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time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Salzburg 2010 / ペガサスの泉

2010-07-07 | Austria

ヨーロッパの宮殿に付きものなのが、美しく整った庭園です。
ザルツブルクのミラベル宮殿 [Schloss Mirabell] にも、中庭から更に建物を抜けたところに美しいミラベル庭園 [Mirabellgarten] が広がっています。
そこでまず庭園に出て真っ先に目に入るのが、このペガサスの泉です。
ここは、映画 『サウンド・オブ・ミュージック』 の 「ドレミの歌」 を歌うシーンに出てきます。


[関連記事]
Salzburg 2010 / ドレミの歌が聞こえてくる [2010-03-23]


Salzburg 2010 / コンサートから結婚式まで

2010-07-06 | Austria

ミラベル宮殿 [Schloss Mirabell] の入口を抜けると、まずこのような中庭に出ます。
宮殿は、現在市役所や図書館として使用されているほか、市長公邸でもあります。
見学ができるのは、マルモアザール [Marmorsaal] と呼ばれる大理石の間のみですが、そこはモーツァルト親子も演奏したことのある大広間です。
今はコンサートや結婚式に使われています。日本からでも、ここで挙げる海外結婚式の申込ができる代理店があるようです。
ホールは2階にあり、そこに続く階段は天使の像や豪華な装飾で飾られ、“天国の階段” と呼ばれています。

マルモアザールの見学時間は限られています。ガイドブックに載っている時間とは異なることもあるので、観光案内所やそこにあるパンフレット、ホテルなどで確認してください。

Salzburg 2010 / 大司教も俗界の人間

2010-07-04 | Austria

ザルツブルクの新市街にあるミラベル宮殿 [Schloss Mirabell] は、実は時の大司教が愛人のために建てた宮殿なのです。
しかし、いくら権力者と言えど聖職者であるわけで、さすがに愛人のための宮殿建築には非難轟々だったそうです。(そりゃそうだ・・・)
宮殿の名は、後に後継者の大司教が改名して付けたもので、ミラベルとは “美しい眺め” を意味しています。

宮殿の正面は、大通りのライナー通り [Rainerstraße] に面しています。

Salzburg 2010 / ハフナー・セレナード

2010-07-03 | Austria

昨日に引き続き、ロレート教会です。
モーツァルトの管弦楽用のセレナード第7番ニ長調は、「ハフナー・セレナード」 とも呼ばれます。
その曲は、ハフナー家の結婚式の前夜祭のためにモーツァルトが作曲を依頼された曲で、初演されたのもこのロレート教会の庭でした。
庭のある辺りの後ろ側に回って眺めると、特徴ある形をした青銅のドーム屋根が見えます。

ロレート教会は、ザルツブルク新市街、ミラベルプラッツ [Mirabellplatz] からパリ・ロドロン通り [Paris Lodron Straße] に入って150mほど行ったところの右手にあります。

Salzburg 2010 / ハフナー家の教会

2010-07-02 | Austria

7月は、オーストリアの古都ザルツブルクです。
モーツァルトが生まれた街として、また映画 『サウンド・オブ・ミュージック』 の舞台となった街として知られています。

ザルツブルクは、街の中心を流れるザルツァッハ河 [Salzach] を境に、北が新市街、南が旧市街になります。
この街は他のオーストリアの街とは違い、大司教座が置かれたことで権力と富とで繁栄を極めました。
これは、新市街にあるロレート教会 [Loretto St Maria Frauenkloster] です。
外観はとてもシンプルですが、モーツァルトの交響曲第35番の標題になっている “ハフナー” で知られるハフナー家の教会で、モーツァルト一家も礼拝に通ったとされる教会です。
ハフナーとは、ザルツブルクの大富豪の名前です。


★goo地図にはザルツブルクの街の地図がないので、位置だけでも・・・。

Innsbruck 2010 / 早朝のイン河

2010-05-21 | Austria

スイス・オーストリア・ドイツを流れるイン河 [Inn] は、チロル州都インスブルックを通って流れて行きます。
水源がスイスアルプスにあるだけに、水はとても綺麗で空気も澄んでいます。
朝もやに包まれたノルトケッテの山々が遠くに見えて、穏やかな景色に心も洗われます。


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Innsbruck 2010 / ノルトケッテ連峰 [2010-04-01]

Wien 2008 / 空高くそびえる二本の塔

2010-05-10 | Austria

ウイーン大学の近くにあるヴォティーフ教会 [Votivkirche] は、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が暗殺から逃れたことに感謝の意をこめて、皇帝の弟マクシミリアン(後のメキシコ皇帝)の命で建てられました。
19世紀後半に建てられたもので、比較的まだ新しい教会と言えます。
ネオ・ゴシック様式で、透かし彫りの美しい細く尖がった二本の塔が、空に突き刺さるように高くそびえているのが特徴です。

Hall in Tirol 2010 / 市役所の可愛い窓

2010-05-02 | Austria

歴史ある坂の街、ハル・イン・チロルの市役所 [Rathaus] です。
窓の扉がオーストリア国旗の配色になっているのが可愛くて、目を惹きました。
うろこ模様の屋根の形も、お役所とは思えない可愛さがあります。
何かの紋章が描かれた部分は張り出しになっていて、小さな屋根も付いています。
よく見ると、なかなか凝ったデザインの建物だということがわかります。


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Hall in Tirol 2010 / チロルの坂の街 [2010-03-20]

Salzburg 2010 / 街を見下ろす城塞

2010-04-22 | Austria

ザルツブルクの街のほとんどどこからでも見えるホーエンザルツブルク城 [Festung Hohensalzburg / Hohensalzburg Castle] は、まるで街を見守るかのように、メンヒスベルクの丘の上に聳え立っています。
神聖ローマ皇帝とローマ教皇の権力闘争などで、何度も周囲を完全包囲されたり、ザルツブルクの街が焼き払われたこともありましたが、そんな時でもこの城は無事でした。
城のある山頂へは、ケーブルカーが往復しています。もちろん歩いても登れますが、坂がめちゃくちゃ急なので、登りはケーブルカーを使い、下りはゆっくりと景色を眺めながら歩いて下るのがおすすめです。

Wien 2008 / 最古のバイスル

2010-04-13 | Austria

ウィーン最古のバイスル、グリーヒェンバイスル [Griechenbeisl] です。
バイスルとは、オーストリア料理が食べられる居酒屋、つまりレストランと酒場の中間のような店で、食事をしてお酒も飲めて、わいわいがやがや楽しめる大衆食堂のような場所です。

Innsbruck 2010 / スワロフスキー・クリスタル

2010-04-10 | Austria

今年で115年の歴史を刻むヨーロッパ屈指のクリスタル・ガラス製造会社、スワロフスキー [Swarovski] は、オーストリアのチロル州に創立され、州都インスブルック近郊に本社があります。
インスブルックの街にはスワロフスキーのお店が何軒かあり、ウィンドウには限定製造された美しいクリスタル・ガラス製品が展示されていました。
街から約30分のヴァッテンス [Wattens] という街にある本社工場の隣りには、クリスタルの世界を体験することができる、スワロフスキー・クリスタルワールドというヴァーチャル博物館があります。

Salzburg 2010 / 音楽の神童

2010-04-04 | Austria

オーストリアの古都ザルツブルクは、世界中の誰もが知っている作曲家の生誕地です。
その名は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。彼は5歳の時に初めて作曲をし、父親と共にザルツブルク大司教の宮廷に仕えます。
しかし、当時の大司教はモーツァルトを庇護せず冷たく当たり、彼が16歳の時、追放同然に故郷を旅立たせました。
彼がこの世を去ってから後に、この天才音楽家を生んだ街に音楽を愛する世界中の人々が訪れ、特に毎年夏に開催される、モーツァルトを記念した “ザルツブルク音楽祭” の頃には、街中が音楽ファンで溢れます。
世界で最も高級で人気のあるこの音楽祭は、旧市街のモーツァルト広場 [Mozartplatz / Mozart Square] に、写真のモーツァルトの像が立てられたことを記念してコンサートを開いたのが始まりです。

Innsbruck 2010 / ノルトケッテ連峰

2010-04-01 | Austria

インスブルックの街は、アルプスの山々に囲まれています。
中でも、ノルトケッテ連峰 [Nordkette] を背にして見る景色は美しく雄大で、とても癒されます。
ノルトケッテとは “北の鎖” という意味で、その名のとおり、街の北側に鎖のように山が連なっています。
これは、街のメイン・ストリート、マリア・テレジア通り [Maria-Theresien-Straße] からの眺めです。
左に見えるのは、セルヴィーテン教会 [Servitenkirche] の鐘楼です。

Salzburg 2010 / ドレミの歌が聞こえてくる

2010-03-23 | Austria

ザルツブルクは、名作映画 『サウンド・オブ・ミュージック』 の舞台となった街です。
マリア先生から歌を歌うことの楽しさを教わった子供たちが、「ドレミの歌」 を歌いながらザルツブルクの街を歩きます。
そのフィナーレとなったのがここミラベル庭園 [Mirabellgarten] のペガサスの泉で、奥に見える階段を鍵盤に見立てて、ジャンプしながら上がったり下がったりしたところです。
ここにいると、「ドレミの歌」 が聞こえてきそうな感じがして、自然に口ずさんでいました。