にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

桜の色

2015年04月04日 | 日々のこと

桜と

周りのかたたちのあたたかさにふれた約二週間。

高校時代からの親友、研究室の友人たち、先生。

偶然を含め、何年間かを凝縮したように再会が重なりました。

亀のように遅々とした歩みの過程で、どれだけのひとたちに支えてきてもらい、
励ましてきてもらったかを考えると、
あらためて感謝の気持ちでいっぱいになる(これからもスピードが速まることはたぶんないので、よろしくお願いします 笑)。

桜を見ると
昔国語の時間に教科書で読んだ
染色家の志村ふくみさんの文章を思い出します。

たしか『一色一生』という本からの抜粋だったと思う。

まだ花の咲いていない桜の木の皮で染めると、
桜の花の色に染まるという話だったと記憶しています。

わたしにとっては
いまは目に見えなくても
たしかにそこに息づいているものに想いをめぐらせること、信じることの大切さを教えてくれた文章。

この文章を書いているいま、
外ではぽつんぽつんとおしゃべりするように雨音がしてる。

春の雨で花びらは散ってしまうかもしれないけれど、
見えなくなっても、きっとなにかはそこに在るんだろうな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。