酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

オバマ演説への些細な反発

2009年01月30日 | 政治
これは余りにも些細なことではあります。


それは1/24日にオバマ大統領が行った「ネット演説」の「要旨」(日経新聞)

を読んで私の感じたことです。


政策を箇条書きに掲げた末尾にこうあります。


   
   「 1、 規模や範囲について疑問の声があることはわかっている。


     1、 問題があるから資金を使うのでなく、未来に投資する。」


私は元々、政治には余り関心がないのですが

オバマ大統領は「多様性」を強調していたので

その点を評価していました。


しかし「問題があるから資金を使うのでなく、未来に投資する」って

一体これって何?

なんでこんな言い方をしないといけない訳?


何とも気持ちの悪いレトリックで

全く持って虫唾が走りますな。


以前、小泉元首相が貴乃花が優勝した時に

「やあ~感動した」と言った時にも

私の肌は鳥のようになっておりました。


しょせん政治家なんてそんなものなのでしょうね。






ミセス・ワタナベはパチンコへ行った?

2009年01月28日 | 社会
1/26の日経新聞・20面のコラム「景気指標」の

「消えたミセス・ワタナベ」という文章は興味深いものでした。


大雑把に言うと、FX(外為証拠金取引)の売買高が

昨年11月に前月比半減したそうです。

さらに驚くのは、日銀幹部が「ワタナベさんは

パチンコ店に移動した」という見方をしているということです。


私ならずとも「ホンマかいな」と思うところでしょうが

その記事では、パチンコ業界大手企業の11月末発表の中間決算が

過去最高益を記録したことが書いてあります。


私はここ数年パチンコをしていないので

最近の状況には全く疎いのですが

中小業者が淘汰され、大手が店舗を拡大して来た

ということは聞いていました。


しかし昨年に過去最高益というのは

単に店舗数増加による増益のような気がします。


「大手邦銀の為替担当者は『個人投資家が復帰しない限り

円高は止まらない』という。」---この文章をも含めて

私には随分といい加減な記事だと思えました。








社員が買って「内需拡大」??

2009年01月23日 | 社会
先日、トヨタが部長クラスの2200人に

自社の車を買うように決めたことが話題となりましたが

今度は富士通が、全社員に自社製のパソコンと携帯電話の

購入を促したそうです。

(ちなみに、富士通での社員の自社製品使用率は

パソコンで5割、携帯で3割だそうです。

社員も結構シビアに見ていることがよく分ります。)

尚、参考までに本日の「ワールド・ビジネス・サテライト」

(テレビ東京)によると過去には

三菱マテリアルが、なんと銅(!!)を社員に販売したことが

あったそうです。(残念ながら肝心の「その時期」を見逃しました)


もし仮に、会社から購入した銅をずっと持ち続けていて

昨年前半に売れば莫大な利益を手に出来たでしょうが

そんな人がいるとは到底考えられません。







「オバ”カ”騒ぎ」

2009年01月22日 | テレビ
昨日のテレビ番組のオバマ就任パレードの報道ぶりには

いい加減うんざりさせられました。


朝から各局ともパレードの生中継ばかりです。

就任演説なら分るが、パレードなんか延々と映しても

仕方がないと思うのです。


初の黒人大統領ということで「変化」への期待は分ります。

ましてや、あのブッシュの後ですから

アメリカ市民の思い入れは相当なものだということも

充分理解できます。


しかし各局の報道姿勢には、いつものことながら

不快感しか感じられませんでした。


そのなかで、夜のNHKニュースであったか

日本の若い女の子が感想を聞かれて

「日本も確実に変わった方がいいよね」

といっていたのには感心しました。

「東海道五十三次駅伝」?!

2009年01月21日 | スポーツ
1/19の日経新聞・夕刊・1面下のコラム「あすへの話題」で

京都銀行頭取の柏原康夫氏が「”駅伝”発祥の地・京都」という

興味深い文章を書いています。


それによると、日本最初の駅伝は1917年(大正6年)の

「遷都記念東海道五十三次駅伝徒歩競走」で

東京遷都50周年に合わせて開催されたそうです。

コースは京都・三条大橋をスタートし

東京・上野の不忍池までの約500km(23区間)で

何と3日間かかったそうです。

しかもチームは関東と関西の2チームのみ。

これを記念して、三条大橋と不忍池には

「駅伝の碑」が建てられているそうで、これにもびっくり。


ところでこの文章は、先日の「都道府県対抗女子駅伝」での

地元京都の活躍ぶり(5連覇)を、柏原氏が本当に喜んでいるのが

よく伝わってきて、読む人をも微笑ましくさせてくれます。


かく言う私も、実は京都チームを応援していて

本当に楽しい思いをさせてもらいました。

(1/11のブログ)


特に、双子の久間姉妹への期待は絶大なものを持っています。



追記:後半部分を大幅に書き換えました。 1/23










床屋での洗髪を義務化?!

2009年01月20日 | 社会
さすがに呆れてものが言えません。


日本の古くてどうしようもない部分が

凝縮されていてぞっとしました。

変えなくてはいけないのに、既得権益を守ろうとする勢力の

激しい抵抗で規制が行われているようです。



前置きが長くなりました。


理容業界で、「カット専門」の低価格(10分=1000円)の

業者を締め出すために、「洗髪しないのは不衛生」

ということを理由にして、洗髪を義務付ける請願が

出されたばかりではなく、あろうことか

それが採択された県があるというのです。(新潟県と長野県?)


サービスの内容も価格も、それを選ぶのは消費者の自由

に決まっているじゃないですか。


選挙も近いし、政治家には当然、票も金もたっぷりと

約束されているのでしょうな。


これまで安穏としてきた理容業界に

新しい発想の安価な業者が出現しただけのことじゃないですか。

それに加えて空前の不況が押し寄せて

苦境に拍車を掛けたということでしょう。


実は私も、昨年秋から2000円の店に変えました。

最初はカットの技術に対して半信半疑でしたが

出来栄えもまずまずでしたし、時間も30分と早いのも

ありがたいのです。(もちろん洗髪はあります。)


それまでは4500円の店に行っていました。

1時間も掛かることにも不満はありましたが

今までは我慢していたと言うか、諦めていました。

値段にしても高いという感じは持っていましたが

こちらも諦めていました。

そしてもう一つ。

接客態度も少しも良くないのです。


理容業界の皆さん。


客はこれまで、ずっと我慢して来たのですよ。

少しは客の気持ちを考えた事はあるのですか。

これでは客が離れるのは無理もないと思いませんか。






























変わらないな 美保純

2009年01月19日 | テレビ
先程NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」を見ていたら

美保純が出ていました。


私が美保純を見るのは、恐らく10年ぶりくらい

のように思います。(私はテレビドラマは見ません。)


しかしその美保純が、容貌を含めて以前とあまり変わらないのには

かなり驚きました。


ぶっきらぼうな性格は相変わらずですが

それに反感を覚えるほどではありません。


何よりも、「ナイーブな人は年をとっても

余り変わらない」ということが実感できて

うれしいのです。


大体「年相応になる」ことの無意味さを考えれば

「自由人」が若いのは当たり前の事です。

卓球女子決勝

2009年01月18日 | スポーツ
今日の卓球女子・決勝は白熱した試合で

なかなか見ごたえがありました。


去年は平野選手が圧倒的な強さを見せて

優勝したように記憶していますが(自信はありません)

今年は相手が中国の代表選手だった王輝選手ということで

簡単にはいかず、デッドヒートになりました。


王選手がカットマン(防御型)なので

見る人によっては、つまらなく感じる人もあるかもしれませんが

私には極めて面白いものでした。


また今日のNHKのテレビ解説は素人には非常に分りやすいもので

解説の鑑みたいに感じました。


結果的には、平野選手が臨機応変に作戦変更ができたのに比べて

王選手はその点やや遅かったのかもしれません。


それにしても平野選手の涙は、私にはかなり意外なものでしたが

ここまでの過程でかなり苦境に陥っていたようです。


そして最後に一言。

今日の平野選手の笑顔はとてもかわいいものでした。














今回崩壊したバブルで恩恵を受けたのは

2009年01月17日 | 社会
先日テレビで森永卓郎氏を見ていて

思い出したことがあります。


それは彼が出した『年収300万円時代を生き抜く経済学』が

ベストセラーになったことです。(2003年のことです。)


当時森永氏が、数年前に同種の本を出した時(1999年?)は

まだ実感が薄かったためかあまり売れなかったと

言っていたのを憶えています。


年収300万円以下の人数を調べてみると

   1999年  33.2%
   2003年  36.0%
   2007年  38.6%

となっています。(国税庁「民間給与実態統計調査」)

確かに、じわじわと増えてきています。


しかし私が驚いたのは1999年の時点で既に

33.2%もいたということです。(3人に1人です)


さらに詳しく見てみるともっと驚く事になります。


        200万円以下 200万円~300万円以下

  1999年   17.9%       15.3%
  2003年   20.2%       15.8%
  2007年   22.8%       15.8%


つまり200万円~300万円の人はあまり変わらないのに

200万円以下の人は1999年→2007年で4.9ポイントも

増加しているのです。(なんと4.4人に1人)


今、世間では「金融バブル」や「円安バブル」がはじけた

などと言われていますが、金融業界や電気機器・自動車などの

輸出産業が最大の恩恵を受けただけという気がします。


日本の不動産バブルの頃(1980年代後半)は

我々市民にも実感があったが、今回「バブル崩壊」

と言われても「え、バブルだったの?」というのが

市民の実感でしょう。


それはバブルの恩恵を受けた者の数の少なさが

理由のように思えます。

  

   
















アジの「焼き煮」?

2009年01月14日 | 感想
冷蔵庫にあるアジを酒のつまみ用に

どう”処理”(とても「料理」と言える物ではありません)

するかをネットで調べたのですが

あれこれ迷った末に、私の基本コンセプト「超簡単」を

第一に考えてアジの「焼き煮」(?)(焼いてから煮る)にしました。


ところがこれが大正解。


和風の煮付けだけでは飽きが来ていたので

始めてみた試みでしたが、これが驚くべき事に

なぜかちょっと「さわら」風の味がしてビックリ。


チャレンジ精神にも良い事あり!!




伊集院静氏の過激な意見

2009年01月13日 | 感想
1/12の日経新聞・26面のサントリーの広告

を読んで私は驚きました。


それは毎年、成人式の日にサントリーが出す

成人に向けた「人生訓」みたいなものなのですが

今年は伊集院静氏の文章が非常に過激だったのです。


それは企業の広告としての常識(?)を完全に無視したような

激しい口調のものでした。


少し長くなりますが引用します。


「・・・(前略) 今、日本も、世界も歴史にない不況に直面している。

その原因はこころない大人が金を得ることを人生のすべてと

考えたからだ。金があれば何でも手に入ると卑しいこころを

抱いたのだ。自分だけが裕福ならいいとしたのだ。


その大人たちの大半は先進国で最高の学問を修得した人たちだ。

なぜこんなことが起きたのか。それは人が生きる上で

何が一番大切かを学ばなかったからだ。

若い時に裕福に目が向き貧困を見なかったのだ。


・・・(中略) 自分だけが、日本だけが

よければではいけないことを学ぼう。・・・(後略)」


私は、伊集院氏はもちろんのこと

広告主のサントリーに対しても

よくこういう広告を掲載したなと驚いています。



























ダウ4000ドル?  1ドル=69円?

2009年01月12日 | 経済
昨夜フジテレビの「サキヨミ」という”報道番組風”の娯楽番組で

投資家のジム・ロジャース氏が1ドル=69円もありうる、

またドルは基軸通貨としては数年で終焉する

と言っていました。


さらに彼は(昨夜私は酔っていたので記憶が定かでなくて

出所がはっきりしないのですが)

ダウは4000ドルの可能性もある、

そして原油は2013年までに1バレル=200ドル

まで上昇すると発言しているようです。


これに対して森永卓郎氏はジム・ロジャースの

「極端な」意見に異論を述べていましたが

果たしてそうなのかどうか・・・。

(もっとも森永氏も1ドル=70円台はあると言っていました)


それというのも、私は2004年(?)に行われた

ジム・ロジャースの日本での講演(新宿の厚生年金会館)を聞き

当時原油が1バレル=35ドルくらいだった時に、

150ドル説を聞かされて驚いた記憶があります。

(その講演会には森永氏も出席していました。

また当時インフォストック在籍(現在フィスコ)の鈴木一之氏が

ずいぶんとびっくりしていたのを憶えています。)


また榊原英資氏はテレビ東京の「NEWS FINE」で

1ドル=85円を切るとロスカット(損切り)による反対売買の

円買いが出て、オーバーシュート(円高の加速)が起き

1ドル=70円台もあるだろうと言っていました。


結局、よく言われるように

「市場はしばしばオーバーシュートする」ということでしょう。


























































































































































































































































































































































































































































































































































都道府県対抗女子駅伝は面白かった

2009年01月11日 | 陸上
今日の都道府県対抗女子駅伝は

見ていて非常に面白いレースでした。


まず1区。

岡山の中村友梨香(北京オリンピック・マラソン出場)と

京都の木崎良子のデッドヒート(同タイム)は

木崎の予想以上の頑張りが印象的でした。

(木崎のファンの私としては、区間インタビューで

木崎が見られるなんて望外の喜びでした。)


そして2区は小林祐梨子の爆走。

何と32位から3位と29人抜き。何も言う事はなし。


3区の京都の久馬悠(中学生の双子の姉)は華奢な体ながら

どこか大物感を漂わせていました。


しかし何と言っても圧巻なのは

8区の久馬萌(妹)。

スタートダッシュでものすごい飛び出しを見せ

解説の金哲彦氏がオーバーペースを心配していましたが

その後もバンビのように飛び跳ねていました。

過去の高校生の区間記録(数年前から中学生専用区間に変更)

をも更新してしまいました。

華奢な体に似合わない大胆なフォームの走りで

こんなに将来が楽しみな選手も珍しいように思います。


そしてその久馬萌からタスキを受け取る時に

9区の小島一恵が見せた笑顔は優しいお姉さんのようで

実に美しくて印象的でした。


今日の駅伝には十二分に愉しませてもらいました。












情けない国会論議

2009年01月10日 | 政治
日本の政治はどうしてこうもお粗末なのか。


国会で、定額給付金を首相が受け取るかどうかを

議論しているなんて、話にならないのにも

程があろうというものでしょう。


こんなことをしているから民主党は

良識者から馬鹿にされるのだ。

前回の参議院選挙の「大勝」にしても

自民党がお粗末過ぎたために

消去法で選ばれたに過ぎないことは明白でしょう。


いくらなんでも、本気で「支持された」と思っている

おめでたい議員は殆どいないと思いますが

今回の「優勢」にしても

麻生首相の余りにもひどい無能ぶりに

助けられているだけのことでしょう。


大体、誠実のかけらも感じられない小沢代表を

本気で支持する人が、果たしてどれだけいるだろうか

ということを考えてみれば分る事です。


私の考えでは、日本の政治家の殆どは

「謀略家」(自分の利益の実現のために行動する人)

であり、誠実な人は政治家などにはならない。


(私にとって誠実とは、到って簡単な事で

権力を振るわない事です。)