ミズアオイ科のホテイアオイです。
南アメリカ大陸原産の水草、明治時代に花の観賞用として持ち込まれたそうです。
関東地方以南で見られますが、これより北では冬の寒さに耐えられず枯れてしまいます。
株から葉柄がのびほぼ円形の葉が広がります、葉柄に特徴があり中心が丸くふくらみます。
葉柄のふくらみによって浮力を得て、株が浮き葉が上にのびます。
葉の間から花茎がのび、総状花序に多数の花がさきます。高さは20センチから30センチ。
うすい紅紫色の花弁は6枚、上側についた花弁1枚には中央に黄色、その周りに青紫色の模様が囲みます。
雄しべ3本が前方にのび、雌しべの柱頭が立ち上がります。
葉柄がふくらんでいるところが「布袋」様のお腹に似て、葉がアオイの葉ににているところから「ホテイアオイ」とよばれるそうです。