5月上旬、昭島市の樹齢800年と
いわれ、都の天然記念物に指定されて
いる「拝島のフジ」を見に行きました。
拝島駅前からバスに乗り、「拝島大師
前」で下車。今年の見頃は4月下旬で
残念ながら花は大分散っていました。
伝承によると、室町時代末頃、この地
に建っていた明王院の境内に自生して
いたそうです。現在は天台宗の寺院
大日堂と守護社である日吉神社によっ
て形成された境域の内にあります。
藤棚のとなりにある大日堂仁王門には
金剛力士像が立っています。
大日堂の創建は952年と伝えられ、
戦国期に現在地に移され、1733年
には石段上の現在地に移し、建物が再
興されました。
フジは古来より自然暦として農作業や
漁期の目安とされ、ホトトギスが来て
鳴く木でもあったそうです。