ウィキリークスについては名前は知っていたが、まさかこんなに大きな問題を
引き起こすとは思っていなかった。
「大きな問題」と言ったが、実は日本ではこの問題がそれほど大きな問題に
なっていないということ自体が問題なのである。
アメリカを筆頭とした外国での騒ぎに比べて、日本では「市川海老蔵問題」
よりも小さい取り上げ方で何とも情けない。
それは端的に言って、日本のマスメディアが自らの存在感の小ささを
表明しているようなものではないだろうか。
ウィキリークスは機密情報の公開の前に、その情報の信憑性の確認の為に
ガーディアン(英)やニューヨーク・タイムズ(米)などには事前に確認
を求めていたらしいが、日本のマスメディアには何の連絡もなかったという。
要するに日本のマスメディアは、ウィキリークスから「まともなメディア」
という扱いをされなかったという驚くべきことなのだろう。
もちろん前原外相のように、こういうウィキリークスの行為を「犯罪行為」
という言い方はある意味では当然ではある。
それが「法治主義」ということだろう。
しかし私には異議がある。
言うまでもなく法律は恒久的なものではない。
適当でないものは直せばいいのである。
ウィキリークス或いは「尖閣ビデオ流出」の海上保安官を処罰すべきという
意見に対しては私は反対するのみである。
なぜなら、私の考えの基本が「どうすべきか」という理念を重視するから
である。
そんな考えでは法律は維持できないという指摘は無理もないと私も思う。
理屈を言ったら法律には勝てない。
そんなことは私と言えども理解している。
しかし法律は常に「後追い」でしかない。
我々は「後追い」ではなく、理想の「先取り」を目指すべきだと思うのだ。
引き起こすとは思っていなかった。
「大きな問題」と言ったが、実は日本ではこの問題がそれほど大きな問題に
なっていないということ自体が問題なのである。
アメリカを筆頭とした外国での騒ぎに比べて、日本では「市川海老蔵問題」
よりも小さい取り上げ方で何とも情けない。
それは端的に言って、日本のマスメディアが自らの存在感の小ささを
表明しているようなものではないだろうか。
ウィキリークスは機密情報の公開の前に、その情報の信憑性の確認の為に
ガーディアン(英)やニューヨーク・タイムズ(米)などには事前に確認
を求めていたらしいが、日本のマスメディアには何の連絡もなかったという。
要するに日本のマスメディアは、ウィキリークスから「まともなメディア」
という扱いをされなかったという驚くべきことなのだろう。
もちろん前原外相のように、こういうウィキリークスの行為を「犯罪行為」
という言い方はある意味では当然ではある。
それが「法治主義」ということだろう。
しかし私には異議がある。
言うまでもなく法律は恒久的なものではない。
適当でないものは直せばいいのである。
ウィキリークス或いは「尖閣ビデオ流出」の海上保安官を処罰すべきという
意見に対しては私は反対するのみである。
なぜなら、私の考えの基本が「どうすべきか」という理念を重視するから
である。
そんな考えでは法律は維持できないという指摘は無理もないと私も思う。
理屈を言ったら法律には勝てない。
そんなことは私と言えども理解している。
しかし法律は常に「後追い」でしかない。
我々は「後追い」ではなく、理想の「先取り」を目指すべきだと思うのだ。