サーファー院長の骨休め

“ビッグマッサータハラ”のライフスタイル

講習会

2018-08-20 | Weblog
「講習会」2018.8/19(日)二宮ラディアン

「膝と腰椎疾患の診かたとその反応」講師東海大学病院三谷先生

中郡鍼灸マッサージ師会が整形外科医の先生をお招きし、講習を行った。



実際の手術時の映像を見ながら進めていく。


骨にねじを植え込み、糸を通して骨と骨を繋ぎとめる様子を実際に見ることができる。

ドリルで骨に穴を開けると骨片が関節内を舞い、それが水といっしょに吸い出されていく。

そこに金属がねじ込まれると、先端の穴に糸を通し、両端を結び固定する。

そんな様子が内視鏡によって映し出され、指の代わりとなる金属の棒で邪魔なものをかき分けながら行う様は、まるで裁縫か編み物を行うがごとく手術は進行する。



こういう映像を見ると、マッサーである自分の貧弱さを痛感する。

学生時代に大学病院で見た人間の解剖の記憶と教科書で何度も見た筋肉図。

それらを脳に焼き付け知識と想像力をフルに活用して施術を繰り返してきた。

それは、衣服の上から透視し、関節の中を脳の中で画像化し、手で触って判断している。

とてもアバウトな世界だ。

しかし、全然掛け離れたものでもなかったことは、せめてもの救いだった。



こういう映像を見ることができるということは、貴重な経験になる。

繰り返し見る機会を増やしてイメージを確立していくしか技術力向上の方法はない。


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