喫煙とマリファナ

●体操・宮田笙子さんのパリ五輪辞退の件。
　まだ確かなことが明らかになっていない段階から、ネットで憶測だらけの集団リンチのような言葉が飛び交っていたことに、暗鬱となる。
　人を批判する前に、何も学んでいないあいつらを何とかしろ。全員の頭に工事中の鉄骨が落ちてきますように。

●３年前、東京五輪前のアメリカでは陸上女子100ｍチャンピオンのシャケリ・リチャードソンの麻薬使用をめぐり、「たかがマリファナで若い選手の夢をつぶすのか!?」という議論が巻き起こった。
　という話は先日も書いたばかり。米国のマリファナと、日本のタバコは、似たような位置づけということか。

　結局、シャケリは東京五輪に出場できず、そこから２年後の世界陸上で優勝。今回のパリ五輪には100ｍの大本命として出場する。

●シャカリ・リチャードソンがマリファナ使用で東京五輪の出場アウトになったときの記事がこちら。
「オリンピックに出場するという彼女の夢の実現を妨げられるべきではありません」という嘆願書が出され、たちまち1万1000筆以上の同意署名を集めた。

●屁理屈をこねるなら「法を犯した時点で厳しい処分は当然」とか書いているアカウントが、宮田笙子の写真を無断使用して著作権侵害していたりして、あんたも法を犯しているけど会社に通報してクビにしてもらうか？と言いたくなる。