難しい問題である。
11/29の日経新聞・34面の記事によると、京都の嵐山で2000年以降に植えた
桜と楓に枯れる物が増えているという。
特に桜は、植えた80本のうち33本が枯れるなど生育不良を起こし
景観が変わって来ているようだ。
その原因については記事を引用する。
「薪拾いなどがなくなり、土の養分が増えてマツの生育に不適となった結果
常緑広葉樹が増加。日光がよく当たる場所を好むサクラやカエデを囲んで
しまったことが、育ちにくくしている原因という。」
そして森林管理事務所では
「明治時代初めに官有地になり、森林伐採を禁じたことが転機だった」
と分析しているようだ。
私など素人には、土地の養分が増えると育ちにくくなるというのは
理解しにくいが、確かに松は断崖絶壁に生えていたりするからね。
そういえば、枝豆はやせた土地のほうが良く育つと聞いた気もするが・・・。
まあ自然界はまさに多様性そのものだから、一筋縄では行かないのだろう。
世の中には「地球に優しい」などという気持ちの悪い言葉が蔓延していて
閉口するが、この嵐山の例で言えば、伐採禁止は「地球に優しい」のかどうか。
問題はそう単純ではない事が分かる。
11/29の日経新聞・34面の記事によると、京都の嵐山で2000年以降に植えた
桜と楓に枯れる物が増えているという。
特に桜は、植えた80本のうち33本が枯れるなど生育不良を起こし
景観が変わって来ているようだ。
その原因については記事を引用する。
「薪拾いなどがなくなり、土の養分が増えてマツの生育に不適となった結果
常緑広葉樹が増加。日光がよく当たる場所を好むサクラやカエデを囲んで
しまったことが、育ちにくくしている原因という。」
そして森林管理事務所では
「明治時代初めに官有地になり、森林伐採を禁じたことが転機だった」
と分析しているようだ。
私など素人には、土地の養分が増えると育ちにくくなるというのは
理解しにくいが、確かに松は断崖絶壁に生えていたりするからね。
そういえば、枝豆はやせた土地のほうが良く育つと聞いた気もするが・・・。
まあ自然界はまさに多様性そのものだから、一筋縄では行かないのだろう。
世の中には「地球に優しい」などという気持ちの悪い言葉が蔓延していて
閉口するが、この嵐山の例で言えば、伐採禁止は「地球に優しい」のかどうか。
問題はそう単純ではない事が分かる。