今日、ネットの昼のTVニュースで
「あ、ただいま○○死刑囚の死刑が執行されました」
と聞いて、(げげ、いつから日本は死刑執行を生中継するようになったんだ!)
と仰天しました。
死刑がお茶の間ショーになっているじゃないですか。
さらに、胸がムカついたのは、
7人という法外に大勢の同日処刑を決断した上川法務相は
昨夜、どんな心境だったのかと思いきや、
自民党の懇親パーティーでめちゃ楽しそうじゃないですか。
しかも昨晩から西日本を中心に大雨が降り続いて
どんな災害が起こるか分からない状態だったのにも関わらず。
下(↓)は中心でポーズを取る上川法務大臣。隣はアベ首相。
片山さつき、小渕優子、水田(杉田)水脈など自民党のとんでもない女性議員の顔も見え、
顔を赤くして呑んでいる男性議員達を見るにつけても、
この人ら、国民のこと、命のことを自分の身になって考えているとは到底思えません。
岸田さんもかい!
これ、もう一度言いますが、
西日本は大雨の最中、7人もの死刑執行前夜の有様です。
ひょっとして「前夜祭」?
死刑執行後、上川法務相が心のこもらない記者会見をしていました。
アシスタント(官僚?)が横で囁くのを鸚鵡返しに棒読みするか、
「答えは差し控えさせていただく」ばかり。
質問する記者たちも、なんか他人事としか思っていない感じ……。
グダグダの記者会見です。
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オウム事件の松本死刑囚らに死刑執行 上川法相が会見(2018年7月6日)
死刑って、やはり人殺しですから、廃止するべきだと思っています。
恐ろしいのは「上川さん、よくやった!」とネットで煽るコメントが(どうせネトウヨですけど)たくさんあったことと、麻原彰晃の三女のツイッターに脅迫まがいのコメント、例えば「麻原の子どもだというだけで、お前も死刑だ!」とか理不尽極まりない内容のものが数多く書き込まれたということです。あまりにも情けない!!
明治の「大逆事件」後(酷いでっちあげによる殺人刑)、死刑にされた人々の家族は人々の目に触れないよう身元を隠し、ひっそりと社会の片隅で身を縮めて生きていかなければならなかったそうです。
日本人の中に明らかに明治時代と同質のものしか持たない人々が存在していますね。
目から血の涙が噴出しそうです。
しっかりと監視する必要がある一方で、姿を目にし声を耳にするだけで精神衛生上最悪であるのが、困りものです。
死刑執行前に酒盛りをして平気でいられるのは、あらゆる意味で「畏れ」の感覚が徹底的に欠如しているからに他なりません。
まあ、人間として最低の部類に入るヤカラです。
ブルーはーとさんがお嫌いらしい佐藤栄作の――死刑執行でなくて焼身自殺ですが――由比忠之進氏死亡時の行動は、ずっとまともでした。
どこにも出かけずに、自宅で静かな夜を過ごしています。
別に佐藤栄作がとりたてて人格高潔だということではなくて、そういうのが当たり前である時代が日本にもあったということを、なんとなく思い出したので書きました。
所謂三面に載った新聞記事を縮刷版で読んだのを思い出したのです。
ちなみに、彼はアベの叔父ではなく、大叔父に当たります。洋子や晋太郎の兄弟ではなく、祖父の弟ですから。
さらについでながら、こんな記事をご参照くだされば幸いです。それでは、また。
安倍政権には拉致問題を解決できない
http://www.asyura2.com/18/senkyo247/msg/395.html