酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

伐採禁止で桜が枯れる!?

2009年11月30日 | 社会
難しい問題である。


11/29の日経新聞・34面の記事によると、京都の嵐山で2000年以降に植えた

桜と楓に枯れる物が増えているという。


特に桜は、植えた80本のうち33本が枯れるなど生育不良を起こし

景観が変わって来ているようだ。


その原因については記事を引用する。


  「薪拾いなどがなくなり、土の養分が増えてマツの生育に不適となった結果

   常緑広葉樹が増加。日光がよく当たる場所を好むサクラやカエデを囲んで
   
   しまったことが、育ちにくくしている原因という。」

そして森林管理事務所では

  「明治時代初めに官有地になり、森林伐採を禁じたことが転機だった」

と分析しているようだ。


私など素人には、土地の養分が増えると育ちにくくなるというのは

理解しにくいが、確かに松は断崖絶壁に生えていたりするからね。


そういえば、枝豆はやせた土地のほうが良く育つと聞いた気もするが・・・。


まあ自然界はまさに多様性そのものだから、一筋縄では行かないのだろう。


世の中には「地球に優しい」などという気持ちの悪い言葉が蔓延していて

閉口するが、この嵐山の例で言えば、伐採禁止は「地球に優しい」のかどうか。


問題はそう単純ではない事が分かる。












3周遅れの鳩山内閣

2009年11月29日 | 政治
鳩山内閣が「ドバイショック」を受けて今日(11/29)「緊急協議」をしたらしい。


今さらどこが”緊急”なのか。


そもそも最初にドバイの政府系企業の返済猶予要請が伝えられたのは

11/26(木曜日)の昼頃だったはずだ。

その証拠に11/26の日経新聞・夕刊にその記事は出ている(東京・4版)。


(但し1面ではなく3面で、扱いも大きなものではなかった。)


しかし日本の株式市場は反応せず日経平均株価は58円安で終わる。


11/26夕方には私も不審に思い、夕刊で大成建設などの株価を確認したくらいだ。

(確かに日本では反応していなかった。)


アジア市場では、上海総合指数が3、170でー119(-3.6%)

インド・センセックス指数が16、854でー344(-2%)という結果

だった。


但しインドの場合は、大引け前には欧州市場は開いているはずだから

それに反応したのかもしれない。

上海の引けは欧州の始まりとほぼ同時?(不勉強で尚且つ調べもしないで失礼。)



そして11/26深夜(日本時間)の欧州市場で3%以上の下げがあったのを知った

11/27(金曜日)の日本市場では300円安(-3.2%)を演じることになる。


木曜日の報道に対して金曜日に反応した日本市場が1周遅れだとすれば

日曜日に反応した鳩山内閣は3周遅れと言えるかもしれない。


しかし私が情けなく感じるのは、鳩山首相が「明日(月曜日)の市場の反応を見て

対応を考える」というような発言をしたと伝えられていることだ。


言うまでもなく市場は、欧州も、(前日休場だった)米国も落ち着きを

取り戻して来ているのであり、現にCMEの日経平均先物は9,200円まで

戻しているのだ。

為替も86円台(土曜朝時点)。


為替動向にもよるが、明日(月曜日)株価が大きく下げる事は考えにくい

と私には思われる。






























久馬萌、頑張る

2009年11月29日 | 陸上
久馬姉妹がまた出場していた。


昨日行われた静岡県長距離強化記録会での5000m・3組の結果


久馬萌は好調のようだ。

姉の悠だって15分台だからまずまずではないか。


ところで先週の国際千葉駅伝において、6区で区間賞を取って学生選抜を2位に

押し上げた吉本ひかり(佛教大・2年)がこの大会にも出ている。


しかしその吉本を抑えて1位になったワイナイナ・ムルギ(豊川高1年)

という選手は、一体どんな選手なのだろうか。


これで全国高校女子駅伝も楽しみになって来た。






サンドイッチ店でレタス栽培

2009年11月28日 | ビジネス
これには驚いた。

11/27の日経新聞・15面によると、サンドイッチの日本サブウェイが

来年1月にも、材料のレタスの栽培設備を備えた店を開くというのだ。


店内にガラス張りの栽培棚を置き、中では発光ダイオード(LED)を光源にして

成長促進のためにCO2の濃度を高めるといった”ミニ植物工場”にするらしい。


それもそのはず、経済産業省の「先進的植物工場推進事業費補助金」なるものが

2000万円出るらしい。


これは昨今の風潮から言えば、”税金で作るレタス”ということになる。


特定の企業のイメージアップの為に税金を使うのかという気持ちにもなるが

「植物工場推進」の為なら止むを得ないか。


何しろ初期投資だけで400~500万円掛かるという。


そして栽培設備の運営は外部に委託するとのこと。


計算では年に816個の収穫が見込め、これは店の使用量の1割程度だという。

従ってこれは、当然ながら経済効果ではなく「地産地消ならぬ”店産店消”」

という「新鮮・安心」をアピールするパフォーマンスに他ならない。


しかし栽培環境を消費者に見えるようにするということは

今まで写真での表示はあったものの、目の前で確認できるというこの試みは

けっこう受けるような気がするが果たしてどうなるか。









トップアスリートは宇宙人?

2009年11月25日 | 陸上
陸上ネタが続くが、今日はトップクラスの選手がいかに凄いかという話を・・・。


まず何と言っても思い出すのはこの人の話だ。


それは土佐礼子。

かつて土佐が、高橋尚子と初めて一緒に走った名古屋国際女子マラソンでの印象を

「高橋さんが余りにも早いのに驚いた。」と語ったのを聞いたことがあるが

その随分と正直な発言に私は驚いたものだ。


一流クラスの選手までもが驚く凄さとは一体どんなものなのか。


さらに私は、2年前の全国都道府県対抗女子駅伝に出場した野口みずきを思い出す。

北京五輪開催の半年程前の出場だけに話題を呼んだものだ。


しかしその時の野口は物凄かった。

相手は野口と比べてはかわいそうで、脚の回転というか”エンジンが違う”という

感じで、これも私に強烈な印象を残している。


最後にこれは一般人の感想。


3年程前に国際千葉駅伝(当時はオール女子選手)を目の前で見たその人は

あまりの速さにびっくりしていたものだ。


かく言う私も一度は生で見てみたいものである。


















国際千葉駅伝・雑感

2009年11月24日 | 陸上
昨日の国際千葉駅伝は、結果から言えばケニア勢が不調なこともあって

日本が余裕の勝利を手に入れることができた。


しかし学生選抜が2位に入ったのには正直驚いた。


その学生選抜のアンカー6区・吉本ひかり(佛教大・2年)は

何とあのヌデレバを抜いて2位に上がっただけでなく

北京五輪代表選手の中村友梨香の区間タイムをも上回り

区間賞を取ってしまったのだ。


むろんヌデレバは、1週間前に横浜国際女子マラソンを走ったばかりで

精彩を欠いていたという事情はある。


しかしアンカー区間の6区には、新谷仁美(千葉選抜・豊田自動織機)

もいたのだから区間賞の価値は大きい。


こんな素晴らしい成績を挙げた吉本だが、同じくアンカーを務めて優勝した

全日本大学女子駅伝での印象は私にはあまりなく、立命館の追い上げをしのいで

逃げ切ったという記憶しかない。


でもまだ2年生なのだから先々楽しみである。



ところで4区の赤羽有紀子だが、中継所で見た時はやつれたように見えて

びっくりしたが、区間タイ記録を出したことだし、復調して来たようだ。


レース後の本人のコメントもそのような事を言っていた。









(陸上) 久馬姉妹が活躍

2009年11月23日 | 陸上
昨日の近畿・高校女子駅伝で、注目の的の京都・綾部高の久馬姉妹が活躍した

ようで私も非常にうれしく思っている。


何しろ地方大会ということで、情報入手がままならない状態だったので

私も苛立っていたのだ。


結果は2人とも区間賞をとったようだが、綾部高は6位。


しかし5区・アンカーの姉の悠は12位→6位と6人抜きを演じた。(萌は1区)



私などは早くも、来年1月の全国都道府県対抗女子駅伝が待ち遠しくなった。







松田聖子と中島みゆきの化粧品のCM

2009年11月22日 | テレビ
我ながら呆れてしまった。


自分の感覚の余りの鈍さに対してである。


そのテレビCMに中島みゆきと松田聖子が出ていたのは

当初(1年半位前?)から知ってはいた。


しかし今まで、珍しい組み合わせだなぁと思っていただけで

CMの内容には全く関心がなかった。


また、富士フィルムが化粧品の分野に参入した事は知っていたが

化粧品というイメージと中島みゆきとの組み合わせのギャップに私は違和感

を抱いていた。

要するに、この2人はこのCMには合わないと私は勝手に決め付けていたのだ。


ところが、当ブログの編集画面にある広告を見て初めて知ったのだが

この商品は中高年女性を対象とした肌対策の商品なのだった。


松田聖子(40代後半)と中島みゆき(50代後半)の起用は

当然のことながら実に的確なのである。

























百貨店という特権階級

2009年11月21日 | 社会
今日の日経新聞の土曜・別刷り版「日経PLUS1」の5面「親子教室」は

実に興味深いものであった。


それは「セーターは店の形態によってなぜ値段が違うのか」という切り口で

セーターの値段の内訳を表したものだ。



        衣料品専門     百貨店に出店する    総合スーパー
        チェーンA社   アパレルメーカーB社     C社
                              
値段    2848円       9800円        1886円
     (ウール100%)  (ウール100%)    (ウール50%・
                           ポリエステル50%)
 (A,B,C社 全て中国製)

製造費     1396円     2744円        755円
        (49%)     (28%)        (40%)


企画・販売費  1025円     2156円        754円
        (36%)     (22%)        (40%) 


各社の利益    427円      980円        377円 
        (15%)      (10%)       (20%) 


百貨店の取り分   0円      3920円          0円
                  (40%)




このデータは「ファッション企画・コンサルティング会社の

モードインターナショナルの推計値を基に作成」したものだそうだが

これを見て、私を含めて一般人の多くの人は驚くことだろう。


何と言っても百貨店の取り分の40%という突出した多さと、それに比べて

そこに出店しているB社の利益の10%という意外なほどの少なさ。


百貨店業界というのは、こんなにボロイ商売をしていたのかと

言いたくなってくる。


「リーマン・ショック」を契機とした世界規模の大不況をきっかけにして

日本では消費者の態度が変わって来ており、私にはそれは一時的な変化とは

言えないような気がしている。


伝え聞くところによれば、今の若い人たちは非常に堅実な生活を

送っているらしい。


それはもちろん素晴らしい事であり、少なくともそれは

次のバブルが起きるまでは続くのではないだろうか。


素人考えを言わせてもらえば、百貨店のビジネスモデルは瓦解している

ように思う。


現に「はるやま」、「ユニクロ」、「H&M」が百貨店に出店することが

決まったらしい。









         





インフルエンザ・ビジネス

2009年11月18日 | 感想
インフルエンザの感染が徐々に拡がって来た。


何しろ、テレビ・ラジオの出演者の家族(或いは本人)が感染したという話を

聞くようになった。


そうは言ってもプロ野球選手の感染には、かなり驚いた。

あの頑強な人達までもが感染するのか・・・。


もっとも野球選手にしろ、当初感染者の多かった高校生にしろ、

ふだんの生活の”密着度”が高いから元々リスクは高かったのかもしれない。


しかし最近では、幼児の感染が多いようだし、感染者の多い地域も

当初の沖縄や北海道から大都市圏に変わっているらしい。


ということは、感染が広がる事によって免疫を獲得した人が増えて来ている

と言えるのかも知れない。


亡くなった方には、甚だ礼を失する言い方になるが

季節性インフルエンザで亡くなる方は毎年相当数いるわけだが

そのことは特段報道される事はないように思う。


要するに、私の言いたい事は必要以上に慌てる事はないということだ。


以前はむしろ”警戒派”だった私が、なぜ”余裕派”に変わったのかといえば

それは世に蔓延する「インフルエンザ・ビジネス」に辟易するからである。



第一、日経新聞にインフルエンザ関連の広告が出るのは少し異常ではないか。


もちろん、その種の情報を必要としている人がいるというのは分かるが・・・。



しかしネットでは「ウィルス99%カット」をアピールするマスクや

「ウィルス100%除去」の空気清浄機が売れているらしい。


ところで、当たり前すぎて私が言うまでもないことだが

マスクの「ウィルスカット率」というのは、マスクを通した場合のことである。


しかし問題なのは、マスクをしていてもウィルスはマスクの隙間から入ってくる

ということだから、「フィルターのカット率」は殆ど意味がないということだ。


現に厚生労働省のホームページでは「N95マスク」について

「一般の方の使用にはむいていませんので、厚生労働省は推奨していません。」

と書いてある。


要するに、素人には「N95マスク」を正確に装着する事はむつかしく、

その場合、効果は期待できないということのようだ。



それにもかかわらず、以前ネット通販では「厚生労働省推奨」などという

マスクの広告を出していたのを私は見たことがある。


空気清浄機にしても、ウィルスを100%除去するのはいいが

そもそもインフルエンザウィルスは空気感染は殆どしないというではないか。


私が「インフルエンザ・ビジネス」と言いたくなる所以である。




半年ほど前のマスク売り切れ騒ぎを思うと、今、世間がパニックになっていない

ことはやや意外な気もするが、もちろんこれは良い事だ。











ブリ1匹が200円!?

2009年11月16日 | 感想
ブリ1匹200円といっても、残念ながら安売りの話ではない。


漁師の収入の話である。

11/14夜の教育テレビの「青春リアル」という若者向け番組で聞いた話には

さすがに耳を疑った。


25歳の漁師が語るところによると、店頭で1匹1500円位するブリの場合

彼の取り分は何と1匹200円だそうだ。


「沿岸小型巻き網漁」の組織に所属しているというから(若い事もあるし)

収入が少ないのかもしれないが、それにしても・・・。


そして番組で表示していた生鮮食品の価格構成(各業者の取り分)によると


        生産者     流通など    小売り


水産物    24.7%   36.8%   38.5%


野菜・果物  41.9%   32.9%   25.1%

          (平成21年  農林水産省調べ)


となっているようだ。


まず目に付くのは、生産者の取り分が魚と野菜ではずいぶんと違うことである。


また魚では小売りのマージンがずいぶんと多いが、これは魚の方が野菜よりも

廃棄のリスクが大きいから止むを得ないのかもしれない。

(漁師の取り分が少ない理由も、これなのかもしれない。)


最近、野菜の直売所が人気のようだが、当然ながら中間マージンを排除すれば

かなり安く入手できるわけである。


そしてごく一部ではあるが、魚でもイオンのように漁協から船ごと全量買い付けて

消費者に提供する動きも出て来た。(但し、年に数回だけらしい。

全国で5つの漁協と提携したとのこと。)


直接取引きは卸し業の中抜きになるので、当然批判もある。

先日も赤松農水大臣が何かケチをつけていたようだ。


しかし消費者にとってみれば、従来より1日半ほど早く届くから

新鮮な魚が食べられるし、船ごと全量買い付けるから

今まで流通ルートに乗らなかったような珍しい魚が手に入るのはうれしいことだ。

(残念ながら、なぜか価格は余り変わらないようだ。)





  









”柔らか納豆” 再び

2009年11月15日 | 感想
11/8の当ブログで書いたミツカンの納豆「とろっ豆」だが

さすがに少し柔らかすぎるように思えて来た。


そこであることを試してみた。

よくかき混ぜてネバネバを多くさせて、そのまま少し置いてみたのだ。


そうしたら案の定少し硬くなってきた。


ネバネバが納豆の水分を吸収して硬くなるというミツカンの説明

(先日見たミツカンのHPにあった「仮説」だが、なぜか今は削除されている。)

を思い出して試してみたのだ。


うん、これならいい。


私の利用するスーパーでは、この「とろっ豆」を一番目立つところに

並べてあったから、たぶん売れ行きもいいのだろう。


コメの血統図

2009年11月14日 | 感想
コメは今まで殆どコシヒカリを食べて来た。

しかし過去に3回”浮気”したことがあった。


「あきたこまち」と「ななつぼし」とスーパーのブレンド米である。


それぞれ1回だけでコシヒカリに戻したのだが、特段まずかったわけではない。

というよりも、正確に言えば味をよく覚えていないのだ。


但し、「ななつぼし」は最初はまずくてびっくりしたが、

炊く時の水の量を増やしてみたら”普通の味”になった。

これは新聞で「味が評判」という記事を見て、試してみたのだった。



ところで今回、「ひとめぼれ」を買ってみた。

値段の安さに惹かれたのだが、まだ食べてはいない。


しかしその袋の表記を見て思わず笑った。


それは「コシヒカリの血を引く品種です。」と書いてあり

交配の系統が記してあって、まるで競馬の血統図のようだったからだ。




                      農林22号


           コシヒカリ

                      農林 1号   
                                         


ひとめぼれ                      

                      
                      

                      コシヒカリ

           初  星
                      

                      貴   峰


(パソコン不勉強に付き、系統の線が書けないのが我ながら情けない。)



これによると、「ひとめぼれ」は「コシヒカリ」の遺伝子を片方から50%

もう片方から25%受け継いでいることになる。


つまり「ひとめぼれ」には「コシヒカリ」の75%の遺伝子が入っているわけだ。


食べるのが楽しみになってきたが、このことは一般には殆ど知られていない

のではないだろうか。(それとも私が無知なだけか・・・。)


6千円の冷蔵庫!!(インド)

2009年11月11日 | 感想
11/7の日経新聞・夕刊(3面)によると

インドで何と3250ルピー(約6400円)の冷蔵庫が発売されるらしい。


これは決して、ドンキホーテがインド進出記念の特売をするわけではない。


インドの家電大手グループが「価格を抑えるためコンプレッサー(圧縮機)を

使わない設計とした。」


そして「技術的には従来の冷蔵庫と異なるが、セ氏5~15度で冷やせる。」

というものだ。


30万円くらいの自動車「ナノ」にも驚いたが、なかなかのものである。


「ナノ」はサイドミラーが片方にしかなくてびっくりしたものだ。


ところでこの冷蔵庫はその名前にびっくりさせられた。


何と「チョットクール」というのだ。

まさかと思ったが「チョット」はヒンズー語で「少し」の意味らしい。


しかし15度で冷蔵庫と言えるのかなとも思ったが

暑いインドならいいのかもしれない。





新しい消費スタイルの始まり?

2009年11月10日 | 社会
今ではもう忘れつつあるが、1年前の日本社会は

それはもう大変なものだった。


言うまでもなくそれは「派遣村」「派遣切り」等の問題だ。


それはかつてなかったような急激な勢いでの製造業の萎縮が

もたらしたものだった。


しかしそれも、今年の4月頃からはマインドも上向きになり始めた。

これはもちろん、各国政府の緊急経済対策の成せる業である。


当然の事だが決して元に戻ったわけではない。


元に戻る事などいつになるかも分からない雰囲気である。


消費者の低価格志向は一時的なものではなく

ひょっとすると本質的な変化かもしれない。


「リーズナブル」という言葉は何年か前に流行った言葉だが

今こそリーズナブルなものが求められているように思える。


要するに、実質的な価値が認められないものには関心がないということだろう。

これはいい時代の始まりと言えるかもしれない。