最近は、ほとんどのものがビニールで包装されています。
強力なフイルム包装には刃物が必要になりますが、包丁は食品以外に使いたくないので、ナイフの出番になります。
昔の台所では「果物ナイフ」だったのですが、今はカッターナイフがあります。
よく切れるし、刃だけを安価に変えることもできます、封筒を開けたり、小荷物を開けたり、いろいろ使えます。
切れなくなると折りますが、折らずに刃を研いでみませんか?
カッターの刃は、折れにくくするために刃物鋼の中では材質が柔らいため、研ぎやすいです。
ただし、S型の小さいのは持ちにくいです、L型の大き目のを買いましょう。
L型であればゴミ出しの時、段ボールも切れます。
砥石は800から1000番くらいの中仕上げを使います、そのあと仕上げを持っている方は使ってください。
ケースから刃を取出し、刃先を向こう側にして刃を横に置きます。
左手で刃の左から3分の1くらいを持ち、右手で右側から3分の1くらいを持ちます。
砥石の短い辺を手前に置き、刃をべた置きします。
手前側だけゆっくり持ち上げてゆくと鎬線を感じます、もう少し上げると刃先を感じます。
何回か上げ下げして鎬線と刃先が感じられたら、鎬と刃先の間で角度を固定して左右に振れば研げます。
何回かやったら、ひっくり返して反対側も同じ回数研ぎます。両刃ですから。
鎬線がきれいに出ていれば合格です。うまく研げれば、新品より切れるようになります。
刃は機械で二段に研いでありますので手研ぎでは多少丸くなります、切れないハマグリ刃ではありません、ご安心ください。
カッターの刃厚は0.5ミリ、刃先から鎬線まで1.5ミリあります。
厚さを半分にして直角三角形で考えます、0.25÷1.25=0.2です。
Sin0.2 角度表記では12度、厚さを元に戻すと24度になります。
両刃の三徳包丁でこの角度を出すのは難しいですが、カッターなら簡単です。
原理は同じですので、カッターで練習して包丁も研げるようになってください。
包丁の持ち方は研究してみてください。