西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

脱基地・脱原発県民集会

2012-07-21 21:35:42 | 反戦・平和
朝から、にわか雨が降るぐずついた空模様だったのに、午後からは一転、むっとする空気が充満した晴天となった。

この暑い午後、県の平和センター主催の「オスプレイ配備と原発再稼動を許さない県民集会」が開かれた。



300人規模の集会と聞いていたのだが、半分ほどか…?

土・日・祝祭日となると、集会参加者は極端に少なくなる。組合主体の動員型運動の限界がもろに出る。



「自分に何が出来るのか」と常に問いかけ行動する市民運動との違いがそこにある。


今年4月、強襲揚陸艦ボノムリシャールは米海軍佐世保基地に配属されたが、この揚陸艦には、連日ニュースで報道されている「オスプレイ」を積むことが出来るのだ。

「オスプレイ」は、アメリカの垂直離着陸輸送機で、従来のヘリコプター輸送機より飛行距離が長く多量の物資を運べる。しかし、多く報道されているように、墜落事故が相次ぎ、機能そのものに欠陥があると指摘されている。

このような輸送機が沖縄に配備されようとしている。23日には、岩国基地に搬入され、整備・点検を行って、沖縄へ移動させるということらしい。

沖縄県東村高江では、5年前からこのオスプレイ配備のためにヘリパットの建設が行われてきているが、今月に入って急ピッチで進められているという。

7月16日、東京では「さよなら原発」10万人集会が開かれ、主催者の発表では17万人が集まったと言われている。
この集まりを否定するものではないが、沖縄へのオスプレイ配備反対の集会をやると、いったい何人が集まるだろう?

脱原発は国民的大問題だが、脱基地は沖縄や基地がある町だけの問題なのだろうか?

集会後のデモは、久しぶりに米軍基地のメインゲート前を通るコースだった。



私も「オスプレイ配備反対!基地撤去!」と声を上げた。

米軍基地は生まれたときからあり見慣れた風景だが、いつになったらなくなるのか…。