西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付け替え道路工事を阻止五日目

2014-08-04 20:50:22 | 石木ダム
いつもの時間に、石木・こうばるへ着いたが激しい雨で車から降りる事も出来ない。

10分ほど待って小雨になったところでメインゲート前のテントへ向かった。

テントも雨漏りがしている。何ヵ所も修理してあるが、修理したところから、また、ポタリポタリと雨水が落ちてくる。



4年前の座り込みはちょうど梅雨の時期で、上下セットのレインコートや長靴を購入したり、反対同盟の方々と一緒に折りたたみの椅子を購入したりと、事業認定告示もされていず、少しはしゃいだ気分で参加していた。

しかし、今回は違う。強制収用が行われるかもしれない恐れがあって、緊迫感が増している。

それでも、地権者のみなさんはとても明るいし、絶対負けないという気持ちに溢れていて、支援者のほうが励まされている。

9時になると、ダム事務所から所長以下職員がやってきて、「今日は大雨警報も出ていますし、工事は中止します。ただ、天気が回復したらまた来ます。」と言って帰って行った。

県職員の車の後ろには、建設会社・工事関係者の車が5台も連なっている。

工事関係者はいらいらしているに違いない。こうやっていつまで止められるのか。警察力をいつ導入するのか。そのことも心配だ。

午後4時からは、川棚町役場に出向き、町長に強制収用に繋がる代理捺印を拒否して欲しい旨申し入れた。







しかし、町長は「町としてはダム建設推進の立場であり、書類に不備がない限りは拒まない」と言う。しかし、地権者も町民であり、「町民の幸せを願う」といつも口にする町長の姿勢としてはおかしいのではないか?みな口々に追及したが、答えは変わらなかった。

確かに、1995年、軍用地の強制収用の代理署名を拒否した太田沖縄県知事のように拒否することは望むべくもないこととはいえ、せめて「最大限努力します」とか「出来うる限りやってみます」とか位は言って欲しかったと思う。

今日の石木川は、濁流となって下っていたし、採石場の上からは雨水が滝のように流れていた。





天気予報では明日も雨。でも、雨の中の座り込みも結構楽しい。

今日は、佐世保からも西海市からも応援者が来て下さって、心強い。