西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

涼風

2010-08-02 14:25:44 | 石木ダム
岩屋郷・中ノ川内川には、天然の涼やかな風が吹き渡る。

          

川底は平らで、ところどころ深いところはあるものの、くるぶしより少し上までの水量で、穏やかな流れである。

足掛け4ヶ月にわたったダム付け替え道路建設阻止の座り込みで、工事は一時中断となり、この日(8月1日)反対同盟から慰労をかねた納涼会へのご招待があったのだ。

「場所は中ノ川内です~」と言われたが、まだ一度も言った事が無い場所だ。

          

川棚川の支流、虚空蔵山を源とする石木川には、中ノ川内川と岩屋川の2本の川が注ぎ込み、そのまま川棚川へと流れ込む。岩屋川は何度か見たことがあるが、中ノ川内川は初めてだ。初めての地を訪ねるのは、とてもわくわくする。
私ははやる気持ちを抑えながら、夫と二人、電車に乗った。

川棚駅から砕石場までタクシーに乗り、そこからぼちぼち歩いて中ノ川内まで。

途中で出会ったIさんのばあちゃんからもMさんのばあちゃんからも、「行ったらすぐわかるよ~」と言われたものの、方向音痴の私としては、ちょっと不安。しかし、中ノ川内への道を曲がった途端、不安は吹っ飛んだ。

          

反対同盟の方たちの車が何台も止まっているし、道下からは大きな声が聞こえてくる。

このあたりから、川へと下りればいいらしい。


川は別世界だった。
すぐさま靴を脱ぎ、ズボンをたくし上げて裸足で川に入った。

          

大人ばかり30人、この日ばかりは童心に帰って、たらふく食べ、(ナント、マムシまで焼いて食べたのです。)たらふく飲み、たらふくおしゃべりをして、全てを満喫した一日だった。

          

反対同盟のみなさん、お世話様でした。ありがとうございました。