京大植物園TODAY

京都市左京区の京都大学北部キャンパス内にひっそり佇む現代の杜、京都大学理学研究科附属植物園の日々の風景を紹介します。

大文字送り火とナラ枯れの東山。

2010年08月16日 22時32分00秒 | Weblog
今日は、五山送り火の日。大文字をする草刈り場周辺にもナラ枯れ木が少なくないため、保存会の方たちは延焼防止に大変気を使われたそうだ。ナラ枯れの問題は、植物園だけではない。御所、吉田山、東山連峰、さらにずっと南の地域まで広がっている。

送り火の爛爛として楢枯れぬ  オイケノカッパ 

ナラ枯れ

2010年08月12日 13時27分02秒 | Weblog
東山の大文字の周辺、吉田山もナラ枯れで悲惨な状態になっている。そのナラ枯れが、京大植物園にも来た。7月上旬にあった観察会の時には誰も気付いていない。園丁中島さんの話だと異変が生じたのは7月15日だという。現在、7本のコナラが枯れている。ナラ枯れの木の根元にはおびただしい量のおがくずが落ちている。カシノナガキクイムシの幼虫が木を攻撃した残渣だという。植物園はブロック別に木を植えている。アベマキ等に被害が及ばない内に、伐採とかの処置をしなければならない。(ムカイノカッパ)