酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

錯綜するインフル情報

2009年04月30日 | 社会
インフル情報がこんなにも錯綜しているのは

当局の混乱ぶりを現しているのだろうか。


以下、気になった事を書いてみたい。


まず驚いたのは、舛添厚生労働大臣が

「パンデミック(世界的大流行)になる確実性が極めて高い」

と発言したことだ。


通常このような時は、関係当局者は「冷静な行動」を呼びかけるものだが

(事実、河村官房長官はその種の発言をしている)

舛添大臣の発言は、むしろ意外と落ち着いている日本人の反応を見て

警鐘を鳴らそうとしたのかもしれない。


それは今回のウイルスが「Aソ連型」と同型で

「弱毒性」ということが伝えられたので

一部に、さして警戒していない人がいることによるものなのだろう。


(現に、メキシコやアメリカに出発する人の中には、こちらが驚くほどに

軽く考えている人がいるようだ)



それはさておき、専門家の中にも”二枚舌”みたいな事を言う人がいるのは

困ったものだ。


WHOの緊急委員会の日本人唯一の委員という田代真人氏は

今朝の日経新聞のインタビューで

「強毒性に変異する可能性はないとみている」と述べているが

NHKのニュースでは「毒性が強くなる事も、弱くなる事もある」と言っていた。


(「両方ありうる」というのは一般論で、「強毒化はない」というのは

田代氏の個人的意見なのだろうが)



さらに驚いたのは、今朝のフジテレビ「とくダネ」で

ウイルス学者の根路銘国昭氏は、今回の新型ウイルスの出現によって

過去のA型のインフルエンザ・ウイルスは新型に”主役交代”すると言っていた。

(但し、B型はそのまま残るとのこと)


そして、今回の新型ウイルスは夏までに沈静化するが

冬には再び流行するとの予想を述べていた。



最後に、先程ついに日本人にも感染者が出たもようとの報道があった。


明日朝には、結果が判明するようだが・・・。





呆れた母親

2009年04月29日 | 社会
これも驚きのニュースだ。

説明が長くなるが・・・


   天草市で2002年に、小学2年の男児が学校の休み時間中

   廊下を通る女児数人を他の男児と共に蹴った上

   注意した男性講師の尻を蹴って逃げた。

   追いかけた講師が男児の胸元をつかんだ後、壁に押し当て

   「もう、すんなよ」と大声で注意。


   その後、男児は母親に「暴力を受けた」と訴え、

   母親は長期にわたって、学校関係者に抗議した。



   結局、男児がPTSD(心的外傷後ストレス障害)になったとして

   市を相手取って損害賠償を求めて訴訟を起こしたのだが

   その最高裁判決が今日出て、講師の行為は「体罰」と認定されず

   男児側の請求は棄却された。



こういう話なのだが、私は「体罰」かどうかには興味がない。


それよりも、この母親は、自分の息子が女児や講師を蹴ったことについて

一体どう思っているのだろうか、そこが知りたいのだ。


誰が講師の立場であっても、こんな事をされれば

怒り狂うのは当然の事だろう。


また、蹴られた女児だって、トラウマ(心的外傷)になっているかも

知れないではないか。



インフル・・・個人の盲点

2009年04月29日 | 社会
今回のインフル騒動で、テレビで「症状があっても直接病院に行かずに

まず電話相談してほしい」と言っていたのを、私は不思議な思いで聞いた。


しかしそれが、行った先の病院での感染拡大を防ぐと言う考えからだと分って

私は不意を突かれた気がした。



我々は当然、自分が感染しないことをまず第一に考え

もし万一感染したら直ちに治療することに専念する。


これは至極当たり前のことである。


ところがここに、盲点が潜んでいるのである。


それは感染した自分が、今度は新たに他人に感染させないという視点である。


現に昨日、成田空港で行われた機内検疫では

「到着後の機内でマスクをもらっても遅い」という人がいたそうだ。


この一見もっともな意見も、マスク=予防という観点であって

マスク=感染拡大防止という視点が欠落していると言わざるを得ない。



話は変わるが、新聞を読んで私はもう一つの盲点に気が付いた。


それは、どんなに厳しく検査しても、潜伏期間中(およそ10日以内)なら

反応が出ないということだ。


これはエイズ検査でも言われていたことではあるが、少し憂鬱になってしまう。



豚インフル報道の危うさ

2009年04月28日 | テレビ
今日の昼(1時30分頃)の日本テレビの豚インフル報道には驚いた。


今朝のWHOの発表は

   ウイルスが拡がってしまったので、もはや封じ込めるのは困難。

   (従って) 渡航制限や国境封鎖は効果がない(から実施しない)。

というものだったのに、テレビでは女性キャスターが

   「渡航制限・国境封鎖は必要ない。」

というフィリップを出して”説明”していた。


言うまでもなく、既に手遅れで、やっても効果がないからやらないのと

「必要ない」では意味合いが正反対である。


また今朝のテレビ東京の「モーニング・サテライト」では

メキシコの「死者149人」を「感染者149人」と言っていた。

これはさすがに、すぐ訂正するだろうと思っていたが

私の知る限り訂正はなかったようだ。


これなどは、アナウンサーが途中で気付きそうなものだが

何にも考えずに棒読みしているのだろうか。


またラジオNIKKEIでは、ある記者が昨日から

タミフルを「ワクチン」と言っているのが気になった。


タミフルは「治療薬」であり(予防的に使う場合もあるようだが)

「予防薬」であるワクチンとは別種のはずだ。











   




イチローは胃かいよう

2009年04月04日 | 野球
イチローが胃かいようのため、ドクター・ストップが掛かり

「故障者リスト」入りしたために、開幕戦から8試合は出場できなくなったそうだ。


8試合も出られないのは、9年連続200本安打を狙うイチローには

つらいことだろう。


体調不良と聞いていたので心配していたのだが、イチローほどの選手でも

WBCの重圧はそれほど大きかったのだろう。


昨日の開幕戦でも、岩隈は疲労から6回(珠数59球)で

自ら交代を申し出たそうだし、ダルビッシュは完投こそしたものの

「完投ってこんなに疲れましたっけ」と言っていた。


3年前の第1回WBCの後でも、参加選手の開幕直後の成績は

あまり良くなかったように記憶している。


そして何よりも、WBCの約半年後に王監督は胃がんで入院している。



さらに言えば、アテネ五輪の長嶋監督が五輪終了後に

「病院で3日間静養した」ことを思い出す。

  (当ブログを参照)


そしてイチロー自身もかつて、

「(不調時には)『吐くこともある』くらいに悩む」と語っていた。


ましてや今回のWBCでの重圧は、余人には想像のつかないものだろう。


一刻も早く復活することを願ってやまない。








小林麻耶、頑張れ

2009年04月01日 | テレビ
TBSの「THE・NEWS」の視聴率が思わしくないようである。


しかし番組を見れば、無理もないと思わざるを得ない。


とにかく全てにおいて中途半端なのが致命的である。


要するにスタッフの狙いが明確でないのだ。


今時、これといった特色の無い総花的な番組が受けるわけがない。



以下私見を述べさせていただく。



最大の不満は基本的な姿勢のブレにある。


「報道」だけで勝負する度胸がないから、「瓦版」などというくだらない

芸能ニュースを入れるのである。


「娯楽」部門はスポーツだけで十分である。


また麻耶が、本をかたどったCGの上で「ニュース解説」するコーナーは

もう少し問題を深く掘り下げたほうがいいと思う。

(いまのままでは、麻耶はただの”あやつり人形”になっているだけだ。)


さらには、後藤謙次氏の専門性をもっとアピールして

後藤氏を先生、麻耶(視聴者)を生徒にしてレクチャーするのもいいと思う。


ところでこの番組の気象予報士は、どう見てもミスキャストだと思う。


余りにも暗いのだ。選んだ人の目は病気だったのだろうな。