三年生劉樹慧さんの五文エッセイから。
「『おトメさん』というテレビドラマを見ました。
日本人はブツブツと独り言を言うのが好きですか。
日本のテレビドラマは中国で大ヒットしています。
日本人は中国のテレビドラマを見ますか。
先生が好きな中国のテレビドラマは何ですか。」
*誰か、『おトメさん』をご存知の方はいらっしゃいますか?
私は日本でもテレビには布カバーをかけているくらいテレビ離れしているので、
中国であろうと日本であろうと、テレビドラマちゅうものは見ません。
日本では中国のドラマを放映しているのでしょうか。
アメリカとかのは映すのに、中国やアジア諸国のはあまりないのでは。
「はっはっは!
面白いニュースを見ました。
ハロウィンなので、ある男の子が『千と千尋の神隠し』の「顔なし」の装いをして
幼稚園に行きました。
幼稚園のクラスメートはびっくりして泣き出しました。
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今日は夜、一年生の教室で勉強しました。
一年生の皆からキャンディをたくさんもらいました。」
*大学入学以来二年間、自分たちの教室があてがわれていたのに、
三年生になって自分たちが自習できる教室がなくなり、
「流浪の民」化した三年のうち何人かは
後輩の一年生の教室で夜自習をしています。
自分たちだけの自習室がないので音読できず、本当に困ったものです。
どこか空いていないのかなあ?
「小さい時、美しいドレスを着たことがあります。
トイレに行った後、ドレスのへりがパンツに入ってしまいました。
自分はわからないままで、遠くまで行きました。
心の温かいおばさんはどこにでもいるものです。
知らないおばさんが私の様子を見て、ドレスを整えてくれました。」
*なんですかね、この劉樹慧さんの短いエッセイは、
読んで緊張がほぐれますよね。と言うか、脱力……。
学生のエッセイ、楽しくて笑顔になりましたよ。
中国の学生たちは実によく日本のアニメやドラマを見ています。画面やストーリー、登場人物の仕草や行動から、日本らしさ、日本社会、日本の自然、人々の心をジッと見ています。(知日派はこういうところから育つんだなあ)と頷くことしきりです。
日本でも中国のトレンディドラマなどを放映したら、どれほど中国を身近に感じることができるだろう、そうしてほしいなと願っています。