酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

野口みずきに重大な試練

2010年12月27日 | スポーツ
先日の全日本実業団女子駅伝に出場したものの、体調不良で不振に終わった

野口みずきに、またしても大きな試練が襲い掛かったようだ。

何と足首を疲労骨折していたというのだ。(共同通信

それにしても、こんなに連続して試練を与えなくてもいいではないか

とつい言いたくなってしまうのである。

これでは、神も仏もあったものではない、と思わず愚痴も出てしまう。

最悪の場合、引退という決断を迫られることも視野に入れて置かないと

いけないのかなとも思う。


妙な連想だが、メジャーリーグに挑戦していた元・巨人の桑田投手が

オープン戦で審判員と衝突して足首の靭帯断裂したことをなぜか

思い起こした。


新聞記事によれば、全治5~6週間とあるが、問題は当然その後のことだから

予断は許されないだろう。




最近増えた”企業の宣伝番組”

2010年12月27日 | テレビ
今テレビ朝日系列で放送している「お試しかっ」という番組は、

ファミリーレストランの「BigBoy」のメニューと大手食品メーカーの「味の素」

の冷凍食品の人気の順番を当てることだけで番組を作っているようだ。

以前見た時にも、特定のファミレスの人気メニューベスト10を当てるという内容

だったので、元々そういう番組なのだろうが、これでは単なる企業の宣伝番組

ではないか。


実は最近のテレビ番組で気になっていたことだが、製品を作る工程を見せる

「工場見学」的番組が増えてきたような気がする。

TBSの日曜朝の「がっちりマンデー」も同様な部分がある番組だ。


要するに、半分というかほぼ大半というか、企業の宣伝番組なのだ。

こういう番組なら、当該企業からさぞかし資金も入るはずだから

テレビ局としては笑いが止まらないことだろう。


テレビ局が必死なのはわかるが、この種の宣伝番組は白けるばかりである。

また、本当は通信販売の宣伝番組なのにもかかわらず、芸能人をリポーター

に起用して通常番組のように偽装している番組もかなりある。


ついでに言えば、GREEとDeNAのようなオンライン・ゲーム会社の問題

(DeNAが公取委の強制捜査を受けたこと、及び両社ともに「無料」と宣伝

していたが、実際には無料なのはほんの一部に過ぎないこと)を

民放テレビでは殆ど報じないことにも、彼らが普段何かと口にする「正義」

の観点から見ても、彼らの”正体”を見た気がする。



苦境にある人のための正岡子規の至言

2010年12月27日 | 感想
   「余は今迄禅宗の所謂悟りといふ事を誤解していた。

   悟りといふ事は如何(いか)なる場合にも平気
   
   で死ぬる事かと思って居たのは間違ひ
で、

   悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事で

   あった。



これは正岡子規が35歳で亡くなる2日前まで書いたという『病床六尺』

に出て来る有名な言葉である。

当時子規は「・・・大喀血をし、医師に肺結核と診断される。当時結核は

不治の病とみなされており、この診断を受けたものは必然的に死を意識

せざるを得なかった。」

その後さらに「・・・結核菌が脊椎を冒し脊椎カリエスを発症していると診断

される。以後床に伏す日が多くなり、数度の手術も受けたが病状は好転せず、

やがて臀部や背中に穴があき膿が流れ出るようになった。」

(この2つの引用はウィキペディアからのもの)


「如何なる場合にも平気で生きて居る事」というこの言葉に秘められた

壮絶なる覚悟。

もはや尋常の世界ではないことは誰にもわかるだろう。

しかし世の中には「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉もある

からなぁ。(意味はこちら→コトバンク


要は、捨て身でやってみることも必要かもしれないという話です。










浅田真央の精神面の成長

2010年12月27日 | スポーツ
昨日のフリーの演技は、事情があって昨夜は見ておらず、今朝のテレビの

ダイジェストを見ただけなのだが、浅田真央はだいぶ復調したようで

何よりも安心した。

それよりも私が驚いたのは、彼女の発言である。


  「私はラストチャンスに強い」

  「(トリプルアクセルを)1回やめてしまったら、もうそこで

   やらなくなってしまう」


ラストチャンスに強いという発言については、確かに過去にもSPで

出遅れてもフリーで挽回することは多かった。

また、自己暗示を掛けることによって、自信につなげようとしている部分も

あるのかもしれない。


しかし果敢にトリプルアクセルに挑戦するその姿勢は、佐藤信夫コーチも

驚くほどの気持ちの強さの現われなのだろう。

彼女は精神面で随分成長したのではないだろうか。







全国高校女子駅伝・雑感

2010年12月26日 | 陸上
今日の全国高校女子駅伝はまずまずの面白さだった。

岡山の興譲館が強いのは事前の予想通りだったが、昨年まで2連覇の愛知の豊川

がゴールでこそ2位になったが、道中意外な苦戦を強いられたのには驚いた。

それは何と言っても、1区の安藤の不振(11位)が原因だ。

その点、興譲館の1区の菅は終始余裕の表情で走っていて、ラストスパートも

見事で感心させられた。


また兵庫の須磨学園も2区の横江が見事な走りを見せて、首位の興譲館に

ほぼ並んでたすきを渡したが、5区アンカーの湯田の出来が悪すぎて

(区間23位)何と8位に終わった。


興譲館はほぼ粒揃いと言っていいメンバーで、フォームのきれいな選手が

多いし、菅や赤松(眞)はインタビューの受け答えも実にしっかりしていて

全般的なレベルの高さを感じた。


最後に話はがらっと変わるが、5区の途中で消防車のサイレンが聞こえたので

何かと思っていたら、係員2~3人が交差点でコースに出て旗を振っていた。

その直後に、消防車が駅伝コースを横断して行ったのを見た時は

さすがにびっくりした。

箱根駅伝での京浜急行の踏み切りは有名だと思うが、こんなことは前代未聞

ではないだろうか。











フィギュア全日本女子SP雑感

2010年12月25日 | スポーツ
予想以上に面白い試合だった。

原因は主に2つある。

1つ目は言うまでもなく、浅田真央の復活。

これまで不振に悩まされていた浅田を見るのは、正直言って辛かった。

まるで別人を見るようだと言った人もいたくらいであった。

果たして浅田はこれで"別人”から”本人”に戻ることができるのか。


ジャンプを根本的に変えたことが影響しているということは、私も

知ってはいたが、練習ではできるのに本番ではなぜかできない

というところに、最大の苦悩があったことは分かる。


結局それは、バンクーバー五輪の時に私が感じた浅田の精神面での弱さ

当時の私のブログ

が影響しているように私は思っていた。

もちろん真相は分からない。


しかし今日ショート・プログラムとはいえ、ノーミスで終えたことは

彼女にとって自信の回復に繋がるだろう。

明日も頑張って優勝してほしい気持ちは私にも強くある。

私は調べてもいないのだが、得点面ではジャンプに比してスピンは低いと

想像されるが、私は浅田のビールマンスピンが実に美しくて最も好きなのだ。


ところで今日、本番直前の練習で浅田がジャンプを成功させると

会場から拍手が起こったのには驚いた。

彼女はそれほどまでに人気があり、尚且つ復活を願っているファンが多い

ということだろう。(私もその一人である)


もう一つ面白かった点は、庄司理紗という14歳の少女のもたらしてくれた

ものである。

私は彼女を初めて見たのだが、とても14歳に見えない大人びた雰囲気に

まず驚かされた。

演技も実に堂々としていて、大物感を漂わせていたように感じた。

これでは16歳の村上佳菜子も、うかうかできないと感じたほどだ。

とは言うものの、村上は少しミスがあったとはいえ、素人の私には

スピンなどは実に美しく見えて格の違いを見せてくれた。


明日のフリーでは浅田、村上、庄司を応援することにする。













菅直人という権力主義者

2010年12月24日 | 政治
少々古い話になるが、諫早湾の開門問題の福岡高裁の判決が出た時にテレビの

ニュースでは、この判決に対して菅首相が「上告しない」という判断をした

ことを報じていた。

そしてその際に、数年前の野党時代の菅直人が現地を訪れていた映像を

流していた。


しかしその映像での菅直人は、驚くほどの高圧的な態度を見せていた。

そこで見た菅直人は、私にはただの権力主義者にしか見えなかった。

どうやら私の目は、「薬害エイズ」問題での対応への評価及び

「市民運動家出身」という言葉に曇らされていたようだ。


彼に関しては、師と仰いでいたはずの故・市川房枝さんに関することでも

自らの選挙出馬の際の芳しくない話(市川房枝後援会の名簿を勝手に

自分の選挙で利用等)が伝わって来る。


私は今、菅直人という人間は、極めて悪質な権力主義者ではないかと

思い始めている。

それはここに来て急激に彼が”自信”を持って来たことに関連する。

彼の”自信”の背景には、言うまでもなく「アンチ小沢一郎」のマスメディア

の大合唱がある。

(これは私は、アメリカによる凶暴な圧力の影響によるものだと思うのだが、

世間では「一部の偏見」と見做されていることと思う。)


日本人の多くは未だに田中角栄の失脚に関して、彼がアメリカに対して

従属的でなかった為に抹殺されたということを知らないと私には思われる。

しかしながら、これは当時のキッシンジャー大統領補佐官が後日認めている

ことなのである。

(私はたまたまそのテレビを見て、テレビもたまにはいいことをするなぁと

感心したものである。)














ツイッターの悪しき部分

2010年12月23日 | インターネット
今テレビのワイドショーを賑わしている大桃美代子の件は、本当に心が萎える話

である。

なぜ実名を出したのかが極めて不思議である。

まぁそれくらい腹が立ったのだろうが・・・。

ツイッターの簡便性が災いして、思慮不足を招いた可能性もあるように

思われる。

これがブログなら、或いは・・・という気もしないではない。

ところがこの件に関しては、すでに2ヶ月ほど前に、別の人がやはり実名で

ツイッターで書き込みしていたそうだ。

本来不倫などという問題は”犬も食わない”話だと思うのだが、テレビ局は

まるでごちそうにありついた獣のようである。

また麻木久仁子の記者会見の席に、小沢一郎や厚生労働省の村木厚子の弁護士

を務めた弘中弁護士がいたのには驚いた。

彼は三浦和義の弁護人も務めた人だから、それだけ信望が厚いのだろう。

ただ「結婚生活は既にその当時、事実上破綻していたから不倫には

あたらない」という彼の解釈は如何なものかと思う。

(追記:誤解を招かないように申し添えて置くと、私は元来、恋愛は自由で

あるべきだという考えの持ち主であり、不倫だからという理由で非難する

つもりは毛頭ない。また、入籍していなくても「内縁の関係」ということも

ある程度公的に認められているようだから、そういう意味ではその逆のケース

の、入籍していても”離縁の関係”にあるという判断もある程度可能なのかも

しれない。)


ところで先日、利用したレストラン関係者からツイッターで

誹謗されたといって、勝間和代がその店の名をツイッターで実名で

出して批判していて話題になっていた。


私などは、もう少し大人の対応ができないものかと思ってしまう。

ツイッターの簡便性の悪しき部分を見せられたようで、誠に気分が悪い。








日テレの報道姿勢への異議

2010年12月21日 | テレビ
先程見た日本テレビの夕方の報道番組「every」への異議を2つ。


まず、滋賀の24歳の女性殺害事件の容疑者逮捕のニュース。

番組では容疑者の父親に対して行なったインタビューを長々と流していた。

私はかねてより、容疑者の親に対して取材することに違和感を抱いて来た。

それは私が、親は本質的には無関係と考えているからだ。

それともテレビ関係者は「犯罪を犯したのは、親の教育に落ち度があったから」

とでも考えているのだろうか。


次。

アパートの階下の人間の出す騒音に腹を立てた男が、嫌がらせのために

床下にドリルで穴を開けて、そこにガスホースを通して階下にガスを送った

という驚くべきニュース。

番組では、スタジオでテレビ関係者が、同様の床と同様のドリルを用意して

実際に穴を開ける様子を流していた。


しかしこういう”実験精神”そのものは、近頃他局でもしばしば見られる

ものである。

(台風の報道で、ヘルメットを被った記者を防波堤などに立たせて伝えさせる

る手法も同様の”演出方法”)


私などは正直言って、この種の方法に辟易させられている。

彼らは、視聴率を稼ぐためには視聴者を引き付けて置く必要があるから

こういうことをするのだろう。


日テレに関しては、今朝の「スッキリ」で今ネットで話題の大桃美代子の件

に関して、別人が本人になりすましてツイートした可能性を指摘していて

その慎重な報道姿勢に対して好感を抱いたばかりだというのに・・・。














長距離ランナーの苦悩

2010年12月21日 | 陸上
先日当ブログに書いた新谷仁美のスランプは、私などが想像する以上に深刻な

ものだったようだ。(中日新聞の記事

結局彼女は、この記事にある「今年6月には5000メートルで自己ベスト

から1分半も遅れ、ついに心が折れた。」という千葉県陸上競技選手権が

行なわれた6月末以降走っていなかったようだ。

そして「直後に合宿所を飛び出し実家に逃げ帰る。『陸上をやめようと

思った。3カ月間全く走らず、食べ放題遊び放題だった。』家に引きこもって

DVDを見て、友達と海に繰り出す日々。体重は10キロ増え、ランナーとし

ての面影もなくなった。」


彼女がこんなに壮絶なスランプに陥っていたとは・・・。

一流アスリートの裏側には、こんなにも過酷なドラマが潜んでいたのか。

しかもまだ、「次のマラソンへも『まだ恐怖心があるので、もう少し我慢す

る』とまだ完全に踏ん切りはついていない。」という。


だがしかし、希望の光も見えて来たのではないだろうか。

何しろあの小出監督が「ロンドン五輪のマラソンで銅メダル、その次は金が取

れる。」と語ったというのだから。


最後にウィキペディアで見つけた彼女の面白い情報。

「体が重くなる」という理由で腕時計もマニキュアもしないそうだ。

失礼ながら、いくらなんでも神経質すぎないかと思ってしまった。






実業団女子駅伝・雑感

2010年12月19日 | 陸上
今年の全日本実業団女子駅伝は、先頭集団の中での順位変動がけっこうあって

なかなか面白い大会だった。

やはりこれが駅伝の醍醐味だ。

以前のように三井住友海上が断然強いと見ていて面白さに欠ける。

大学の女子駅伝も立命館がダントツだった時はあまり面白くなかったが

最近は佛教大学が強いので面白くなって来ている。


優勝した天満屋に関しては、私は中村友梨香以外は殆ど知らなかったのだが

結局は選手が粒揃いだったということなのだろう。
(これは2位の第一生命にも言える。)

その対極に位置するのはワコールで、福士があれだけ強くても全体では

イマイチである。

この順位の変動もしくは安定こそが駅伝の最大の面白さである。


個別に見てみると、注目の3区では福士が圧倒的な強さを発揮した。


1 ワコール 福士 加代子 00:31:26
2 ホクレン 赤羽 有紀子 00:31:55
3 大塚製薬 伊藤 舞 00:32:00
4 ダイハツ 木崎 良子 00:32:02
5 三井住友海上 渋井 陽子 00:32:06
6 天満屋     中村 友梨香 00:32:08
7 パナソニック 吉川 美香 00:32:09
7 第一生命 勝又 美咲 00:32:09
9 デンソー 杉原 加代 00:32:10
10 積水化学 清水 裕子 00:32:12
11 豊田自動織機 小島 一恵 00:32:26

赤羽も好調そうに見えた。

木崎もマズマズといったところか。

渋井はまだ完全に復調していない感じ。

勝又はもう少し頑張って欲しかった。

小島はまだ復活途上なのだろう、実業団レベルには少し差があるような

気がした。

しかし問題は野口である。

想像以上に悪い出来だった。

特に走り終えた時に、足の異変を感じさせるようなしぐさを見せたので

びっくりさせられた。

(追記)発熱と腸炎の疑いで病院に行ったようだ。(スポニチ
(追記終わり)


他では5区の重友が目に付いた。

天満屋優勝の原動力となった走りを見せてくれた。

同じ5区の野尻(第一生命)はもう少しやるかなと思っていただけに

やや期待外れの感は否めない。

6区の新谷は想像以上に復調していたように見えた。


後は来年1月の都道府県対抗女子駅伝が待ち遠しい。







駅伝ランナーの孤独

2010年12月18日 | 陸上
明日の実業団女子駅伝の前宣伝の番組を先程見た。

中々面白かった。

というよりも、結構衝撃を受けた。

それは渋井陽子と新谷仁美に関するものだ。

渋井は言うまでもないが、新谷もマラソンで惨敗してから顔を見ることが

なくなって心配していたのだが、それが二人とも「心が折れた」と言っていた

ので随分と驚いた。

渋井はやる気を失って断食道場に入って、「筋肉をリセットした」というから

生半可な決意ではない。

あの渋井がそこまで追い詰められるとは・・・。

惨敗がもたらすトラウマは、素人には想像のつかない世界のことだと思う。


しかし幸いにも明日の駅伝には2人とも出場する。
(渋井は先日の東日本予選にも出場していた。)


また小島一恵にしても最近不調なのが気になっていたが、彼女も

11月初旬の東日本予選欠場は膝の故障が原因だったようだ。


トップアスリートは故障発生直前まで練習で追い込むとはよく言われること

だが、野口みずきの例を見るまでもなく、過酷な世界であることは

言うまでもない。

何しろ野口は練習で毎日40キロ走っていたというから尋常ではない。

そんなことをしていたら故障するというのは、素人が結果論で言う

ことだろうと思う。

北京五輪欠場直後に監督やコーチに(練習が過酷だったという)批判が

集まったようだが、野口自身が彼らをかばって「悪いのは(怪我をしたのは)

自分のせい」と言っていた映像を見た時は私も思わず涙腺が緩んだ。

彼女自身が「練習で徹底的に追い込まないと不安」と語っていたことは

当時から知ってはいた。

しかし監督・コーチが批判されていたことは今回初めて知った。
(途中で野口の変調に気付かなかったのかという批判である。)

もっともこういう議論は、常に結果のみが「正解」だから仮定の話は

意味がない。


ところで話はまたしてもそれるが、今日のTBSの特番に対する不満は

私が注目の木崎良子を(地区予選以外では)取り上げなかったことである。

今日の特番で主に取り上げた選手は、野口、渋井、小島・新谷、福士である。

私も小島一恵は好きな選手だから「ニューヒロイン」として取り上げる

ことには異論はないが、最近の実力・実績からいって進境著しい木崎良子を

外すのは少々許せない気分だ。

木崎こそが最大の成長株ではないか。
(アジア大会ではイマイチだったが。)


それはともかく、明日の駅伝には思いっきり期待したいところである。

私が明日応援する選手。

  木崎、野口、渋井、赤羽、勝又


でもこれは全部3区(エース区間)の選手なんだよね。

応援する方も結構辛いんだよね。


















ツイッターの圧倒的な速報性

2010年12月17日 | インターネット
今朝取手で起きた傷害事件の報道は、私にとってある意味で象徴的だった。

それは報道媒体による速報性が見事に示されていたからだ。

ここでなぜ「報道媒体」などというあまり聞きなれない言葉を使ったのか

というと、「メディア」と言うと多くの人が「マスメディア」を連想する

危惧があったからである。

ここで私が取り上げたいのはツイッターである。


ツイッターは現在日本において急速に普及しているが、この傾向は

当分収まらないだろう。(今後斬新なものが出現しない限り。)


私が調べた範囲では、事件発生が7時40分頃と伝えられているのに対して

ツイッターの第一報は7時53分である。

マスメディアではNHKが8時45分頃に伝えたという情報をどこかで見た。


言うまでもないことだが、報道は早ければいいというものではない。

正確でなければ、むしろ単なる害悪でしかない。


しかしながら、そうは言っても速報性は極めて重要なことであることには

変わりはない。

ツイッターはそういう意味でも相当利用価値が高いと言えると思う。

(1部に悪徳情報が混在しているのは避けがたいことであり、それは

利用者各自が注意するしかないだろう。)








石原都知事が暴言連発

2010年12月17日 | 社会
ちょっとひどすぎるのではないかと思う。

石原都知事がまたしても暴言を吐いたのだ。
時事通信

「世の中には変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて。

やっぱりアブノーマル。」

先日の同性愛者に対する発言でも「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝

とかのせいでしょう。」と述べている。


彼の遺伝とかDNAとかに関する発言は、その根拠が全く不明なことは言うまで

もないが、それよりもその発言に潜む彼の選民思想が私には極めて恐ろしく

感じられてならない。


今回の変態に関する発言にしても、そもそも変態の定義をはっきり

させなければ話にならないではないか。

まぁ彼にしてみれば、そんなことは今更改めて定義しなくても

まさに”遺伝的に決まっている”のであろう。


決定論者の石原慎太郎が極めて強固な差別的意識の固まりであることは

言うまでもないことだろう。

(もっとも私も決定論を100%否定するわけではないが・・・。)




猪瀬直樹・東京都副知事のトンデモ発言

2010年12月16日 | 政治
東京都の猪瀬直樹副知事が、青少年健全育成条例に関してツイッターで

トンデモ発言を連発していたことを知って随分と驚いた。


ここでざっと列挙してみる。(全て12/14付けのツイッター

  (引用開始)
 
① 出版社は傑作なら喜んで原稿を受け取る。条例なんて、そのつぎの話。まずは傑作を書いてから心配すればよい。傑作であれば、条例なんてないも同然。つるんで騒いでもあとが虚しい。自分の生き残りを考えること。ライバル同士がつるむことに僕は理解できない。


② 自分が作品をうまく書けないことを、条例のせいにしてはいけない。そんなものがあってもなくても傑作ができれば条例なんてすっ飛んでしまう。


③ 負け犬の発言はやめてほしい。実際にやってみせてください。もし壁があったら報告してください。

④ みな勘違いしているが、性描写はおおいにけっこう。表現規制ではないから。


  (引用終了)

何と言っても驚くのは④の発言である。

「みな勘違いしているが、性描写はおおいにけっこう。表現規制ではない

から。 」

いくらなんでも、これはないだろう。

性描写を規制する条例を作って置いて、「性描写はおおいにけっこう。

表現規制ではないから。 」

どうせ、表現規制ではなく青少年の保護の為とでも言うのだろうが・・・。

保護か規制かなどという議論はどうせ水掛け論になるから無意味である。


また③の「(表現上で)もし壁があったら報告してください。 」という発言

もなかなかまねできないと言うか、まともな人ならできないアホ発言である。

元々、条例そのものを”青少年の保護の為の壁”として作ったのではないか。

当たり前のことだが、壁とは規制と同義である。


また私は、彼が「傑作」などという極めて不明確な概念を持ち出して議論を

進めていることにもかなり驚かされた。

傑作であるならば条例もかすんでしまうなどという、都の当局者とは思えない

発言をしている。

しかし言うまでもなく「傑作」という判断は良いか悪いかの価値観の世界の

問題であり、それとは別次元の表現された物(”見た目”)とを混同する

などという事があっていいはずがない。

(そういえば都条例で漫画のみ規制する理由として、小説などは多様な解釈が

可能だが、漫画などは画一的に解釈できるという何とも不思議な”解説”が

あったことにも笑わせられた。)


東京都も石原知事に負けず劣らず、猪瀬副知事までもが大車輪の活躍ぶりを

見せているから、何とも憂鬱になる今日この頃である。