にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

世界を見る眼

2012年10月28日 | 日々のこと
京阪三条駅の近くにある、檀王法林寺さんであった、京都沖縄芸能フェスタに行ってきました。
知り合いの方が出演されていたので見に行ったのですが、素晴らしい演奏でした。

屋台で売られていた、揚げたてのさぁたああんだぎー(沖縄のドーナツみたいなお菓子。昔から大好きです。)と、沖縄そばを食べて、ちいさなさぁたああんだぎーをお土産にもらいました。

お土産を手に、小幡明(おばた めい)さんの個展へ。
9ヶ月間の世界旅行の、旅先で描かれたスケッチや、旅先からご両親に送られたお葉書、写真の数々。
言葉は、「アイ アム ファイン!(わたしは元気です!)」だけ。
一枚一枚の葉書に、丹念に描かれたイラストから、明さんのエネルギーが伝わってきました。

明さんの作品は、可笑しくて怖くてかわいくて綺麗で不思議。
妖怪?みたいないきものや、一風かわった天使たち、不思議な植物や動物が、普通に生きている世界。
作品を見ていると、「うん。こういういきもの、いるかも。」と素直に思える。
大好きな小説家、川上弘美さんの世界とも、どこかでつながっている気がします。

世界は、見る眼によって、どこまでも広く、深く、無限なのだと、思わされました。
創造的なものとは、見る人に、たくさんの「あたりまえ」にがんじがらめにされた窮屈な世界の檻は、ほんとうは、自分のこころのなかにあるのだと、そっと気づかせてくれるものを指すのかもしれない、と思います。

明さんの世界旅行の写真は、明さんのblogで見られます。

いいインスピレーションをもらえた一日でした。






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