だいありぃ。

くろねこのつれづれなるにちじょう。

ドイツ人の友人と話していて

2014-12-09 19:48:05 | 語学
当初全然その感覚が理解できなかったこと、、、

彼女とはもう長い付き合いで、今でもぐだぐだな私がもっともっとドイツ語ができなかったときから彼女は私のことをよく知っているのですが。
そして、彼女は大学で日本語専攻だったので、自称だいぶ退化(!)したとはいえ(そりゃ、言葉なんて毎日使ってなきゃどんどん忘れていくし、ヨーロッパ言語と日本語は大変縁の薄い言葉なので、、、)、彼女との会話は8割方ドイツ語ではあるけど、ちょこちょこ日本語が混じる。
そして彼女の話す日本語はおおむね綺麗な日本語で、だいたいの趣旨がぱっとわかるんだけど。

彼女「それについては、わたしは、うーん、以下のように思いますね、以下というのはつまり、、、です」
@日本語

↑これだけは思考が追い付かなかった(笑)

今は私がだいぶドイツ語になれたので、すごくわかるんだけど、ドイツ語ってかなり論理的にはっきりした言語なので、もちろん日本語のように、「私は・・(中略)・・・と思います」と、内容と主観をごっちゃにしたいい方もしない(日本語でこの区別を付ける場合はかなり気を付けなくてはならず、我々の仕事なんかでは箇条書きにすることが多い)し、英語に近いんだけど、英語のように、I think you will~とthatを省略した言い方すらなく、

Ich glaube, dass・・・

と、しっかりカンマ+dass(英語の接続詞thatに当たる)で「思うという動作」と「その内容」を分けるという癖をもっていて。(笑)

さすがドイツ人、発想自体がこうなんだなぁ、と思った次第。


たぶん、意識してないけど私も日本語発想のドイツ語を話しているので、人によっては非常に聞き取りにくいらしい。自覚してる範囲では、

・人称をあんまり使わない(非人称es(英語のit)や受け身を多用)
・文頭に主語が来ない

ドイツ語は文頭に主語を置く必要がなく、むしろ文章のドイツ語なんかでは「ichばっか文頭に置いちゃダメ」と言われるんだけど、ヨーロッパ系言語の人たちのドイツ語を聞いているとやっぱり英語と一緒でI/ichやyou/duを文頭に置くことが多い。

一方、日本語、特に口語で「私」を頭に持ってくることってあんまりなくて。文頭に来るのは「昨日のことなんだけどね」やら「今度の飲み会だけどさ」やら、日時や目的語(「水持った?」「食堂行った?」)などが多く、ドイツ語として間違ってはなくても、発想が違いすぎて伝わってないな、と思うときが多い。あと、遠回しなのかなぁ、そんなつもりはないんだけど、もっとぐさっと言っちゃっていいのに、みたいな顔で言い直し(「要は行きたくないってことね?」とか)をされることが多い、、、これは日本語の癖というより私の癖かもしれないけど。


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今日は、自転車取りに行って、総計5ユーロ也(一日1ユーロ)を支払って、えんやこーらと自転車で学校に向かって、授業に行ったら始まらず。
・・・ん?と思ったが、しょがないので周りが帰るのに合わせて帰ってきました。

「なにお前まだいるの?」
「うん、もうちょっとだけ待ってみる。」
「ふーん。ごゆっくり(笑)」
「じゃーなー」

↑って会話が繰り広げられてましたが、どこの大学でも反応は一緒なのね。(笑)
 ごゆっくり、という単語は無いので、ざっくりですが。直訳は「待つのを楽しんでね」。
コメント
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