キンポウゲ科のシュウメイギクです。
中国原産の多年草、古い時代に日本へ入ってきて栽培される花です。公園やお庭で見られます。
「秋明菊」と書きます、「加賀菊」、「貴船菊」などともよばれますが菊の仲間ではありません。
地下茎で繁殖するので群生します。高さは30センチから1メートルほどにのびます。
細い茎が立ち上がり、途中にある数か所の節に葉がつき、節から枝分かれして花枝がのびます。
節につく葉は輪生、卵型から3出複葉など変化があります。
葉の縁は鋸歯があり、3枚から5枚に分かれるものもあります。
節から分かれた長い花柄の先に白色から紅色、紅紫色など変化のある花がさきます。
花弁はなく、花弁に見えるのは萼の変化したもので5枚から10枚前後に八重まであります、写真は八重さきです。
中心に雌しべ多数が集まり、その周りに黄色の葯を持った雄しべ多数が囲みます。
種子のできる花と、できない花があるそうです。