にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

すきなおと

2007年02月14日 | 日々のこと
先日、「課外授業 ようこそ先輩」という番組の再放送で、
ミュージシャンの矢野顕子さんが出演されていました。

ご自身の出身校の小学校での音楽の授業。

授業では、クラスのみんなに「好きな音」を集めてもらっていました。

最初に、「いつも聞いている音は?」と聞かれたときには
「テレビの音」「ゲームの音」が大半だったのに、
最後はみんな自分の好きな音、どうしてその音が好きなのかを
ちゃんと見つけてきていました。

そうか。
矢野さんはそんなふうに音を物語のなかで聴いているから、
あんなに豊かな世界を作ることができるんだな。

遠足の朝、母が唐揚げを揚げていた油のパチパチいうおと。
家のなかで、雨がシャワーみたいに建物にあたるおと。
心臓がトクトクいうおと。
食器がかちゃかちゃいうおと。

きょうはどんなおとに出会えるだろう。

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6 コメント

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Unknown (タケ)
2007-02-14 22:07:28
いいなぁ、それ僕も見たかったです。
あの番組、忘れた頃にすごい人呼んでくるから困る(笑)

子供たちはどんな音を好きな音として
集めたんですか?音楽以外の音ですか?
反対に嫌いな音はどんな音だろう?

ちなみに僕は雪解け水が坂を流れる音が好きです。
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すきなおと (ゆき)
2007-02-15 08:10:18
こどもたちがあつめていたのは、家族が帰ってきたときの車庫のシャッターが降りるおとや、飼い猫が「部屋に入れて~」ってガラスをひっかくおと、などでした。



ひとや、どうぶつとじぶんとのつながりを感じさせるおとをあつめていたこどもが多かったのが印象的でした。



雪解け水が坂を流れる音。



どんな音なんでしょう?



素敵ですねえ。
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Unknown (タケ)
2007-02-17 22:30:30
>家族が帰ってきたときの車庫のシャッターが降りるおとや、
>飼い猫が「部屋に入れて~」ってガラスをひっかくおと

>ひとや、どうぶつとじぶんとのつながりを感じさせるおとを
>あつめていたこどもが多かった

ひとやどうぶつや自然などとの関わりのなかにこそ喜びがあって、
そうした喜びが立てる音はおのずと好きになるのでしょうね。
そして、それらを言葉で表現すると「物語」になっていって・・・・・・
とても「豊かな」ことですよね。


雪解け水の音は小川のせせらぎを想像していただければほぼ同じ
なのですが。北海道の春が見せてくれる喜びの一時です。

半年近く続いた冬が終わって、あたり一面を覆っていた雪が
解け始めてしばらくすると、ずっと見えなかった地面が
見えるようになります。

地面が見えることで、それまで白一色だった世界に色が戻ります。
一変した景色を見ると「ほんとうに春がきたなぁ」と実感されます。

顔を出した地面の上を、雪解け水の春を祝う歌が
細く、長く、途切れることなく流れ続けます。

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春を祝う歌 (ゆき)
2007-02-18 17:43:23
タケさん

春になって世界が色づいていく様子が、雪解け水の音といっしょに浮かぶようです。

タケさんは、太鼓をたたいているときだけではなくて、文章も音楽みたいですね。

いつかまたいっしょに演奏できるのをたのしみにしています。
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Unknown (タケ)
2007-02-18 22:21:40
「伝わった」みたいでうれしいです(^^)

けど、「文章も音楽みたい」っていうのは、どのへんがでしょうか?
ユキさんに触発されて、表現が詩的になったのは自覚があるんですけど(笑)

そういえば、昔、後輩ベーシスト氏に「喋り方がジャズドラマーそのものだ」
と言われたのを思い出しました。
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ジャズドラマーそのもの(笑) (ゆき)
2007-02-24 12:13:56
触発されて、即座に変化するあたり、たしかにジャズドラマーそのものかもしれませんね(笑)

タケさんのドラムは、「楽しいな~♪」という気持ちが素直に伝わってくるようにおもうのです。

そのあたりが、タケさんの文章ともとても似ているなあとおもったしだいなのであります。
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