毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「大学宿舎の台所」No.2303

2018-06-30 02:50:02 | 中国事情

 (換気扇がある台所東側)

3年前、この台所に一歩入ってあまりの汚さに息を呑み、 

でも、一応感想は伝えないと、と思って、

案内してくれた外事処のMr.張に 

「Oh! Sooooo dirty!」(うわ、超汚い)と言った思い出の台所。 

換気扇とその周辺は油まみれ、 

天井からは蜘蛛の巣と埃の暖簾が垂れ下がり、 

窓・網戸は真っ黒け、 

網戸を布でそっと拭いても簡単に破れる有様でした。 

基本的にきれい好きの私には 

たいへん悲しい状況だったのですが、 

暇さえあれば拭き掃除して、換気扇の文字が解読できるようにし、 

周辺部分も(実は白かったんだ!)というところまで回復させました。 

天井からぶら下がっていた蜘蛛の巣と埃の暖簾も、 

物干し棒で全て除去しました。 

(台所西側。こちらの窓は釘を打ち付けて開かないようにしてある)


心残りは換気扇奥の窓に張ってある古く汚れた物体です。 

これは何かと言いますと、目隠し紙です(向かいの台所の人と目と目が合うので)。 

剥がして新しいのに変えようか迷いつつ、3年間過ぎてしまいました。

 

初めは、半年でこんな大学とはおさらばだと心底思っていたのです。

(部屋のことだけでなく、いろいろしみったれさばかりが目に付いて)。 

しかし、学生達に出会ってしまっては、そうもいかない(笑)。

 今週で、3年間の仕事が終わりました。 

今夕(正確にはもう昨日ですけど)、 

日本語能力試験N1聴解対策の最後の補習を終え、

受講者の6人に、 

日曜日(もう明日です)、済南で行われる日本語能力試験に向けて、 

前夜は決してゲームをしないように注意し、送り出しました。 

これだけで、この学校の学生達の雰囲気が分かるでしょう(笑)。 

中国の大学生と言っても、いろいろなのです。 

 

つい、もう一年契約を更新してしまったのが一ヶ月前。 

あと一年はこの台所で過ごします。 

住めば都で、快適感さえ覚えるようになった今日この頃ですが、 

時々、窓を閉めているのに

どこからか雀が飛び込んでくるのが困ったものです。

 

 窓辺に並べた杏・黄桃・桃・メロン。黄桃、桃は毛むくじゃらのまま売られています。


 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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キャ~~ッ (こきおばさん)
2018-06-30 07:36:46
あまりお掃除好きではない私でも、これは悲鳴を上げますよ。
写真って実際よりもきれいに撮れるものですから尚更です。お掃除がさぞ大変だったことでしょうね。

でも、野菜や果物が安くておいしいのは何よりですね。
「見た目」の煩い日本では、企画が厳しくて生産者は少しの傷や過熟の物など出荷できないので高くなるのでしょうね。味に変わりはないのに・・・・・
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中国で成長しました (ブルーはーと)
2018-07-02 02:16:07
こきおばさん様
中国の7年間の暮らしは、掃除に関してはこだわり派で完璧主義者だった私を、かなり柔軟で臨機応変に対応できる人間に変えてくれました(笑)。
しかし、バスルームのタイルだけは許せず、手の皮が擦りむけるまで擦り倒しましたよ~。
下に3年前、来たばかりで悪戦苦闘していた証拠の写真があります。ひょっとして具合が悪くなるかも(笑)。
「国慶節のまとめ」No.1478
https://blog.goo.ne.jp/bluehearts_10_11/e/94e01fcc583bc5d0b3e91fd049741e54
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