酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

プロ野球の営業の模範(日ハムの事例)

2011年11月18日 | 野球
子供の頃からこれまでずっと応援して来た中日ドラゴンズの営業部門が、

どうしようもないほどに無能だということは、今回の落合退任騒動で初めて

知らされた。

結構ショックではあった。

これまで球団そのものについて考えたことなど私は一度もなかった。

まさか中日球団及び親会社の中日新聞社が、これほどまでに腐敗した体質とは

想像も出来なかった。


だが私には巨人の”内紛”も根本的には同種の問題だと思われる。

(実際、巨人の清武代表は経済界のオリンパス問題や大王製紙問題にも

言及しているようだ。これまでナベツネの横暴に耐え難きを耐えて来た

ということなのだろう)


そんな旧態依然な体質の球団とは遠く掛け離れた所にいる球団がある。

日本ハムである。

日本ハムに関しては、数年前からその独特の地域密着型営業がテレビなどでも

取り上げられることはあった。

実際テレビ中継で、中年の女性が日本ハムのユニフォームを着て応援している

のを見て驚かされたことがある。


しかし経済誌「ダイヤモンド」のオンライン版を見れば、さらに驚くことになる。

そこには、前・日本ハム社長の記事が掲載されている。


それによると、日本ハムは入場者の55%が女性だという。

(相当の営業努力がないと、こうはいかないはずだ)

また、日替わりで(地域を代えて)地域優待チケットを販売しているそうだ。

(要するに、今日はこの地域の人は割安で見られますというサービスだ。

こうやって客層を拡大していくのは良いアイデアだと思う)

さらに、「715チケット」なるものがあるらしい。

これは午後7時15分以降のチケット料金が半額になるというもの。

元々は7時30分以降に設定していたらしいが、これだとダルビッシュ

の投げる日のように試合展開の早い日には、残り時間がわずかになってしまう

ということから時間を早めたようだ。

こういう臨機応変な対応もすばらしい。


やれば出来るし、やっている球団もあるということを忘れてはならない。

今回の落合退任騒動でその無能ぶりが露見してしまった中日球団も、

その気があるならやってみろ。

(そんな気がないことは分ってはいるが、言ってみただけ・・・。)