むずかしいこと

夏のワークショップで、ベーシストの先生に言われた言葉が、
半年以上経ったいまも、ものすごく支えになっていることを感じます。

ブログにも書いたのですが、そのとき言われた言葉は、
「むずかしいことこそが、きみを成長させるんだよ」
「上達は、すこしずつ、すこしずつなんだよ」
という言葉でした。

小さいころから、こつこつ努力することが苦手で、
どちらかといえば、短期集中型でなんでも一気に片付けてきたほうだと思います。

だから、ちょっとできないことにぶつかると、
すぐに「できない」とあきらめてしまうところがあって、
輝いているようにみえるひとに対して、
「いいなあ。才能があるひとは」
とうらやんだり、
「どうせわたしはできないから。不器用だから。才能がないから。」
と努力しようとしない自分の言い訳にしたりしてきました。

でも、ワークショップで教わったクラリネットの基礎練習を一ヶ月かかってどうにかできるようになって、その後も基礎練習だけはできるだけ毎日続けていて、そのことが自分のなかで確かな拠り所になっているとおもいます。

毎日こつこつ積み重ねることが、こんなにたのしいことだったなんて、
知らなかった。
もちろん、練習時間は短いですし、日々一進一退という感じですが、
毎日楽器と対話することで、深いところで自分とつながることができるような気がします。

たくさんの音楽仲間と、すばらしい先生たちとの出会いに感謝の気持ちでいっぱいです。

これから先も、無理せず、自分のペースで続けていこうとおもいます。