西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

広域処理の必要性

2012-03-29 18:44:40 | 原発事故
「NIMBY(Not In My Backyard)症候群」というものがあるのだとか…。

迷惑施設に反対する住民をさして言う言葉らしいが、いまや震災瓦礫の広域処理に反対する人たちに向けられている言葉だ。

■瓦礫が復興の妨げとなっているので、広域処理をしなければならない。
■瓦礫の放射線量は低いし、焼却しても安全である。
■専門家が検討したことだから安全性に問題はない。

というのが政府の言い分だが、どうして信用できるだろうか?

事故後、「いまのところ安全だ。」と枝野長官は言い続け、原発事故の被害を最小限に見せようとしてきたではないか。
マスコミも安全キャンペーンを流し続けてきた。

私たちは、僅かにインターネットや独立系のメディアが流すテレビでしか事実を知ることが出来ない。

ホットスポットといわれる埼玉県三郷から避難されてきた方の話では、大量の鼻血が出たり原因不明の湿疹ができて治らなかったりしたとのことだ。
しかし、そんなことはどこのマスコミも報道しない。

ネットの情報によると、子どもたちの甲状腺にしこりが見つかったりもしているという。
どんなに不安なことだろう。
そして、どんなに口惜しいことだろう。

原発は安全でクリーンエネルギーだと言い続けてきた人間たちに責任をとってもらいたい。

↓こんな人も宣伝に一役かっていた。あ~ァ。




環境総合研究所の池田こみちさんの「がれき広域処理の本質的問題」のお話がUPされていた。これは要約版だが、1時間のインタビューもUPされているので、ぜひ見て欲しい。