現在ゲームをプレイ中~ドラゴンクエスト9星空の守り人

ゲームのプレイ日記を中心にいろいろと。基本的に箱と取説の情報だけでプレイするのでおかしな事をしてたりします(^^;;

「八重の桜」29話「鶴ヶ城開城」

2013-07-23 01:02:19 | 八重の桜
今回はすごく良かった。

容保に説教?する八重、予告見たときからありえない、と思っていた。
が、実際に見たら、これはありだな、と思った。泣いた。人が死なないのに泣くのは良い。

今まで戦ってたのは殿と会津の誇りを守るため。会津が逆賊と言われるのは分からない。会津が賊軍でないのを証明できるのは殿だけ。だから殿には生きて欲しい。

男どもは八重と同じ気持ちだから泣く。殿は家臣の心を想って泣く。このシーンがあることで容保が自害しないことに説得力があるし、会津藩士慰霊祭に出席するのも納得がいく。
家臣は殿が「何があっても生き延びよ」と言ったから自害しない。まさに君臣一体。

史実と違う、こうやって欲しかった、と散々言ってた(今回も言う)が、一番史実と違う八重の演説シーンが一番良かったうえに泣けた。これこそ会津が言いたかったことそのものだ。
何故八重がそこにいるのかの説明がなかったのは残念だったけど、良いシーンだった。

大蔵は登勢の死に目に会えなかったのか。いまいち報われてないな。
登勢が死んだことで精神的に不安定になったのが救いか。とばっちり受けた健次郎は災難だったが。

権八は無駄死にじゃないのは良かった。
もう少し長く感動的にやっても良かったんじゃないかと思うが、あれ以上やったらボロ泣きなのであれでいいのかも。
米俵に銃弾当たってそれを押さえるとこも良かった。あんなに米があっても5000人いるんじゃどのくらいもつんだろう。

照姫かっこいい。
「降参」と書けない二葉が良いし、それを察して照姫が書くのも、筆を差し出す時尾も、見守る女たちも良い。
容保と照姫は、長年連れ添った夫婦のようだ。エロがなかったのは残念だったが、これはこれで静かなエロに見えないこともない。お互い分かりあってるのが良い。理想の2人が今回で退場するのは残念だ。

時尾といえば予告にあった「春の会津をもう一度見ていただきたかった」がカットされてた。斎藤一に言った台詞のはずなんだけど、カットするなら予告に入れるな。
権八の「追鳥狩のときの御恩をお返しできる」もカットだったな。これで5個目か。
そういえば「降伏なんぞ出来っか」って今回の放送の予告だったはず。あったっけ?間違って録画消しちゃったから再放送で確認しないと。

ちょい待ち。降伏式あれだけ?
容保はこの場で死ぬことを覚悟して行き、中村半次郎はそんな容保に心奪われ、色々便宜をはかった、みたいな史実は?
喜徳はとうとう一言もしゃべらないまま退場。妙な存在感あったし、台詞ないことで肩身狭いんだろうなあ、と想像できて良かった。
予告見たときから思ってたけど、錦絵「会津軍記」(紀行にも出た)の再現映像に見えた。

城の廊下を磨き上げる女たち。
土足で上がる新政府軍。それに気付く板垣が良い。台詞がないことがまた良い。

籠城戦が終わってしまった。
それは別に分かってたことだし良いんだけど、いくつかやってないエピソードがあるのが残念。

1、弾が2つほど中ったけど死ななかった。
2、城の廊下に大勢寝てると思ったら全部死体だった。死体置場がなくて廊下に置いてた。
3、酒を飲んで喧嘩して怪我した、治療所どこ?と聞く兵士に中老(女)がびしっと言った。
4、近くに砲弾落ちて顔がすすで真っ黒になって、近くにいた人と大笑いした。
5、照姫が着物を包帯に使ってと差し入れした。

この辺りはやってくれても良いんじゃなかろうか。時間ないのかね。会津戦争で4回1カ月使ってまだやってないエピソードがあるとは。

八重が女だとばれて無罪放免になるのって、史実だと猪苗代だ。
護送される藩士にこっそりまぎれて、ここに来るまでばれなかった、というのが気に入ってたので、史実通りにやってほしかったんだが、時間的制約で無理だったのか。

八重が男の中に混じってるのに誰も何も言わなかったのって、「こいつに何を言っても無駄だ」と思ってたからだろう。おそらく尚之助もそう思ってたから、新政府軍の前でばらした、と。
その前に八重と佐久を見てたのも大きいんだろうな。佐久から見れば、旦那は死んで、子供3人全員死ぬかもしれない事態だし。

八重が新政府軍にくってかかる後ろで大蔵がとっさに八重を助けようとしてる。

ナレーションで良いから、開城2日後に雪が降ったことを言って欲しかった。待っていた雪。
ただ、砲弾が降ってこない静かな城を見上げてのラストも良いと思うので、悩ましいな。これ、鶴ヶ城古写真の再現映像に見える。CG頑張ったな。

照姫「凧揚げをする子供たちを見た」&カットされた時尾の「春の会津をもう一度」の台詞って、まるで最終回にこの映像使うって言ってるみたいだ。八重が腰かけて本読んでた桜の木も出そう。

幕末会津編は終わり、来週から明治京都編だけど、三元中継になるかも。斗南と京と米沢。下手するとここに江戸と会津が割り込んで五元中継(笑)。
京と会津の二元中継で会津はいらねえ、京で政局やってりゃいいや、と思った自分としては、三元中継は不安だな。斗南だけで良いとか言いそう。

最後の紀行の後に出る次回サブタイトル。「生きるが戦なり」っておい。本編予告に出てたサブタイ「再起への道」と違うぞ。どっちが正しいんだ。