スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

10.普遍意識5-2

2010-12-22 08:35:07 | ◆「黎明」考察
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・それでは、このような意識の分離した状態が、なぜ造られるのかという仕組について、も
う少し詳しく観ていくことにしたいと思います。

・個人とか、個体としての意識というものは存在していないのですが、物質レヴェルでは肉
体の脳細胞(ニューロンのネットワーク)に浸透した生命が、感情のレヴェルではアストラ
ル体に浸透した生命が、思念のレヴェルでは下位メンタル体に浸透した生命が、それぞれの
媒体に生じる波動に因って行われる精神活動を営むように創られています。このため物質的
ヴァイブレーションとその世界観が反映されている波動領域では、現象として生じている外
側の世界から、個々の肉体の知覚器官を通して入ってくる様々な情報によって、肉体やエー
テル体、アストラル体からメンタル体に至る各波動領域の媒体に、反応としての波動が生じ
ます。
このとき個人もしくは個体を表現している媒体には、その個体表現媒体が外界との関係で経
験してきたあらゆる出来事が、既に波動として刻印されていますから、新しく外界から入っ
てきた情報は、その個的表現媒体の過去の経験によって参照されて、主観的な意味を持つこ
とになります。

・この反応の過程を参照している意識の側から見れば、身体的感覚や感情の動き、あるいは
想念の働きが統合されて、恰もそこにひとりの人間、つまり「個人」が存在しているかのよ
うな感覚が生じます。このように個的表現媒体に意識の焦点が合っている状態では、五官か
ら入ってくる物質レヴェルの情報が極めて粗雑なために、分離の生じていない本来の精妙な
意識は、五官の雑音に掻き消されるように潜在意識の奥底に埋もれてしまい、個人という制
約された意識状態のみが現象として知覚されるようになるわけです。

・この現象的に個人を表現している制約された意識の状態を、パーソナリティもしくは現象
我、自我または低我等の名称で呼びます。パーソナリティとは、ラテン語で「仮面」を意味
するペルソナからきた言葉ですが、語源の意味通り、パーソナリティは物質的ヴァイブレー
ションとその影響下にある波動領域において、唯一つの意識を他の個的表現と分離、区別さ
せるための特殊な表現様式なのであって、参照する波動領域が異なれば全く違う様相を見せ
る、相対的な現象に過ぎないものであることを、心に留めて置いて頂ければと思います。
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・物質レヴェル・・・肉体の脳細胞(ニューロンのネットワーク)に浸透した生命
・感情のレヴェル・・・アストラル体に浸透した生命
・思念のレヴェル・・・下位メンタル体に浸透した生命

新しく外界から入ってきた情報は、その個的表現媒体の過去の経験によって参照されて、主
観的な意味を持つことになります。

スリ・ユクテスワの霊界通信によると、
個々の魂としての人間は、本質的には観念体をもった存在であり、この観念体は、神の創造
活動に必要な三十五の基本的観念の母体で、神は後にこれから、十六の要素から成る鈍重な
肉体をつくられたと語っています。

幽体の十九の要素とは、精神的、生命力(ライフトロン)的なもので、それらは、
四つの理性(英知)、自我意識、直覚、感覚意識
五つの感覚器官ー肉体の視聴嗅味触の五官に相当する幽体器官
五つの行動器官ー生殖、排泄、会話、歩行、手仕事等を行う精神的器官
五つの生命力の器官ー身体の細胞形成、消化、廃棄、新陳代謝、循環等の機能を遂行する器

によって構成されているとしています。

これらの十九の要素で出来ている精妙な幽体は、十六の鈍重な要素で出来ている肉体が死ん
だ後もなお存続すると語っています。つまり、肉体が無くなっても、ほとんどの感覚器官は
幽体の中で残り続けることになります。五官、生殖、排泄、会話・・・。ですから、霊界(
幽界)からの数々の報告を読むと、この世と変わらない風景が広がっていたり、生活を行っ
ていたりするわけですね。これもまた、個的表現媒体の過去の経験によって参照されて、主
観的な意味を持つ事から生じる世界観なのでしょう。



個人を表現している制約された意識の状態・・・パーソナリティ、現象我、自我、低我

以前、シルバーバーチの霊訓10-8の中のインディビジュアリティとパーソナリティの考え方
を図解でまとめてみたので(訳者の認識も含む)、参考までに貼っておきます。

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