↑昨年(2018年)11月、寒さに向かいながらも
暖かい書斎で葉を成長させていたニンジンや大根たちです。
冬休み、日本に一時帰国する前には一生懸命食べて、
最も葉を茂らせたニンジン2本だけ
水を張った桶に入れて去りました。
↓2019年1月14日撮影
40日後の2月24日に菏澤の宿舎に戻ったとき、
2本のうち1本だけ枯れずにいました。
ひょろひょろになって。
南極犬にちなんでタロと名付けました。
さて、タロはその後どうなったかと言いますと、
矢印のようにひょろひょろのまま、伸びています。
何と、最近花の蕾のようなものまで出てきました。
↓全体像はこんな感じです。若いニンジンの葉に比べて色も薄いのです。
↓根の部分を見て触り、驚きました。
真ん中の空洞は腐ったので除去したのですが、
そのまま全体が腐食していくだろうという予想に反して、
写真のような有様です。
腐食しそうな部分もほんの少しありますが、
(毎日手で触り、腐りかけになると私が指でほじって取り除きます)
他の部分はカチカチに固くなってきました。
白い粒粒もかなり固く、触るとごつごつします。
白い根は外側のオレンジの部分から出ています。
私はこのニンジンの根っこのところを見ると目頭が熱くなります。
誰でもいつまで命が続くか分かりません。
必ず終わりは来ます。
しかし、その日までは生きる努力を続けないとなあ、と思えるのです。
コメントへのお返事が一週間後になり、その間にニンジンのタロの蕾に白っぽいものが見えてきました。毎日、ほんの少しの水だけで生きていて、その上、花まで咲かせようとしている姿には神々しさまで感じます。今頃から土に戻しても環境が激変して良くないのでは・・・とか逡巡しているうちに、日が過ぎていきます。どうしたものか。他のニンジンで実験してみようかと思います。明日から5連休ですから。
生きようとするこの姿に感動しますね。このまま土に埋めてやったらもっと育つかもしれませんね
そんな命を毎日頂いて、生かされているということを改めて心に強く刻みます。
カワラナデシコもニンジンも、命あるものは生きることに専念するのが当たり前だという基本姿勢を見せてくれていますね。命は、本当にすごいですね。