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小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その211 実験5 中一光学 85mm F1.2の力

2021-11-13 17:53:49 | 写真日記
自然教育園日記 その211 実験5 中一光学 85mm F1.2の力

2021-11-2
今日はFujifilm GFX100S + 中一光学 SpeedMaster 85mm F1.2

900g + 1100g=2kg


このレンズはもともとGFX用のマウントですので、マウントアダプター無しです。
F16からF1.2まで絞りの幅がとても広く、それぞれの絞りで全く違う絵が生まれます。最近、Fujifilm GFXでは絞り、シャッター速度、ISOの露出の組み合わせをマニュアルで決めることが多くなりました。このレンズではこの3者の組み合わせにより、色調がコロコロ変わることもあり、マニュアルでやるべきと感じています。フォーカスもストロークの長いマニュアルですから、基本は三脚を立てて、一つ一つ撮影してゆくレンズでしょう。多くの場合に4スミに影が出来ますから、多少周囲をカットしています。
色調は当方の好みからいうと、Zeiss, Lica, Fujifilmに比べて上品さが足りないと感じます。中華レンズという先入観によるといけないので、もうしばらく付き合ってみます。今回、F1.2, F1.4, F2.8 , F4あたりを色々試していますが、それぞれに面白いボケの重層が見られて、この点はとても面白い。F1.2になるとボケの樽型が顕著になりますが、それも使いようで面白い。大口径レンズの訓練にはとても役立ちます。色調が今一歩なので、展示会用に使える絵を作るには、画質で勝負というよりは何か特別なアピールを付加する必要がある気がします。

このレンズを使いこなすには、相当付き合う必要がありそうです。玄人用レンズです。
しかし、重たい!

F1.2といえばCanon 85m F1.2の色調が恋しくなります。CanonをGFXに付けるにはアダプタ―がなんとも高くて躊躇しています。






GF110では出来なかったボケの重層が出来ている。F1.2の力だ。











近景が暗くて、遠景が明るい場合どうするという一つの答えとして、遠景に焦点を合わせ、ぎりぎりの明るさとする、これは水面の写りに焦点を合わせています。以下同様。







遠景を思い切って明るくぶっ飛ばしてしまうのも手かな。



F4ぐらいから絞りを調節して、前、真ん中、後ろのボケ具合を調節できるからこのレンズは結構面白い。







このレンズになると、暗い前景、明るい遠景でも結構うまく絵にしています。黒つぶれを回避して、Fujifilm GFX100Sのいいところを引き出しているように思われます。色調が今一歩、もう少しでいい線行くのに。

次回はFujifilm GFX100S + Zeiss/Sony 135mm F1.8 Aマウント 伝家の宝刀ですからお楽しみに。






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