モーツァルト:
・ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K331
・ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K310
・ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K457
・幻想曲ハ短調 K475
他
・ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K331
・ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K310
・ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K457
・幻想曲ハ短調 K475
他
<アンコール曲>
・中国作品:彩云追月
・ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2
・ショパン:ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2
2000年開催のショパン・コンクールの覇者:ユンディ・リのリサイタル。
この人の演奏を聴くのは初めてである。
モーツァルトのソナタのうち私が一番好きなのは8番。
ミスタッチがチラホラあるものの、丁寧かつ力強い演奏で好印象である。
手元にはリリー・クラウスと藤田真央さん(Piano Sonata No. 8 in A Minor, K. 310: I. Allegro maestoso)のCDがあるが(若い頃よく聴いていたのはグールドの演奏だった(残念ながらCDは行方不明)。)、テンポやニュアンスは藤田さんの方に近いようだ。
ちなみに、引用したサイトには「他」とあるが、私の記憶が正しければ、ソナタ第14番と幻想曲ハ短調の曲順が入れ替わっていただけで、演奏されたのは4曲だったと思う。
ところで、会場に着いてすぐ気づいたのは、中国語の会話が飛び交っていること。
見たところ、半分以上が中国人のように思える。
小中学生程度の女の子が多く、終演後、ユンディに花束やぬいぐるみを手渡していた。
どうやら、彼は(例の事件のため)中国国内ではリサイタルが開けないのだろうか、中国の応援団(?)が海外までやって来ているらしいのである。
もっとも、応援団はクラシックに詳しい人たちかというと、必ずしもそうではないことが分かる。
というのは、ソナタの1楽章が終わった直後に拍手を始めてしまうので、ユンディから制止される場面が2回ほどあったのである。