なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
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ホトトギス

2022年10月22日 18時06分17秒 | 野草

ユリ科のホトトギスです。

 本州から四国、九州に分布する多年草、林の縁や少し湿った草地などで見られます。

 茎は30センチから60センチ、上方向にのびますが、花が咲くと重みで横にのびてしまいます。

 葉は互生、葉柄は茎を巻く細長い卵型、先がとがり、全体に細かい毛があります。

 葉の付け根から花柄をのばして1から3個の花がさきます。

 花は白色で、うすい紅紫から濃い紫色の斑点がはいります。

 花弁は6枚開きます、中心には雌しべを雄しべが囲んだ筒が立ちます。

 おしべは筒の先で6本に分かれて開きます、雄しべの先には球形の花粉の入った葯があるのでわかります。

 筒の中央から雌しべがのびます、横3方向に分かれ、さらに先端が2枚に分かれます。

 模様が同じで分かりにくいですが、上から雌しべ、雄しべ、花弁の順です。

 上から見ると3本に分かれる雌しべがわかります。右い上の白いのはつぼみです。

 葉の付け根から数個づつの花がさきます、緑色に見えるのは花が終わった後の子房で三角形の断面です、3本に分かれた柱頭がまだ残っています。

 野鳥の「ホトトギス」の胸毛についている斑点と、この花の斑点がにているので「ホトトギス」の名前がついたそうです。

 花は、葉の付け根から1から3個さきます。

 長い花枝がのびて枝分かれして同じような花のさくのは「タイワンホトトギス」です。



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