酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

ウィキリークスという爆弾

2010年11月30日 | 政治
ウィキリークスについては名前は知っていたが、まさかこんなに大きな問題を

引き起こすとは思っていなかった。

「大きな問題」と言ったが、実は日本ではこの問題がそれほど大きな問題に

なっていないということ自体が問題なのである。

アメリカを筆頭とした外国での騒ぎに比べて、日本では「市川海老蔵問題」

よりも小さい取り上げ方で何とも情けない。

それは端的に言って、日本のマスメディアが自らの存在感の小ささを

表明しているようなものではないだろうか。


ウィキリークスは機密情報の公開の前に、その情報の信憑性の確認の為に

ガーディアン(英)やニューヨーク・タイムズ(米)などには事前に確認

を求めていたらしいが、日本のマスメディアには何の連絡もなかったという。

要するに日本のマスメディアは、ウィキリークスから「まともなメディア」

という扱いをされなかったという驚くべきことなのだろう。


もちろん前原外相のように、こういうウィキリークスの行為を「犯罪行為」

という言い方はある意味では当然ではある。

それが「法治主義」ということだろう。


しかし私には異議がある。

言うまでもなく法律は恒久的なものではない。

適当でないものは直せばいいのである。


ウィキリークス或いは「尖閣ビデオ流出」の海上保安官を処罰すべきという

意見に対しては私は反対するのみである。

なぜなら、私の考えの基本が「どうすべきか」という理念を重視するから

である。

そんな考えでは法律は維持できないという指摘は無理もないと私も思う。

理屈を言ったら法律には勝てない。

そんなことは私と言えども理解している。


しかし法律は常に「後追い」でしかない。

我々は「後追い」ではなく、理想の「先取り」を目指すべきだと思うのだ。





変わらない落合監督のファン軽視

2010年11月28日 | 野球
落合監督が昨日のファン感謝デーに、昨年に続いて出席しなかったことが、

一部で話題を呼んでいる。

この報道には私もカチンと来た。

去年後半、マスメディアに対して「しゃべらない」と言って物議を醸した

落合監督だが、今年はその態度を改めていたので私も納得していた。

ところがまたしてもこれである。

結局彼は反省などしていないということだろう。


私はこれまでにも何回となく、当ブログで彼のプロ意識を批判して来た。

(「長嶋茂雄のサービス精神」、「落合監督のプロ意識の欠如」など)

それは要するに、プロスポーツは基本的に興行によって成り立っている

のであって、ファン軽視などもってのほかであり、まさに「お客様は神様」の

世界だということだ。

こういう根本的なことを心底理解していない人は猛省すべきである。

その業界で高収入を得て来た人ほどその恩恵を多大に受けて来たのだから、

そういう気持ちを強く持つべきなのは当然のことである。

類稀な能力を持っているから高収入が得られるというのは、事の半分

でしかない。

そういう選手を見る為に金を払う人がいてくれるからこそ、興行が成り立つ

のである。

私は興行という形態が成り立つことの”不思議”に関係者はもっと気を配る

べきだと思う。


”職人肌”という名の下に無神経な我がままを許してしまう環境は

そろそろ終わりにしてはどうだろうか。






日本という極めて不思議な社会

2010年11月27日 | 感想
(諸般の事情により、ここ10日間ほどブログの更新ができなかったことを、

この期間に当ブログに訪問された方にお詫び申し上げます。)


しかしそれにしても、この間に実に様々なことが起こったものだ。

まずは何と言っても「尖閣ビデオ」の投稿問題。

これは私個人にとっては最も大きな事件だった。

それは新しい時代の到来をまさに告げるものだった。


報道によると、Youtubeに投稿した海上保安官は当初CNNに送付したものの

放映されなかった為にYoutubeに投稿することを選択したらしい。

これに関しては、朝日新聞の記者が新聞社に持込んでくれれば・・・という

文章を発表して一部で失笑を買っていたが、メディアに対する信頼度という

観点からすると興味深いものがある。


また、この間世間では、法務大臣の”国会軽視発言”が話題になっていた。

しかしこれは余りにも馬鹿げた話であり、あの程度のことを知らない人などは

常識的に言ってまずいないだろう。

私にはむしろ、あの程度のことを「国会軽視」と騒ぎ立てざるを得ない自民党

の情けなさを痛感させられただけであった。

あれは単に日本の国会のレベルの低さを証明しただけのことである。


そして最後は北朝鮮の韓国に対する砲撃である。

これにはさすがに驚かされたが、しかし菅政権は中国、ロシア、北朝鮮と

トリプルパンチだし、内閣もボロボロで、もはやこれまでかと思うのだが

本人は「支持率1%になっても辞めない」と言っているようで、これをしも

蛮勇と言うべきなのだが、実に困ったものである。

昔から「馬鹿に付ける薬はない」と言うからなぁ。











尖閣ビデオの公開について

2010年11月16日 | 政治
尖閣ビデオ問題は、ビデオを投稿した海上保安庁の保安官が

昨夜未明に処分保留で帰宅したことにより新たな局面に入ったようだ。


そこで考えてみたいのは、あの保安官の投稿という行動がなかった場合のこと

である。

彼がもし投稿していなければ、あのビデオは未だに公開されていなかった

だろうということは誰にも想像の付くところだろう。

それはまさに菅政権の望むところであり、国民の殆どが望まないこと

であっただろう。

そのことは、菅政権がこれほどまでにビデオの流出問題に拘って来たこと

からも伺えることである。


ところで、ここで政府がビデオ非公開に拘る理由を想像してみる。

まず既に中国人船長を釈放してしまった今となっては、

衝突の状況が明らかになると、釈放という判断を下したことへの批判が起きる

だろうことは、ほぼ間違いない。
(既に一部では、そういう声が出ている。)

また、拘束されていたフジタ社員の解放にあたって、中国側が条件として

ビデオの非公開を求めて来たと一部で伝えられていたこともある。


要するに政府としては、ビデオの非公開は必須事項であったのだ。

それがあの保安官の投稿という行動により崩されてしまった。

そこでビデオ流出を最大限に問題視する戦術に切り替えて来た。


しかし10/18に機密扱いの指示が出るまでの扱いは、結構いい加減なもの

だったようだし、一時期は海上保安庁の職員なら誰でも見られたというから

これを重大な国家機密とするのには無理があるだろう。
(そもそも海上保安庁内部では、職員の研修用にコピーを多数作成していた
そうだ。)


ビデオを公開すべきかどうかという本質的な議論がどこかに追いやられて

しまって、代わりに機密漏洩が話題になること自体、元々倒錯した議論

だったのだ。













尖閣問題の本質は衝突にあり

2010年11月13日 | 政治
尖閣問題は、ここに来て迷走し始めているように感じられてならない。

自民党など野党の政治家たちは、馬渕国交大臣に対する問責決議案や

不信任決議案の提出を検討しているようだが、そんな風に”政局”化させる

ことよりももっと大切なことがあるのではないかと言いたくなる。


そもそもこの問題の発端に立ち返って考えてみれば、

ビデオ流出を最大の問題視すること自体おかしな話ではないだろうか。

言うまでもないことだが、ビデオとは衝突事件を撮影したものであり

問題なのはあくまでも衝突事件そのもののはずである。

衝突の詳細を明らかにしようとせずに、ビデオの流出そのものを問題視する

というのはいかにも本末転倒ではないか。

その意味では、ビデオ流出問題とは副次的な問題にすぎない。

(もちろん、国家公務員の機密漏洩という問題が大問題であるのは

私とて理解できるが、果たしてあれが大騒ぎするほどの機密であったのか

という問題はまた別である。)


そして衝突の詳細を知るには、ビデオを公開するしかないことは

言を待たないだろう。


従って、ビデオを非公開としようとした政府関係者の姿勢は理解に苦しむ

ばかりであった。


海上保安庁の問題の保安官は、こういう政府の姿勢に異議を突き付けた

のだから、多くの国民に支持されるのは当然である。













尖閣ビデオ問題に思うこと

2010年11月11日 | 政治
昨日、海上保安庁の保安官がビデオを投稿したことを上司に申告したことが

明らかになってからというもの、世の中の論調が”政治主導”で機密漏洩に主眼

が置かれるようになった気がするのは私だけだろうか。

もちろんネットの世界では、彼の行動を支持する人が圧倒的に多いのだが、

それでも私は政府首脳の機密漏洩への”誘導”が不愉快である。


事件発生当初にビデオを公開しなかったことが最大の失敗だったということは

これまでにも書いたが、今からでも全て公開すべきだと私は思っている。

隠蔽しようなどとは国民を愚弄するにも程がある。

菅政権の本質が透けて見えるようである。

また仙谷官房長官の非道なやり方にも開いた口が塞がらない。

彼は本当にタチが悪い。


せめてネットの世界だけでもいいから、投稿した保安官を支持する運動が

大きく広がることを願って止まない。



昨日の落合采配に異議あり

2010年11月08日 | 野球
昨日の日本シリーズ第7戦の投手交代に私は大いに不満を抱いた。


まず6-3で中日3点リードの5回表から登板した河原が、前日とは別人のよう

な内容で明らかに不調で3安打を浴びて6-4とされた。

さらに2死1・3塁で金泰均に死球を与えて満塁とした場面、もう限界だと私は

思った。

鈴木と交代して欲しいと思って見ていたが、落合監督は続投させる。

そして里崎にも安打を浴びてついに同点とされてしまう。


もう一つは7-7の同点の12回表・2死2塁の場面、迎える打者はこの日2安打

している左の岡田である。

しかも浅尾は前日2回を投げて同点打を浴びている上に、昨日も9回から登板

していて既に4イニング目であり、球は高目に浮いて疲労の色は誰の目にも

明らかだった。

もしここで打たれれば勝ち越しを許す=ロッテの優勝になるわけだから

当然ここは岩瀬と交代だと思っていた。
(残り投手は、左の久本・三瀬・岩瀬、右の鈴木の4人)

しかし落合監督はここでも続投を選択する。

そして岡田に3塁打を打たれて7-8とされたところでようやく岩瀬と交代。

結局この1点が重く、ロッテの優勝が決まってしまった。


前日のように延長15回まで行くということも当然考えただろうし

残り投手との比較をして浅尾続投を決断したことは想像に難くないが

浅尾ではいかにも残酷だった。











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「尖閣ビデオ非公開」に風穴

2010年11月06日 | 政治
尖閣ビデオ流出問題は昨夜頃から政界を中心に、流出そのものを最も重要視する

論調に変わって来た。

日本の国家組織からの内部流出とすれば、それを問題視するのは当然のこと

ではある。

だがしかし、これまで屁理屈を付けてビデオを非公開として来た政府の姿勢は

果たして赦されるのであろうか。

一部では、非公開という方針は、拘束されていたフジタ社員の釈放時の条件

だったと伝えられているようだ。

(要するに、中国側は自国に都合の悪いビデオを公開しないことを条件に

釈放したということだ。)



今更言っても始まらないことだが、このビデオを事件発生当初に公開して

いれば、この問題は全く違った展開を見せていただろう。

そういう意味において、今回のビデオ投稿者は言わば内部告発者である。

私には内部告発者を保護しなくていいのかという気もする。








尖閣ビデオ流出

2010年11月05日 | 社会
今日は朝から、各テレビ局で「尖閣ビデオ流出」問題のオンパレードである。

話題性から言ってもそれは無理からぬところではあるが、ここまでの反応が

あるかどうかについては、私がこの情報を知った深夜午前0時50分頃には

半信半疑であった。

またいつものように、適当に"アングラ情報”扱いされて

まともに相手にされない恐れを私は感じていたのだ。


先に結論から言えば、このビデオ投稿という行為は快挙である。

何しろ国民の多くが当然見たがっていた物を、妙な屁理屈を付けて隠そうと

して来た政府が絶対的におかしいからである。

そこには、インターネットではこういうことが可能なのかという驚きと

喜びがある。


もちろん中国国内ではYoutubeそのものが閲覧できないので、この情報が

どういう伝わり方をするのかは不明だが、現在のところ人民日報のwebサイト

が日本での報道を引用する形で伝えているようだ。


しかし世界の多くの国では見られるので、中国の無法ぶりが理解される

ことだろう。

これが何といっても大きい。


とは言うもののYoutubeといえども、完全にフリーというわけではない

のではないか。(猥褻なもの及び著作権を侵害するものが削除されるのは

当然にしても)

私はネットの事情に疎くてよく分からないのだが、現在は第三者から削除要請

があった時点で判断して削除しているようだが、その内に投稿時に

自動チェックする機能(映像内容のチェックは極めて困難だろうが、

タイトルでの検索チェックは容易なはずだ)も

付けられれば、自由な投稿など不可能になってしまうだろう。


最後に、この前のテロ関係の公安資料の流出も意図的な操作によるものと

言われているし、今回の流出も当然意図したものだから、それらの目的は

一体何かということになるわけだが、APECを13日に控えているこの時期が

話題視されている。


どちらの資料も官僚から流出した可能性が指摘されているが、

彼らが政権に対して叛旗を翻したということなのだろうか。

菅政権もいよいよ危ないのかな。





落合監督の岩瀬起用の謎

2010年11月04日 | 野球
あれは不思議と言うよりも謎、いや、もはや不可解を通り越して

危険な采配だったと言うべきだろう。

昨日の日本シリーズ第4戦、4-3で中日1点リードの延長11回裏2死走者なし

の場面で、落合監督は高橋聡文に代えて岩瀬を投入した。

高橋聡文は10回裏1死満塁の場面で浅尾に変わって登板して併殺に取り、

11回も打者2人を無四球・無安打に討ち取っていた。

ここで代える理由は何もないように私には思えた。

それどころか、近況必ずしも好調とは言い難い岩瀬に代えることの方が

はるかに危険だと感じた。


私のみならず多くの人がそう思ったのではないだろうか。

実際、解説の阿波野氏も同様の意見だったと記憶している。(自信はないが)

ノムさんに到っては「落合監督は岩瀬にずいぶん気を遣っている。」とまで

言っていた。(山井の完全試合目前での交代まで引き合いに出していた。)


結局岩瀬は四球で走者を出したものの、次の打者を打ち取り事なきを得た。


だがこれは、「勝つことを最優先する野球」では決してないはずだ。

ではあの2007年の日本シリーズでの山井交代は一体何だったのか。

仮に負けた場合に、日本一が目前だった2007年の場合はシリーズの流れが逆転

してしまう恐れがあったのに対して、今年は相手に王手を許すことの違いは

あるが、私にはそれがさしたる違いには思えない。

それよりも何よりも、岩瀬の近況は極めて危ういものに見えていた。

本来なら交代の理由を知りたいところだが、

そんなものは明らかにされるはずもない。















野球ファンの閉鎖性

2010年11月03日 | 野球
スポーツ雑誌「Number」のWebサイトに「『野球は素晴らしい』と語る

落合監督。その“夢”はファンに届いているか?」というタイトルの文章

掲載されたのは11/1のことだった。

それはノンフィクションライターの中村計氏の「野ボール横丁」という

連載コラムのひとつである。


私がその文章のことを知ったのは当日の昼過ぎだったと思う。

それはいつも私が見ているツイッター上の中日ファンが集まる場所でのこと

であった。

そこで一人の中日ファンが口を極めて中村氏の文章を非難していた。

それは私に言わせれば、真っ当な批判というよりは罵詈雑言を浴びせる類の

ものだった。

すると間もなく、その場所には同様の文章があっという間に多数寄せられ

始めた。

そしてそれは、その後延々と続くことになる。

(このように、ある種のバイアスが掛かると一気に過熱・加速するのは

ツイッターの特徴の一つだと思う。)

そこで私は元の中村氏の文章を読んでみた。


それは確かに中日の野球スタイル及び落合監督を批判するものではあるが、

間違っても「誹謗」とか「悪意に満ちた文章」という(非難が寄せられた)

レベルのものではない。

それは極めて大雑把に言えば、中日の為(中日が勝つこと及び

中日ファンの為)にだけ努力するのではなく、プロ野球界全体の人気回復を

視野に入れた行動をとるべきだという意見である。

それを、今回の日本シリーズの地上波全国中継なし問題(3試合)、

及び2007年の日本シリーズでの「山井投手交代問題」(8回まで完全試合ペース

で投げていた山井を岩瀬に交代させた)、さらには落合監督のマスメディア

との関係(昨年後半、落合監督は試合後に「しゃべらない」と発言して

物議を醸したが、それも今年は改めている。)と絡めて論じたものである。


この考え方そのものは、かねて私の主張するところでもあり私には

何の異論もなかった。

ところがこれが熱心な中日ファンの逆鱗に触れることとなったのだ。

中には「Number」の不買運動を叫ぶ人まで出る始末で、

もはや手がつけられない状態にまでエスカレートしてしまった。


私はそれらの反論を読んでみたが、正直言って単なる感情的反発や

短絡的解釈にしか思えなかった。


実は私は、1ヶ月程前にも同様の過剰反応を経験している。
こちらの当ブログ)

結局、最近何かと世間の風当たりを強く意識させられている一部の熱心な

中日ファンが、批判を浴びて冷静さを失った結果のことだと私は理解して

いる。


例えば中日の観客動員数は、ここ2年で242万人→219万人と減っているのは

事実だ。

今年は優勝したとはいえ、前半の成績は芳しくなかったから

観客数には結び付きにくいという事情はあるにせよ、他球団で大きく減らして

いるのは、新球場効果の反動で減った広島くらいしか見当たらない。

というよりも、世間の「プロ野球人気低迷」との通説とは裏腹に

この5年間でセ・パ合わせて1987万人→2214万人と11%も増えているのだ。

(もっともこれは、826万人→983万人と19%も増えているパリーグによる

ところが大きい。セリーグは1160万人→1230万人と6%増に留まっている。

また、プロ野球界が観客数を水増ししたものではなく正規の人数を発表する

ようになったのは2005年から。)


しかし観客数だけ見れば、このように全体では増えているのだが、視聴率

(特に巨人戦)の長期低落現象は変わっていない。


ところで話を元に戻すと、要するに熱狂的な中日ファンも事実は事実として

きちんと受け止め、「一中日」のみならずプロ野球界全体にも目を配る余裕を

持ってほしいということである。

















「石井紘基議員 殺害事件」の疑惑・続報

2010年11月01日 | 政治
昨夜(正確には11/1午前0時過ぎ)に投稿した後、事件に関する重大な証言が

見つかったために続報を書くことにする。

それは社民党の前衆議院議員・保坂展人氏のブログである。


要するに、犯行直後の時間帯には既に実行犯の名前が政治記者の間では

知られていたというのである。(保坂・前議員に電話を掛けて来て

実行犯の名前を挙げて「知らないか」との問い合わせがあったそうだ。)

しかし実行犯はその時点では逃走中であり、翌日警察に出頭するまでは

通常誰にも名前は分からないはずである。

ところが犯行直後に既に名前が知られていたとは一体どういうことだろうか。


当然、彼ら政治記者は事前(もしくは発生直後)に何らかの情報を得ていた

ことになる。

そして保坂氏によると、このことに関しては当時も一切報じられなかった

という。


この事件はとてもではないが、私などの素人の手には余る種類の事件である。

しかし事件の背後には何らかの大きな勢力の力が働いていたのは

ほぼ間違いないだろう。







「石井紘基議員 殺害事件」の疑惑

2010年11月01日 | 政治
昨日のテレビ朝日「報道発ドキュメンタリ宣言」は2002年に起きた石井紘基議員

殺害事件の特集で、前宣伝を見た時点で興味津々だったのだが、

結果的には真相が明らかになったわけではなく、その点で大いに欲求不満が残る

ものだった。


私は今までこの事件の内容については殆ど知らなかったに等しいのだが、

石井議員本人が「日本がひっくり返る様な内容」と語っていた国会での質問、

その3日前の殺害及び関係資料略奪など極めて不審な事件である。

さらには実行犯(現在服役中)が「4500万円もらって殺害を依頼された」

と語るのみならず、服役中の実行犯と面会及び手紙のやり取りをするなど

追跡調査を続けて来たテレビ朝日の記者が、最近突如として実行犯から

面会を拒否されたことなど余りにも謎が多いのだ。


やむなく私はネットで少し調べてみたのだが、そこはもはや怪しげな情報の

飛び交う世界であった。

ただ一つ言える事は、事件の背後には石井議員に問題を暴露されては困る

勢力が明らかに存在するという事である。


そしてそれは「整理回収機構の不正関連」(Wikiの脚注)らしい。


最後にもう一つ、アングラ情報では、石井議員が事件直前に相談を持ち掛けた

相手としてなぜか菅直人の名前が挙げられていた。