試験が始まったとたんに雪が降りました。
山東省の中では温暖な地域の菏澤で積もる雪は2年ぶりです。
北海道育ちの私には雪なんか迷惑以外の何ものでもありませんが、
学生たちはツルツル滑りながらも、いつもと違う風景が嬉しそうです。
道路の除雪はもっぱら人間のちからで。
職員さんかボランティアか、ちょっと分かりません。
箒で除雪するスタッフにカメラを向けていたら、
「せんせー!」と日本語で声が。日本語学部一年生の2人でした!
3年生の試験風景。
閻さんが教室に向かう途中、
雪でぬれた大理石で滑って転んで遅れてきました。
中国の大学は、なぜどこでも大理石を使うのでしょう?
危なくてたまりませんよ。
この3年クラスは1年生のスタート時は13人でしたが、
2年生になるとき2名が他学部に移動し、1名他学部から転入してきました。
さらに現在、一人が青島大学に一年間交流生として行っているので全部で11名です。
この日は一人、緊急の用事で家に帰ったので10人しかいません。
日本から持参したDVD「犬と猫と人間と」(飯田基晴監督)を試験で使いました。
この教室はコンピューター・ラボなのに
教師用コンピューターは古式ゆかしく、ややこしいものは拒絶するので、
しかたなく自分のノートパソコンを繋いで使っています。
設備は見た目整っているのですが、全然きめ細やかじゃありません。
ちゃんとコンピューター専門の先生がいるのですが、
最新にヴァージョンアップしたりは絶対しません。
(いちいち学生なんかのためにやってられっかよ)と思っているのではないかと、
ある学生(名前は伏せます(笑))が推察しています。
雪が珍しい地方では、雪降りに傘をさしますね。
同じ山東省でも煙台ではありえないそうです。
つまり、しょっちゅう降るんですね。
北海道でも昔は誰も傘なんかさしていませんでしたが、
今はどうですかね。
帰り道、男の子とお母さんが雪だるまを作っていました。
そちらの雪だるまには眉があるのですね。おもしろ~い。
子どもの頃の旧満州の雪は、サラサラでしたから、雪だるまを作った思い出はありません。「粉雪サラサラ・・・」という歌を歌ったものでした。馬車をを引いている馬の鼻や口にもツララがついていましたっけ。
校庭にスケートリンクがあって滑りに行きました。
今年は凄い寒気団が来ているとかで、アメリカやヨーロッパでも凍死する人がいるとか。日本も来週末あたりから寒くなるそうです。
高齢者には辛い冬になりそうです。