にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

マディソン滞在記49

2013年07月04日 | 2013 マディソン滞在記
2013年7月3日(水)雨のち曇り

リチャードさんのお友達に、ミルウォーキー(Milwaukee)という隣の都市の美術館に連れて行っていただきました。

スペインの建築家、Santiego Calatravaという人の設計によるQuadrassi Pavilionという建物は、鳥の翼が模されていて、建物の中からはミシガン湖が望め、船のなかにいるようなつくりになっています。

現代アメリカの画家30人の特別展を観たのですが、人種差別がいまでも続いていることを訴えるもの、ヨーロッパ文化だけを「芸術の古典」として扱うことの問題性を問うような作品が多かったです。

連れて行ってくださったリチャードさんのお友達は、小柄でチャーミングな年上の女性で、車の運転が大好き。

きのうも、ミルウォーキーのご自宅からマディソンまで、片道1時間半の道を2往復してくださったのですが、別れる時も車のなかから元気に手を振っておられました。

美術館をあとにして、彼女のご自宅に遊びにうかがうと、グレー猫のエラちゃんとココちゃんが出迎えてくれました。

2匹とも、歌手の名前を持つだけあって、お部屋で音楽が流れていると、床に寝そべって、尻尾を動かしながら静かに聴いているようでした。

猫ちゃんたちはそれぞれお気に入りのCDがあり、CDの上に寝そべって「これはわたしのよ」というようにこっちを見ていることがよくあるそうです。

音楽一家で育ち、ご自身も音楽が大好きな彼女のご自宅には、ジャズミュージシャンの写真集や、自伝、古い楽譜などが溢れていました。

昔、青森に住んでいたことがある彼女に、5月にラジオ放送された音楽朗読劇「銀河鉄道の夜」の録音をわたすと、とても喜んでくれました。

小さい頃、大人は別の世界に住んでいるような気がしていて、決して友達にはなれないのだと思っていたのですが、年齢を重ねると、自分はいつまでたっても「大人の世界」にはわたっていないことに気がつき(まあそれはそれで問題もあるような気がしますが・・・笑)、こどもの世界に住んでいる大人にであうようになりました。

あの頃のわたしに、50歳ぐらい年上の友達ができるよ、と教えたら驚くだろうな。










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