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酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

好漢・ダルビッシュの思っていたこと

2012年01月25日 | 野球
昨日札幌ドームで行われたダルビッシュの記者会見は、私も見たいと思って

いたので、テレビ中継の情報を昼頃からネットで探していた。

そうしたら、NHKでも生中継するという情報があったので、録画の用意をして

楽しみにしていた。

ところが時間になっても、どのテレビ局でも中継していない。

なんのことはない、地元の北海道以外では放送されていないようだ。

しかし北海道では、民放1局とNHK・Eテレを除く5つのテレビ局が

放送していたという。

すさまじい地元人気である。

しかも(入場無料とは言え)来場者は1万811人、報道陣が220人だそうだ。

観客席を見ると、女性が非常に多い。

ざっと7割近くは女性が占めているのではないだろうか。

(しかも中年の方が多く見られる。平日昼間だからそうなのかもしれなが、

元々日本ハムの観客の55%は女性だという)


さて本題である。

ダルビッシュは大リーグ移籍の動機について、

「野球選手として勝負がしたいし、相手も『絶対に打ってやる』
と向かってくることで勝負が成立すると思うが、そうじゃなくなっていて、モチベーションを保つのが難しくなった」

と語っている。

この件に関しては、野球担当の元記者も、

「ダルビッシュの言っていることはよくわかる。ここ数年はダルビッシュが先発する試合に負けても相手が悔しがらなくなっていた。
『ダルビッシュだから仕方がない』相手ベンチ裏では選手もコーチもみんな言っていた。
試合前から『ダルだからきょうは打てない』というのも珍しくなかった」

とツイッター(@yakyunohanashi ) で書いている。

これはいささか驚きの話だった。

我々ファンが、今日は相手投手がダルビッシュだから勝てないと思うのは、

いつものことだが、まさか対戦相手の選手までもがそう思っていたとは。

これではいくらなんでも、敢闘精神に欠けるのではないか、と言ってみた

ところで、虚しく響くばかりだ。

彼が、より投げ甲斐のある相手を求めて大リーグに挑戦するというのなら、

我々はひたすら応援するのみである。

その意味では、今年ダルビッシュの登板する試合は、大いに楽しみである。


さらに彼はもう一つの動機として、

「大リーグでの日本人選手の評価が低くなってしまって、
日本の野球が下に見られるのが嫌だったこと」

を挙げている。

これも「その意気や良し」である。


私は1年以上前から、彼のツイート(@faridyu)を読んで来たので、

彼が驚くほどストイックに体を鍛錬して来たことを知っている。

また、彼の栄養摂取に掛ける熱意にも驚くことが度々あった。


ところで今年も彼は、昨年までと同様に、試合終了後にツイッターでファンに

その内容を報告してくれるのだろうか。

怪我のないことだけを祈りたい。

































落合元監督の非礼

2011年12月27日 | 野球
プロ野球ではホームゲームで勝った場合、ほとんどのチームが試合終了後に選手

及び監督がライン上に並んでスタンドの観客に向かって礼をする。

私が初めて見たのは数年前の仙台・クリネックススタジアム宮城でのことで、

当時の野村監督が、選手と共にレフト寄りの席まで足を運んで礼をしていたのを

見て、こういうことをするのはいいなと思ったものだ。


どのチームが最初に始めたのかは分らないが、これは他チームにも広まって

行ったようだ。

ところが、中日の落合元監督はなぜかこれをしなかった。

私はこのことを知ってからというもの、ずっと気に掛かっていた。

彼がしない理由はもちろん分からなかった。

私は気になって他球団の監督を見てみたが、私が見た範囲では皆していた。


さらに私はツイッターで意見を述べたのだが、反応は殆どなかった。

と言うよりも、「試合は選手がするもの」だから監督の礼は不要というような

極端な意見を見せられて私は呆れるより他なかった。


そして2日ほど前に、質問投稿サイトに疑問をぶつけてみたのだが、

その反応には驚くばかりだった。

中には「ファンに媚を売る必要はない」などという暴論もあって、私は

絶望する他なかった。

また(監督が礼をしなくても)「何の問題もない」と言う人もいて、

本当に嫌になった。

一般的に言って、野球ファンは興行という意識が薄いように私には思われて

仕方がない。

選手のあの高額の年俸を支えているのは言うまでもなくファンである。

ファンに礼をするなどというのは、常識以前のことではないだろうか。

しかし中にはこういう人もいる。

「金払って応援してやってるのに頭も下げないとはどういう事だ!!みたいな

のは好きじゃないんで。あえて問題にする事では無い気はします」


何も力関係の問題ではないのだ。

どうしてこの程度のことができないのかという問題だ。

それはただの無神経・無理解というか横着そのものに私には見える。

プロスポーツの原点である興行ということを意識しないなどということは、

言語道断である。

 












「山井交代」の内実

2011年12月12日 | 野球
昨日の深夜のテレビ朝日「Get Sports」の落合監督の特集は、中々興味深い

ものであった。


中でも、2007年の日本シリーズ第5戦で、8回まで完全試合ペースで来ていた

山井を9回から岩瀬に交代させて世の激論を招いた、いわゆる「山井問題」に

関する話は、初めて聞く部分もあり実に面白かった。


個人的に私が興味を抱いたのは、続投(完全試合を狙う)か、

継投(日本一を狙う)かの選択を迫られるあの場面で、誰もが迷いながらも

結局継投に決まった経緯であった。


当初、森コーチが「どうする?」と山井に聞いて来たのに対して、

山井は一旦は「行きます」と答えた。

しかしその後、(いろいろ考えて)「岩瀬さんでお願いします」と訂正した

ようだ。

山井は、「もし監督が『勝ち』(継投)を選択していなかったら、

『あと1回行け』と言っていたと思う」と語っている。

監督が「9回も行け」と言わなかったということは、監督の選択は

続投ではないということだ。

山井は最終的にそう判断して、自ら交代を申し出たようだ。


森コーチがそのことを監督に伝えると、落合監督は「えっ?いいのか」と

言ったという。

結局のところ、山井が落合監督の気持ちを推し量って、そういう申し出になっ

たのだと思われる。


選手ならば誰だって、貴重な完全試合のチャンスをみすみす逃すことを

択ぶ訳がない。

しかしチーム全体のことを考えれば、判断は迷う。

(もし続投して仮に負けていたら、シリーズの流れ・勢いが日本ハムに行き、

53年ぶりの日本一を逃すこともありえる状況だった)


山井は苦渋の選択を迫られたのだと思う。

「当時も今も、あの選択に納得している」と山井は言っていた。

その言葉に嘘はないと私は思う。

そういう風に決着を着けないと、いつまでも引きずってはいられないだろう。


最後に一言。

今回のインタビューでは、あの当時落合監督が交代の理由として説明していた

「マメがつぶれた」という話は一切出て来なかった点が気に掛かる。

当時から私が邪推して来たように、あの説明は、交代に対する世間の反発の

余りの大きさに驚いた落合監督が作り上げたものではないだろうか。

(マメがつぶれて出血していたこと自体は本当のようだが、交代するほどでは

なかったようだ)















応援団の騒々しさ

2011年12月08日 | 野球
先日サッカー・Jリーグで、この日の結果で優勝が決まるというので、

テレビを見てみた。

Jリーグは発足当初のブーム以来、全く見ていないのだが、今回は同じ名古屋の

中日が連覇したこともあって、名古屋グランパスを応援してみる気になったのだ。


まず最初に感じたことは、サポーターの応援のうるさいことであった。

私も日本代表の国際Aマッチの試合は時々見るが、その時はさほど煩わしくは

感じない。

それは恐らく、国際Aマッチではサポーターは一種類だが、Jリーグでは

敵味方の二種類いるからだろう。

歌ったりジャンプしたりするのを、試合の間中、二通りも見せられると、

さすがにげんなりさせられる。

さらに言えば、サポーターと言われる人たちの表情に、ある種独特の雰囲気

を感じて、どうも好きになれない。(具体的な指摘は控える)

そもそも彼らは、なんであんなに騒ぐのだろうか。

気になって、テレビで外国(イングランド)の試合を見てみたが、

彼らは日本のサポーターのような応援はしていなかった。


実は応援団の騒々しさについては、プロ野球については随分以前から感じて

いたことだった。

実際私が神宮球場に見に行っていた頃も、応援団の鳴り物入りの騒々しさ

には閉口させられたものだ。

当初は外野で見ていたのだが、あまりのうるささに内野に変更したくらいだ。

特に攻撃の時は、選手ごとの歌があってそれを歌い続けるのである。

あと「かっとばせー、○○」という声援も実にしつこい。

さらに言えば、メガホンを叩いて応援する音も結構うるさく感じる。


私としては静かに見ていて、好打や好守の時だけ拍手するという見方が

好みなのだ。

随分昔の話になるが、大リーグの事情に詳しい某大学教授が日本の応援団の

騒々しさについて、苦言を呈していたことがあった。

私は我が意を得たりと思ったものだが、その後この種の話はなぜか殆ど

聞かれなくなってしまった。

そう思う人はあまりいないのだろうか。


しかし冷静に考えれば、他人と一緒にいる場所で勝手に騒ぐなどということ

は、常識ではありえないことだろう。

例えば電車の中でそんなことをする人は、いるはずがない。

なぜ野球場ではそれが許されるのか。

言うまでもなく、球場管理者が黙認しているからである。

例えごく一部かもしれないが、そういう騒々しさを好まない人にも関係者は

配慮すべきではないだろうか。


最後に、ヤフードームや甲子園で見られる風船飛ばしについて一言。

なぜあんな大量のゴミを撒き散らす行為をするのか、理解に苦しむ。

関係者の仕事を増やしているだけではないかと、見ていていつも思う。


総じて言いたいのは、応援団ももう少し大人になれないかということだ。








中日回顧・2011 ①

2011年12月03日 | 野球
まさかこんなことになるとは予想だにしなかった。


中日の優勝パレードも終わり、公式行事は終わっただろうから、ここで

中日の激動の一年を私なりに簡単に振り返ってみる。


最大の激震は何と言っても9.22である。

夏恒例のオーナーへの半期報告の席で、続投要請(落合監督は今年が3年契約

の3年目)の話がなかった時点で黄信号が点ってはいたものの、

それが赤信号(落合監督退任=解任)だったことが発表されたのが、

首位を走っていたヤクルトとの直接対決・4連戦の初日の午後3時という

時期だったことには世間も驚かされた。

私を含め、中日ファンの怒りは頂点に達していた。

(当時の私のブログ

あまりにひどい中日球団の体質には、それを今回の騒動で初めて知ることに

なった私も、さすがに怒りが収まらなかった。


しかし、今の私はもはや球団には殆ど何も期待していない。

私もそれだけ学んだというか、見切りを付けたというか・・・。

既得権益を重視する旧態依然の、極めて日本的な組織の最悪の球団だという

認識を抱くに到ったのである。


(今年の回顧の話はもう少しあるので、後は後日とさせて頂く)










ベンチ裏の落合監督

2011年12月01日 | 野球
一昨日のテレビ朝日系列・「報道ステーション」の落合監督へのインタビュー

は、想像以上に面白い内容だった。

インタビュアーが長嶋一茂だったので、当初あまり期待していなかったのだが、

これが実に内容の濃いものだった。

先日のTBS「S-1」のノムさんと落合監督の対談よりもはるかに良い

出来だった。(あの番組は見掛け倒しのことが多く、また時間が短すぎることも

不満だ)


中でも一番驚かされたのは、落合監督が試合の途中(イニングの間)に

頻りに席を外すことについての話だった。

今年は特に頻繁だったので、私はずっと気になっていたのだ。

トイレにしては回数が多すぎるし、薬を飲むにしても頻繁すぎる。


話を聞いて驚いた。

監督はイニング交代の度に頻りに席を立って、監督室に行って気分転換・

ストレス解消を図っていたというのである。

監督室で「あの野郎、あんなボールを打ちやがって・・・」とか独り言を

言って、気分転換をしてまたベンチに戻って、例の無表情な顔で采配を

振るっていたそうだ。

あの冷徹なほどの表情の裏にはそんな努力が隠されていたのか。


そして落合監督がそこまでして冷静を装うのには、訳があった。

それは監督がベンチで感情を剥き出しにしていると、それは当然選手に伝わり

その結果選手は萎縮してしまい、実力を発揮できなくなってしまう。

彼はそのことを怖れたのである。

「過去の中日にそういう政権があった」と落合は言う。

言うまでもなく星野元監督のことである。

現に、星野監督の下で4番打者を務めていた当時の落合が、監督の怒声

を結構気に病んでいたという話は、当時のテレビ中継で聞いたことがあった。


元々落合は大学の野球部を「鉄拳制裁」を嫌って中退した人である。

中日の監督になってからも、コーチに「鉄拳制裁」は絶対禁止にさせたのだ。


ところで星野仙一・現・楽天監督は、鉄拳制裁で知られた人である。

昔流の体育会系体質の持ち主と思われる。

かつて西武のコーチを務めた大久保博元は、選手に対する暴力問題等で

コーチを解任されている人物である。

そして彼は来年から、星野監督の下、楽天のコーチに就任することが決まって

いる。


2008年の北京五輪、野球の日本代表監督を務めた星野は当初「金メダル以外

要らない」と言っていたが、メダルなしに終わった。

帰国後、星野はメディアから散々叩かれて、翌年開催のWBCの監督も

原監督に替わった。

あの五輪では信じられないようなエラーを繰り返す選手も出て、私には選手が

萎縮しているように感じられた。

(北京五輪当時の日本代表チームの内情については、過去に当ブログで

書いたことがあるので、興味のある方はこちらをどうぞ)

厳しい言い方になるが、星野の流儀が破綻していたのは北京五輪で明確に

なったのではないのかと思われる。

結局私には、星野の手法が過去の遺物にしか見えないのだ。




















終戦(日本シリーズ⑦)

2011年11月20日 | 野球
日本シリーズが終わった。

今日は完敗である。

とにかく打てないのは今日も変わらず。

その上ミスも出たから勝つのはむつかしい。


<4回裏>

2死1・2塁の場面で打者・山崎がライト前に浅いヒット。

2塁走者が足の状態の良くない松中だけに何とかなると思われたが、

ライト・藤井の返球は3塁側に逸れて1点追加されて0-2。

あれくらいはアウトに出来ないようでは、弱肩と言われてもしかたないだろう。


<5回表>

先頭の平田がラッキーな内野安打で塁に出る。

打者・藤井の時に平田がなぜか塁を飛び出してしまいアウトになる。

エンドランのサインミスと思われたが、追加点を取られたすぐあとの攻撃で

ラッキーなヒットで出塁して流れを引き寄せるチャンスだっただけに

痛いミスだった。


<9回表>

先頭の井端の打球が投手・ファルケンボーグの右ひじを直撃して、

投手は森福に交代。

2死後、打者・和田のところで投手は摂津に交代。

和田が三振で今シーズン終了。


今シーズンを象徴するような貧打による負けだった。

でも冷静に考えれば、シリーズ前には0勝4敗か1勝4敗だと思っていた

のだから、よくやったほうだと思う。

何しろ12球団で最低の打率のチームなのだから、日本シリーズに出て

3勝したことのほうが不思議と言うべきだろう。


とにかく異色のチームであったことは間違いない。

そして中日ファンは、異色ゆえの面白さを十分味わわせてもらったのだから、

今日で退任となる落合監督には感謝すべきだ。

あと1勝で胴上げが出来たはずなのに、その点が悔やまれる。










快勝(日本シリーズ⑥)

2011年11月19日 | 野球
これで3勝3敗のタイに持ち込んだ。

吉見は第2戦の時とは別人のような素晴らしい出来だった。

8奪三振。


今日は1回表の先制攻撃が何と言っても効果的だった。

王手を掛けられている状態で、もし相手に先制されたらソフトバンクに

優勝ムードが一気に高まってしまうはずだった。

それを回避できたことが勝因だと思う。


また8回裏に先頭の多村にヒットを打たれた場面は最大のピンチだったが、

長谷川が送りバントに失敗して小フライになり、ダブルプレーが取れたことは

非常に大きかった。

この後代打・カブレラにヒットを打たれたところで、吉見から岩瀬に

投手交替。

代走・福田が盗塁を試みるがアウトでチェンジ。

9回裏は川崎・本多と左が続くので岩瀬が続投。

簡単に2アウトを取って、右の内川の場面で浅尾を投入。

難なくファールフライに討ち取って試合終了。


いよいよ明日の第7戦を残すのみ。

そう言えば第2戦が終わった時点で、江川がテレビで「第7戦まである」

と「大予言」していたなぁ。


ところで明日は山井の先発だろうから、彼の勝負魂に賭けるしかない。

最初から飛ばせるだけ飛ばして行って、後は総動員体制で勝ちに行くべきだ。

今から考えただけでも明日は大変だな。

プロ野球の営業の模範(日ハムの事例)

2011年11月18日 | 野球
子供の頃からこれまでずっと応援して来た中日ドラゴンズの営業部門が、

どうしようもないほどに無能だということは、今回の落合退任騒動で初めて

知らされた。

結構ショックではあった。

これまで球団そのものについて考えたことなど私は一度もなかった。

まさか中日球団及び親会社の中日新聞社が、これほどまでに腐敗した体質とは

想像も出来なかった。


だが私には巨人の”内紛”も根本的には同種の問題だと思われる。

(実際、巨人の清武代表は経済界のオリンパス問題や大王製紙問題にも

言及しているようだ。これまでナベツネの横暴に耐え難きを耐えて来た

ということなのだろう)


そんな旧態依然な体質の球団とは遠く掛け離れた所にいる球団がある。

日本ハムである。

日本ハムに関しては、数年前からその独特の地域密着型営業がテレビなどでも

取り上げられることはあった。

実際テレビ中継で、中年の女性が日本ハムのユニフォームを着て応援している

のを見て驚かされたことがある。


しかし経済誌「ダイヤモンド」のオンライン版を見れば、さらに驚くことになる。

そこには、前・日本ハム社長の記事が掲載されている。


それによると、日本ハムは入場者の55%が女性だという。

(相当の営業努力がないと、こうはいかないはずだ)

また、日替わりで(地域を代えて)地域優待チケットを販売しているそうだ。

(要するに、今日はこの地域の人は割安で見られますというサービスだ。

こうやって客層を拡大していくのは良いアイデアだと思う)

さらに、「715チケット」なるものがあるらしい。

これは午後7時15分以降のチケット料金が半額になるというもの。

元々は7時30分以降に設定していたらしいが、これだとダルビッシュ

の投げる日のように試合展開の早い日には、残り時間がわずかになってしまう

ということから時間を早めたようだ。

こういう臨機応変な対応もすばらしい。


やれば出来るし、やっている球団もあるということを忘れてはならない。

今回の落合退任騒動でその無能ぶりが露見してしまった中日球団も、

その気があるならやってみろ。

(そんな気がないことは分ってはいるが、言ってみただけ・・・。)

























完敗(日本シリーズ⑤)

2011年11月17日 | 野球
ここまでの5戦で最悪の負け方だった。

試合内容はともかく、チェンを先発させて勝ちに行って負けたことが

最大の悔いの残る点だった。

チェンは中4日にしてはよく投げたと思う。

しかしチェンを引っ張りすぎた感は否めない。

また8回無死満塁で河原を出したことにも疑問を抱いた。

第3戦では何とか抑えたものの、今年の河原は信頼性に欠ける。

しかも死球で押し出し点を与えた河原を代えないことにも苛立ちを覚えた。

それならいっそ、第2戦で好投した平井に賭けてみる手もあったのではないか

と思われた。


当ブログに書いたように私は今日は捨て試合にして、6戦・チェン、7戦・吉見で勝ちに行く作戦を

提唱した。

だが今日、中4日でチェンがそこそこ好投した以上、そのこと自体は

問題ではない。

しかし微かに光明が見えるのは、昨日2イニングを好投した山井が今日

ベンチに入っていなかったことである。

山井を第7戦に先発させるつもりなのだと思われる。

ソフトバンクは第6戦・和田、第7戦・杉内と想定されるから、苦戦は必至だが

第6戦を吉見で勝てば、何とかなる可能性は十分あると思われる。

第1戦・2戦も和田・杉内に勝ったのだ。


マスメディアではソフトバンクが王手を掛けたと騒ぐが、

王手はあくまでもあと一歩ということに過ぎない。

中日が残り試合を連勝して日本一になる確率は計算上25%あるのだ。

(2分の1x2分の1=0.25)






















今日も敗戦(日本シリーズ④)

2011年11月16日 | 野球
先発は大方の予想通り川井。

でも予想通りではなかったのは川井の出来。

今日は、最近ずっと調子が良かった川井の出来ではなかった。

これまでなら何とか切り抜けて来たピンチを抜け出せないで失点した。

結局、日本シリーズ初出場という重圧が災いをしたのか。


昨日負けているだけに私はかなりショックを受けた。

これで”流れ”は完全にソフトバンクに行ってしまった。


今日の感想。


今日痛かった場面。

5回裏1死1・2塁で井端が三振ゲッツー。(2塁走者小山が3塁でアウト)

森野・ブランコの連続ヒットで作った6回裏無死2・3塁の場面で

和田に四球を出したところで、ソフトバンクはホールトンから森福に交替。

この森福に中日の小池・平田・谷繁が凡退して万事休す。


ソフトバンクの秋山監督は、ピンチでは顔に心理状態が結構出るものの、

巨人の原監督ほどにはジタバタしない点は評価できる。


でも私は今は、よその監督のことを気にしている余裕はない。

明日負けたらかなり危険だ。

そうは言っても明日は先発はソトか久本あたりだと思う。

なぜなら、常に全体を見通そうとする落合監督なら、3敗は覚悟の上で

無理はしないと思われるからだ。




























流れの変化?(日本シリーズ③)

2011年11月16日 | 野球
あまり感心しない負け方である。

もちろん「感心した負け方」などあろうはずもないが、出来れば納得のいく

負け方にして欲しかった。


ソフトバンクに12安打も打たれたのはいただけない。

特にこれまで”寝ていた”多村に本塁打を含む3安打されたのは、今後の不安

材料だ。

キャッチャーの細川も同様。

8回表に細川に大事な場面で本塁打された鈴木は、猛省すべし。

その鈴木が9回も続投したのは、今後を見据えた(使えるかどうかの)

テストなのだろう。

(テストと言う意味では、7回表に登板した河原も同じだと思う)


また今日は盗塁されすぎた。

投手がネルソン、鈴木とクイックを苦手とすることも大いに関係あるだろう。

(緒戦のチェンも左投手でありながら2盗塁されている。第2戦の吉見が

盗塁0に抑えたことを考えれば、その差は歴然としている)


また今日は谷繁が3三振とブレーキになった。

谷繁はCSから30打席ノーヒットらしい。

まぁ短期決戦での捕手の役割はとてつもなく大きいから責めるつもりはないが、

打順は下げたほうがいいと思った。


今後打者で期待したいのは、平田、大島の二人。

森野も和田も、今日は守備及び打撃において良いところがなかった。

(第1戦・2戦では活躍したが)

はっきり言ってこれでは困る。


だが今日は浅尾と岩瀬の登板なしで済んだという意味では、わずかな救いも

あったのではないかと思う。

その他では個人的に好きなブランコだが、打席では少し力が入りすぎている

印象を受けることが多いし、7回裏の暴走もどきの走塁は相手のミスに救われ

ただけだった。

守備も第2戦は素晴らしかったが、今日はイマイチだった。

(但し2回表の摂津のバントを処理して併殺にしたのは良かった)

そうは言うものの、彼が落合監督に対してお礼の意味を込めて必死に

なっているのは十二分に分るので、何とかして活躍してもらいたいのだ。


緒戦から連勝したとはいえ、第3・4戦と連敗したら”流れ”から言えば

むしろ完全に不利になる。

これだけは避けなければならない。

かくして第4戦はまさにこの日本シリーズの分岐点となる、非常に大切な試合

となった。



























中日連勝(日本シリーズ②)

2011年11月13日 | 野球
まさかの連勝だ。

実は昨日のブログに書いたように、

昨日は本来はソフトバンクの先発・和田に対して、エース・吉見をぶつけること

を避けた”捨て試合”のはずであり、望外の一勝だった。

それに対して今日は、相手が杉内なら吉見で勝てるはずという”勝ち試合”の

はずだったのだ。

ところが吉見の出来が予想外でイマイチだった。

最近の吉見にしては悪い部類の出来だった。

これには先日のクライマックス・シリーズで中3日で登板した影響が

あったように思えた。

そしてソフトバンクも昨日よりは打つようになって来た。

先制点こそ取ったものの、すぐさま同点にされて流れは良くなかった。

そして昨日に引き続き延長へ。


10回表の攻撃は見事だった。

2死から荒木が内野安打で出塁し、続く井端が四球で1・2塁。

ここで森野がレフト前にヒットを放つも、少々浅めだったので

得点できるか心配された。

だが荒木はいつものように美しいフォームで3塁を廻り、

本塁に駆け込みヘッドスライディングを決めて、リードする。

私は今日改めて感じたのだが、荒木が3塁を廻って本塁に向かう時の

ランニングフォームは実に美しい。

また彼のヘッドスライディングもなんとも見事でこれまた美しいものだ。


さらに守護神・岩瀬がなんと日本シリーズ18試合連続無失点だという。


ところでソフトバンクのファルケンボーグ、あれはとてもじゃないが

打てる気がしない。

(もっとも交流戦では平田が本塁打を打ってはいるが・・・)











中日望外の先勝(日本シリーズ①)

2011年11月12日 | 野球
まさか今日勝てるとは思わなかった。

ソフトバンクの先発が和田と想定された今日の初戦は、落合監督は

”捨て試合”にするのではないかと私は思っていた。

従って中日の先発がチェンと聞いても驚きはなかった。

いわゆる相性を考えると、ソフトバンクの和田に吉見をぶつけるのは

得策ではないと思われた。

もし万一、吉見で負けた場合の損失は大きい。

勝負は勝てる可能性の高い方に賭けるべきだ。


ツイッターで興味深い書き込みを見つけた。

それは相手の1番手投手にはこちらの3番手投手、相手の2番手には1番手、

相手の3番手には2番手をぶつけるという戦略である。

これは実に巧みな戦術だと思った。


言うまでもなく、短期決戦では確実に勝つことが求められる。

その意味では初戦にエースをぶつけるのは得策とは言えない。

それでは単なる玉砕戦法になってしまいかねない。

勝てばいいけど負ければ悲惨だ。

勝ちを計算した投手で負けたら、結果はひどいことになるだろう。


要するに相手の1番手の投手が出てくる初戦は”捨て試合”にするのである。

かつて野村克也さんは、日本シリーズの戦略は第1・3・5・7戦を

勝ちに行くことだと言っていた。

これも捨て試合を作ることである。

結局全ての試合に勝てるわけではないので、負けを計算するということは

一見消極的に見えるが、むしろ緻密な計算に基づいている戦略と言うべきだろう。


今日の試合に話を戻す。

私は今日は負けて元々だと思っていた。

従って6回までノーヒットでも焦りは殆どなかった。

ただ、ノーヒット・ノーランだけは避けて欲しかったが・・・。


しかし和田(中日)がホームランを打つことによって同点にして、

一気に流れが変わった。

あれだけ三振を奪取していた和田(ソフトバンク)に急速に勢いが

なくなって来た。

その頃からツイッターでは、これで中日ペースになって来たという書き込みが

増えて来た。

私はまだ半信半疑だったが、ソフトバンクに勢いがなくなったことは

明らかだった。

(ソフトバンクは5回からノーヒット)


そして延長に入った10回表の2アウトで、バッターはこの日DHの和田に

代わってレフトに先発出場の小池。

今更ではあるが、私は一発打つような気がした。

(レギュラーシーズンでもサヨナラホームランを打っていた)

案の定というか、何と言うべきか、小池は本当にホームランを打ってくれた。


ホークスファンには申し訳ないが、あれだけ圧倒的に強かったソフトバンクが

こういう姿を見せるなどということは想像も付かなかった。

適当な例えではないが、俊敏に飛び回っていた蝶が蜘蛛の糸に絡め取られて

悶絶したような印象を受ける。


勝負事恐るべし。




















「中日ファン」とは

2011年11月08日 | 野球
(少々回りくどい説明から始めさせてもらう)

ツイッターには同じジャンルの投稿のキーワードに、ハッシュタグ記号(#)を

付けることによってまとめて検索・閲覧できるという便利な機能がある。

特定のキーワードの情報を集めたい時には極めて有効である。


例えば、プロ野球の中日ドラゴンズ関連の投稿をする時に、「#dragons」と

付記すれば、その投稿は「dragons」関連の投稿として扱われ、同様な投稿と

一緒に閲覧することができる。

従ってその種の投稿は、時として”同好会”的色彩を帯びることも多い。


私がこの#dragonsのタグの投稿を初めて見たのは1年前の夏頃だったと思う。

そこには野球に詳しい方の投稿も結構あるので、情報収集場所としては

貴重であり、尚且つツイッターの特性である速報性に優れているので、

テレビ中継を見ながらよく見るようになっていた。

一つのプレイや采配に対するファンの感想が見られて、興味深いのだ。


ところが先日、この投稿欄に「ドラゴンズファン」ならいいが「中日ファン」

を名乗る奴はバカだ、という投稿があった。

(元々ここでは、ドラゴンズと呼ぶ人が殆どであり、私のように中日と呼ぶ人は

極々少数者である。

彼らにとって、「中日」という言葉は親会社の中日新聞社を連想させるようで、

彼らがそういう使い分けをしていることは、私にもある程度分ってはいた。)


とは言うものの、バカ呼ばわりされてさすがに私も腹が立ったので、

この投稿者に対して、中日=中日新聞社という語法は名古屋圏にのみ通用する

極めて閉鎖的なものであり、全国的には中日=野球チームなのだと

いう指摘をした。

本人から返事がなかったため、彼の投稿を直接見に行ったところ、

( これは#dragons タグを付けない投稿だったので、一部の限られた人しか見

ないはず)、「違いも分らないのか」(別に直接私に宛てた投稿ではない)

と書いていて私を驚かせた。

私は「ドラゴンズ」と「中日」の使い分けの違いが分らないのではなく、

そのような使い分けをする閉鎖性を指摘したのだ。


では閉鎖的であることは、一概に悪いと言えるのか。

もちろんそんなことはない。

これを方言に例えてみれば、方言を使うことが悪いなどとは当然のことながら

言える訳がない。

しかしながら「標準語を使う人はバカだ」という言い方が不適切であることは

言うまでもない。


私は「中日ファン」を名乗る人=中日新聞社の支持者という彼の短絡的な

見方に異議を述べたのだ。


実はこの問題以外にも、 #dragons タグの付いた投稿のタイムライン(一覧)

には独特の傾向というか、均質性及び同調圧力が感じられて違和感を抱く

のだが、その点については後日としたい。


尚、私がこう言うと「そんなに不満があるなら見なければいいではないか」

という意見が寄せられることが想像されるが、特定の意見に対して

異議を申し述べることの必要性をも私は意識しているのだ。

それに何よりも情報源として価値があるから利用しているまでだ。