毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「劉思婷日本滞在記ー付録」 2013年10月24日(木) No.781

2013-10-24 18:56:42 | 中日(日中)関係
「劉思婷日本滞在記」はもう最終回だと言って後、
もう一度よく見たら、最後のまとめがあったじゃないですか。てへへ(/ω\*)

これが正式な最後の文です。

――――――――――
[中国に戻ってきて]

先日、バイトとして、通訳の仕事をやった。
関西広域連合さんが広州で関西の観光サイトを紹介し、
関西の旅行事業を発展させるというプロモーションであった。
日本人の方にいろいろ中日旅行の現状について聞かれ、
中国旅行会社の方の説明を通訳したのである。
しかし、会議後、ある方に切ない口調で、
「どうすれば、交流を順調に進めることができるか」
と聞かれた時、一瞬悲しくなった。
日本人でも中国人でも真面目に両国の友好関係を発展させ、
保とうとする人たちが多くいるのに、少数の反対の声で今の状態になっている。
よく自分に
「私は誰だ?この世に生まれたのは何のためだ?
今のままでいいのか?今できることはないのか」
と聞く。
特に日本語を勉強し、日本を研究している私が、
「日本」をただの研究対象にしたら、研究の意義がなくなると思う。
だから、できるだけ身の回りのことからやっていきたい。
近い将来、教師として日本語を教え、
日本の文化、日本人、また中日友好の可能性に繋がることも学生たちに教えたい。
また、現在、私はアルバイトとして、
広州に住んでいる日本人の女性たちに中国語を教えているが、
さらに深く接して、彼女たちの中国での経験を聞きたい。
何年も中国に住んでいて、よい事にも、悪いことにもめぐり合っただろう。
それを一つ一つ聴いて、中日文化や生活習慣の違いから出た誤解を解きたい。
小さいことだが、やればやるほど自信が出てきた。
孔子様曰く、
「师者,传道授业解惑也!」
(「師という者は、道を伝え、業を授け、惑いを解くものである。」)
私も惑いを解く先生になってやってみたいものだ。

[最後に:お世話になった皆さんへ]
13日間の日本滞在は本当に楽しかったです。
皆さんのおかげさまで、毎日充実して過ごしました。
優しくしてくださって、ありがとうございました。
私もチャンスを作り、もう一度日本に行きたいです。
また皆さんにお会いしたいです。
大学院に入ってから、古書ばかり読んでいるので、
日本語力がどんどん落ちました。
話すのも、書くのも、ミスだらけです。
皆さんは私の下手な日本語がおわかりになるでしょうか。
ダラダラ何ページも書きましたが、書けなかったこともまだまだ多くあります。
でもそれらは全部記憶の中に残っていて、私の宝物になっています。
最後に、もし皆さんの将来の青写真の中に、中国に来る予定があるなら、
ぜひ私のところに遊びに来てください。
今度は私が主人役を務め、案内いたします。
私の故郷はお勧めですよ。
観光地ではありませんが静かなところで、
本当の中国南方農村の風情が味わえます。
私の家と叔父さんの家は全部空いているので、
何時でも、何人でも泊まれますよ。
母の手料理も最高です(コマーシャルみたい )。
とにかく、きっと遊びに来てくださいね。
  (劉思婷)
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