毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「南昌の冷たい風に楠木が震えて・・・{{(>_<)}}」 2012年12月18日(火)No.538

2012-12-18 21:20:04 | 中国事情
刺すような風が吹く寒い一日だった。
最高気温7℃/最低気温2℃
明日の朝は0℃まで下がるらしい。
いよいよ本格的な南昌の冬が到来した。

麦盧キャンパスの風に震える街路樹はクスノキがほとんどだが、
冬を迎える時期にいつも幹の根元から1mほど上まで、グルリと白いペンキみたいなものを塗布する。
新平老師からそれが防虫のための石灰であると教わったが、
見慣れるまで1年かかった。
初めて見たときは(みっともなくて、木がかわいそう~)てな気持ちがしたものだ。
それから2年を経た今、私の中で白ペンキは季節の風物詩となりつつある。
異文化理解のポイントは「慣れる」ことだな。

自分の住み慣れたところの習慣やマナーが、
全世界共通であるはずがないし、
あるべきだと考えるのは自文化中心主義、つまり、井戸の中の蛙。

外の世界に出て暮らすと、そんなことが頭じゃなくて肌で自然に分かる。
日本の若者も中国の若者も、一度は自国を出て他の社会で暮らすといいのにな。
飛行機でひとっ飛び、国際交流、異文化交流はとても簡単にできるようになっているんだから。

政府が尖閣/釣魚島で角を付き合わせていようが、そんなことは無視だ、無視。
草の根交流は決して絶やしてはいけない。
中国の民も日本の民も、
戦争反対・平和が一番大切だと(ほぼ)みんな思っている。
その事実を両国民が肌で感じる交流が必要だ。
今夏、我が大学の学生黃くんを日本に招いたのもその小さな試みだったが、
あと、どんなことができるだろう。
みんな~、智慧を貸してくれ~!!
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