪人というのは悪事を働くものですが、逆に良いことをするというのも欲に忠実なのでしょうね。しかし、怪人同然の者が良いことをしたとしても、普通はカバンを取り戻してもらった女性のようなリアクションしますね。

いくら口で正義と言っても、暴走させてしまってはやっていることは悪い奴と変わらないという皮肉も感じました。

バッタヤミーは仮面ライダーの生物的なものでしたが、その皮肉的なものの具現化として的を得ていると思います。