Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

イエv.s.疑似イエ、あるいはもう一つの大井競馬第3レース(6)

2024年09月08日 06時30分00秒 | Weblog
 今回、「(レース)展開」を作ったのは、逃げ馬の⑥:KOB.T.号と、追い込み馬の④:K.S.号であり、偶然にも二頭とも四十代である。
 KOB.T.号は、レース前は一般には余り知られていなかったが、あっという間に24人の「応援団」を集め、他の出走予定馬、とりわけ⑧:T.S.号を驚かせた。

  「高市氏が意識しているのは小林氏だ。小林氏は、21年の総裁選では高市氏の推薦人だった。高市氏と政治信条が近く、保守系の支持基盤がかぶる。そのため高市氏の支援者が小林氏に流れ、高市氏が総裁選に出馬するための推薦人確保が思うように進まなかった。

 また、KOB.T.号が逃げ馬として先陣を切ったことにより、年長の有力馬たちが一斉に出走を表明することとなった。
 そうしなければ、世代交代で一掃されてしまうと焦ったのだろう。
 まさしくペース・メーカーであるが、これによって、大井競馬第3レースではお馴染みの、「(そこそこ)多頭数によるレース」という舞台が整った。
 もっとも、このKOB.T.号については、ナゾが多い。
 第一のナゾは、いったいどの厩舎に所属しているのか、すなわち調教師は誰かという問題である。
 最大公約数的な答えは、現時点ではA.T.調教師(但し、担当者はA.A.調教助手)ということのようだ。

 「ポイントは、小林氏が旧二階派所属という点。
「対立する菅さんが石破茂さん(元幹事長)や進次郎を擁立すれば、そこに岸田総理が乗り換える可能性も。となると、麻生さんらは非主流派に転落しかねません。麻生さんは、自派の大物で経済安全保障族を仕切る甘利明さん(元幹事長)を通じて、彼の子分の小林を一本釣りすることにしたワケ」
 甘利氏と菅氏は、長年にわたって神奈川県で覇権を争うライバル同士だ。
「38人の旧二階派は、菅さんに近い親武田(良太元総務相)派と反武田派に割れています。小林の擁立で揺さぶられれば、菅さんと距離を置く反武田派は小林支持で動きますし、展開次第で派閥全体が麻生派に同調することもある。菅さんの復権を警戒する甘利さんの意向に沿う、現実的かつ巧妙なやり方といえます」

 新潮の記事からすると、KOB.T.号も、A.T.調教師にとっては”乗れる”馬ということになる。
 A.T.調教師とA.A.調教助手の狙いは、
T.S.号支持層を切り崩す(旧S和会の一部を取り込む)
旧N階厩舎の一部ないし全部を取り込む(併せてS.Y.調教師を牽制する)
といったところにありそう。
 まさに、ダーク・ホース(ダーク・ホーク?)!
 第二のナゾは、「サラリーマン家庭の子」であり、血統的には見るべきところのないこの馬(サラブレッドではなく、アラブ?)が、どうして”疑似イエ”である「政党」の中でトップ候補に名乗りを上げるところまで来たのか、という問題である。
 このナゾに対する答えは、馬柱の「戦績」(学歴、職歴)と、形式上属している旧N階厩舎のリクルート戦略にあると思われる。
コメント
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