スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

19.創造の原理6-3

2014-07-04 14:49:39 | ◆「黎明」考察

誕生と死という現象を外側から見るのではなく、宇宙に遍満する唯一の生命の側から
観れば、原子としての表現は長時間にわたって物質の波動領域に留まっており、また
肉体を構成する細胞としての表現は、受精の瞬間から形成され、地上での全表現期間
(一生)にわたって更新され、肉体から生命が引き揚げると活動を停止して分解され
ます。そして魂すなわち意識の個的表現は、表面意識となる下限媒体を様々な波動領
域の表現世界に移し変えながら進化して往く、というように、それぞれの媒体の表現
領域と表現様式が変化するだけで、実相としての生命に始まりとか終わりとかいうも
のは存在していないのです。

 

表現領域が変化するだけで、当たり前のように存在し続ける魂・・・・いや~、この
ような表現で「人の死」を捉えると怖くない気がしてきますね。私は、両親とも他界
しておりまして、その「死」に接しておりますが、遺体はホントに生命力がなく、抜
け殻のように感じました。ああ、もうここには居ないんだなあと、実感したものでし
た。

 

人間は生命の表現様式として看た場合、非常に複雑な媒体構造をしています。肉体を
構成する個々の細胞は常に新陳代謝を繰り返していますが、身体全体では一つの統一
体として機能しますし、腸内細菌等は、ある意味では彼等自身の目的を持った個体な
のですが、彼らのはたらきがなければ人間の体内での消化という過程は機能しません
から、人間の一部であることは確かなのです。
これと同じ様に、人間の心の媒体として感情や思念を表現するアストラル及びメンタ
ル・レヴェルの表現媒体も、鉱物になる以前の生命の表現様式の集合体から構成され
ており、神智学ではエレメンタル・エッセンスという名前で呼ばれています。このエ
レメンタル・エッセンスは、彼等自身の進化のために、外部の刺激(波動)に対して
敏感に反応するという性質があり、この性質のために、人間として表現されている意
識が充分に進化して、各波動領域の媒体に対する主権を完全に確立するまでの間は、
エレメンタル・エッセンス自体の活動によって、心が外部の出来事に影響されて揺れ
動くという現象を作り出しているわけです。

「黎明・上巻」より


さて、何度かこの文章を読んだのですが、よく解りません。「エレメンタル・エッセ
ンス」をググってみると、フィンドホーンのエレメンタル・エッセンスという水?が
沢山ヒットしました(笑)

「人間として表現されている意識が充分に進化して、各波動領域の媒体に対する主権
を完全に確立する」
これらは、おそらく悟りの境地(覚醒、心理への到達、普遍意識顕現など)に達する
と、という意味なのだろうと思います。となると、このエレメンタル(エレメンタル・
エッセンス)について考察しなければなりませんね。エレメンタルに関しては、神智
学やダスカロスの本の中にでてきます。

少し、掻い摘んで読んでみたり、ある方のブログを読んで質問してみたりしたのです
が、私の実践しようと努力しているカルマ・ヨガにもかなり応用が利きそうなので、
考察し、このブログでも後日取り上げていこうと思っています。

例えば・・・

 

ひとつ例をあげてみよう。キプロスの社会では、政治に関して夢中になって議論して
いる人たちをたくさん見かける。政治に関する争いは日常茶飯事で、家族をばらばら
にしてしまうこともある。これは人を本当に愚かにするひどい状況だと思う。


<あした、事務所に行って、みんなが政治問題について議論を始めたら、きっと自分
も加わりたくなるだろう。その瞬間、自制心をなくしてはいけないと自分自身によく
言い聞かせなさい。自分の中のエレメンタルや知識や知恵をみんなに見せるようにと、
あなたは駆り立てられるだろう。みんなの議論をしっかり聞いて是非を判断しながら、
一言も話さないでいてごらんなさい>と。彼は<その場を去ってしまった方がいいの
ではないか>と聞いたので、<いいや、逃げても何もならないよ>と答えた。

 

無関心でいることによってエレメンタルの力を吸い取ってしまい、それを中和してし
まうのだ。すると、そのエレメンタルは溶けてなくなってしまうか、エーテル界に浮
遊して、そこで他の人に拾われたりする。私たちがスピリチュアルに成長して行くと、
私たちがエーテル界に残したエレメンタルによって、同胞たちが好ましくない状態に
堕ちて行くことに対しての責任を意識するようになる。キリストがなぜ<自分を裁い
て欲しくなければ他人を裁いてはならない>と言ったのか分かるかな?私たちは、私
たちの内なる自己によって裁かれるからだ。そのエレメンタルをつくり出した状況を
既に超えたかも知れないが、エレメンタルは形成されてしまっている。

 

真理の探求者はもう欲望的思考によるエレメンタルをつくることはやめて、意識的に
つくられたエレメンタルを完全にコントロールできるようになるところまで行かなく
てはいけない。(メッセンジャーより)

 


とりあえず、このブログ内で、「肉体」と検索をかけ、肉体と重なり合う○○体と関
連のある箇所を抜粋してみました。(参考までに)

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肉体・・・荒魂(あらみたま)・・・主に食欲と性欲の媒体
幽体・・・和魂(にぎたま)・・・主に感情・情緒・芸術的感覚の媒体
霊体・・・幸魂(さきたま)・・・主に理性・知性・学問的才能の媒体
神体(本体)・・・奇魂(くしたま)・・・主に霊性・博愛・道徳性の媒体

これらとは別に
複体(ダブル)・・・肉体とそっくりの形体をした半物質体で、肉体と霊体
を繋ぐ接着剤のような役目を果たしている。

「人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅 近藤千雄著より」

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人間生活には三つの側面があります。まず第一に霊であり、次に精神であり、そして
肉体です。
(シルバーバーチの霊訓12 P210-1)

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肉体・幽体・観念体(根源体)・魂

肉体・エーテル体・アストラル体・自我

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

肉体やエーテル体、アストラル体からメンタル体に至る各波動領域の媒体に、反応と
しての波動が生じます。
肉体・エーテル体・アストラル体・メンタル体・ブッディ体

・物質レヴェル・・・肉体の脳細胞(ニューロンのネットワーク)に浸透した生命
・感情のレヴェル・・・アストラル体に浸透した生命
・思念のレヴェル・・・下位メンタル体に浸透した生命
(黎明より)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

肉体-幽体-観念体
(スリ・ユクテスワの表現)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

肉体-エーテル体-霊妙体-火焔体-神体・光明体-最高精神
(マイヤーズ通信)

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表現は微妙に違いますが、大体

肉体(荒魂)-幽体(和魂、エーテル体)-霊体(幸魂、観念体、アストラル体、霊妙体)

と表現できそうです。

ただ、「黎明」や神智学では、「肉体-幽体-霊体」を

「肉体・エーテル体-アストラル体-メンタル体」、

ダスカロスは、

「肉体-サイキック体-(サイコ・)ノエティック体」

としています。


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