毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「マスクで逮捕・緊急状況条例、他岸の火事ではない」No.2442

2019-10-07 02:05:01 | 民主主義について

2019年9月6日、マスクをつけて平和的にデモをしている

若者から中高年に及ぶ広汎な香港人たちに向けて

香港警察は催涙弾を撃ち放ち、多数を拘束したとのことです。

「マスクで顔を隠すことを禁ずる」と緊急状況条例で決めたので

このデモは規則に反しているのですと。

だから催涙弾もO.K.だし、拘束・逮捕も合法なんですと。

逮捕された人は、最大禁固一年から罰金34万円科せられるそうな。

今、香港行政府は民主主義に縄をかけ、

民主主義を罰しています。

香港のリーダーのバックには、もちろん北京政府がいるのです。

しかし、

「あの国はとんでもない国だね、やっぱり」と言うなら、

同じ視点で私たちの国をも同時に見ないと公平ではないでしょう。

日本でも自民党が「憲法改正」四項目案のなかに

緊急事態条項を掲げていますね。

これは香港政府のように、行政府が勝手に規則を決めて

国民の行動を制限したり、お金を没収できるものです。

マスクもだめ、プラカードもだめ、デモそのものもだめ、とまあ、

すき放題に国民を縛ることができる恐ろしい条項です。

もちろん、自民党はその条項設置の理由として、

いつものパターン「テロ・災害対策」と言っていますさ。

しかし、運用は全て政府の手に委ねられているんですからね。

息をするように自然体に嘘がつける稀有な才能の所持集団、

あのアベ晋三政権を頭に思い浮かべてごらんなさい。

いっくらでも私たちはテロリストにされるし、

普通に暮らしていることが緊急事態だと決めつけられますよ。

憲法「改正」とか言うんだから、

きっと正しく改めてくれるんだろうと

赤ちゃんが大人を信頼するように政府を信じてはいけませんよね。

 

今、ここ中国で私が毎日、毎晩、

自分のブログにアクセスするのにも苦労しているのは

国家による情報コントロール以外の何物でもありません。

緊急事態だと政府が決めたら、こんなこともお茶の子さいさいなのです。

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