雨がちな10月が過ぎ、今日は6℃ー23℃とまあまあの暖かさでした。
授業が終わり、キャンパスの道路を歩いていると、
あちらでもこちらでも「シャー、シャー」と音が聞こえてきます。
掃除スタッフが大箒で落ち葉を掃く音です。
カメラでその様子を追っていたら、
向こうの方で、ジッとこっちを見ている人が。
英語学科のEVE先生でした。
フィリピン出身でさぞ山東省の冬は寒かろうと思いきや、
以前はもっと寒い吉林省や遼寧省でも暮らしたことがあるので
これくらいたいしたことないとのこと。
外国人講師は、根無し草の風来坊が多いです。
掃いても、掃いても、バラバラと落ちてくる大きな葉っぱ。
毎年、この時期は年配のスタッフが総動員で、
日曜日も休まず毎日、朝早くから午後まで掃除をしてくださっています。
しかし、葉はまだまだ枝に張り付いていて、
いつまでこの作業を続けなければならないのか分かりません。
方や、こんなに寒くなっても、ガッツリ着込んで麻雀している年配女性グループ。
真冬を除き、暇なおじいさん・おばあさん方はいつも外で和やかに麻雀をしています。
折りたたみイス、麻雀セットなどは、年配の方々の楽しい外遊びに欠かせません。
そんな天候にも負けず?昨日通りかかった県立美術館の駐車場の銀杏並木が黄金色に色づいていて、輝いていました。11月は秋らしい日が続いてくれるといいと思います。
中国の老人は余裕のある時間が持てているのですね。
ここの年配者の生活は決まった型があって、
1:子や孫の面倒を見る。
2:身近な人と交友を続ける(あまりお金をかけないで)。
どうもこれだけの様子です。
パソコンは絶対にしません。旅行もほとんど行かないようです。
ゆったりと過ごしているように見えますが、ほかにすることがないらしいです(笑)。個性的とは思いません。あまりにも定型的で、ときどき、学生に「先生は60歳を過ぎているのに、孫の面倒は見なくてもいいんですか。」と訝しげに聞かれます。この歳で外国をブラブラしているなど中国の女性ではよほどの事情がない限りありえないとのこと。
個人として生きる日本の年配者、家族の中での老人の役を果たす中国の年配者...こんな類型で括れますかね。
昨日から宿舎のパソコンのネット接続ができず、大学研究室で飛び回る蚊に悩まされながら打ち込んでいます。
11月でも、菏澤の蚊は元気いっぱいです…。