だいありぃ。

くろねこのつれづれなるにちじょう。

そんなしょうもない問題作るからー。

2021-06-11 21:53:22 | 日常。
子供に通信教育のパンフレットが届くんですが。

今回は小学生準備号、ということで、例題が封筒の全面に印刷してある。曰く、

「(『大きなかぶ』の)おじいさんは、かぶが抜けたあと皆に何と言ったでしょう?」

へ?っていう。

まず、そもそもおじいさんはほんとに皆に何か言ったの?ってとこから分からんし、仮に何か言ったとして

「あー腹へったなー」でも、
「喉乾いたなー」でも、
「今日のウオッカが楽しみだ!これはいいツマミになるぞ!ばーさんボルシチは作れるか?皆食うか?」でも、
「俺のカブだからな!誰にもやらんぞ!」でも、

別になに言ってもええやん、だし、何か言葉を発するかという根本的なところも含め、おじいさんがどんな人かの描写が一切ない以上、予測もつけられない、というのが正しい解答になる。何ならお肉食べたいでも旅に出たいでも、何でも。

でもここでは教科書的には「みんなありがとう」とかなんだろうなー、って大人だから予測がつくけど、それで○とか✕とかつくのが理不尽。こんなんなに言っても○だわ。

そんなしょうもないことで○とか✕とかやってるから国語がつまんなくなってくるんだと思うんだけど。

ちゃんと書いてあることが読み取れているか(ねこはだれを呼んできましたか、とか)、それと、日本語の楽しさ(「うんとこしょ、どっこいしょ」の繰り返しとか)が感じ取れれば必要にして十分ではないか、と思うんだけど。

むしろこの手の自由に忖度しましょう的なものは、文章に書いてあることを読み取る時に非常に邪魔になってくるので、やらせるのはどうかと思うんだけどなぁ。。。

算数のさくらんぼ計算といい、何か低学年の勉強?ってしょーもないんだなーと思った今日なのでした。
こりゃ、宿題はまぁそれなりにやっていただくとして、こんなノリでやるんじゃ、こっちである程度中身をコントロールしないと変な方向に行きかねんわ。

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仕事でまぁ、論文というか参考図書を何冊か読むんですが。

ある書籍、総論が凄いイイ!と読み始めたんですが、なんつーか、現場を知らないオッサン(男性に限りませんが、目の前の仕事だけ頑張ってきた人のこと)が想像で書いた論文だなぁ、というのが所々透けて見えるので、かなりテンション落ちてるとこです😓

まぁ、統計とかの数字だけ追ってこの結論になったのはなかなかすごいことだなぁ、とは思うんですが、やっぱり私は現場主義というか、切ったら血が出るような生の知識や経験がベースにない人のことは信用できない、と思っちゃう。

どうしても、天下国家を語ろうとするとシムシティみたいな「街をつくると人が来ます」みたいな個人という具体を国民と抽象化する感覚になっちゃうし、そういう職場を選んだのは私だけど、抽象化された中に具体の個人を想起できない人は政治だろうが学問だろうが偉くなっちゃダメだと思うんだけどなぁ。

法律学というのはその意味で非常に性に合う学問で、というか法律学をやったからその感覚になったのかはわからないけど、規範は常に具体の困り事から生まれるし、行政・民事判例なんか個人(法人を含む)の係争の結果な訳で、法律学って難解に見えてもその後ろには必ず血みどろの現場があるんですよね。

それを踏まえないで制度論だけ語るのは素人、モグリ、だと思ってるから、特にそう思っちゃうんだろうけど、とりあえず本書では出してくる例とかが現実離れしていて、逆に結論を危うくしているように感じる。

まぁでも、こんな人いっぱい居るんだろうなぁ……
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