京大植物園TODAY

京都市左京区の京都大学北部キャンパス内にひっそり佇む現代の杜、京都大学理学研究科附属植物園の日々の風景を紹介します。

第二回  『京大俳句』復刊準備俳句会のお知らせ(2009年2月28日)

2009年02月28日 12時46分36秒 | Weblog
『京大俳句』復刊準備会より、第二回『京大俳句』復刊準備俳句会のお知らせです。ふるって参加ください、とのことです。

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第二回 『京大俳句』復刊準備俳句会のお知らせ

【趣旨】
かつて、戦前と戦後の二度にわたって、「京大俳句」という俳句結社が京都大学に存在しました。戦争中には、盧溝橋事件や学徒出陣などを俳句に詠んだだけで、思想的に「反体制」的であると決めつけられ、解散させられた「京大俳句事件」は有名ですが、俳句雑誌「京大俳句」は多くの前衛的な俳人を生みだしつづけました。戦後には、前衛俳句の拠り所として俳壇に新風を吹き込みました。
 
2009年1月31日に発足しました京大俳句復刊準備会は、この「京大俳句」を再び復活させることを目標に、これから毎月一回、京大周辺でさまざまな形の準備句会を行ってゆく予定です。

【日時】2009年2月28日(土)13:00より16:30ころまで。

【場所】京都大学北部キャンパス農学部正門門衛所前に集合後、句会会場に移動します。



【参加費】500円(茶菓代および事務費に充当します。)

*2月は吟行なしで、下記テーマでの持ち寄り句会とする。欠席投句も可とする。

*投句数は、1人1句以上、5句まで。

*2月の投句テーマ 【①鬼、②チョコ、③河(川)、④自由題】

*俳句の形式は、「有季定型(季語あり、5-7-5韻)」を原則とするが、「無季定型(季語なし、5-7-5韻)」、「有季不定型(季語あり、韻数自由)」、「無季不定型(季語なし、韻数自由)」、「自由律(フリー・スタイル)」のほか、日本語以外の言語(朝鮮語、中国語、英語、仏語、独語、西語、露語、スワヒリ語、リンガラ語、等々:ただし当日日本語で解説をお願いします。)での作品も歓迎します。

*参加資格はございません。どなたでも参加できます。しかし、会場の都合上、参加を希望される方は、事前に下記連絡先まで申し込みをお願いします。

2月の俳句会連絡先:
メール kadu(あっとまーく)bgarden.mbox.media.kyoto-u.ac.jp(中島)
電話 075-753-6016(京都大学農学部図書室気付:大月)
FAX 075-753-6025

「京大俳句」復刊準備会オフィシャルブログ

71回観察会「お茶の話」

2009年02月19日 17時24分38秒 | Weblog
71回観察会のテーマは「お茶の話―植物としてのお茶など―」。ガイドは日本茶インストラクターの林屋和男さん。湯川記念館の裏に20本近くの茶の木がある。研究者がいたのかと考えたが、垣根として植栽されたものでしょうと云われた。粗野な茶の木近くに実生の可愛い双葉が沢山でている。これは育たないそうだ。他の所に移植すれば育つという。不思議な話だ。少し北の所に「タイワンヤマチャ」がある。樹高5m位の大きな木だ。1949年植栽と記録にはある。(ムカイノカッパ)

第71回京大植物園観察会のお知らせ(2009年2月)

2009年02月19日 12時05分05秒 | Weblog
京大植物園を考える会より、2009年2月の植物園観察会の案内をいただきましたので、転載いたします。

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★ 第71回 京大植物園観察会のお知らせ ★

日時: 2009年2月19日(木)12:05~12:55

テーマ: 『お茶の話―植物としてのお茶など―』

案内人: 林屋 和男さん(日本茶インストラクター)

場所: 京都大学北部構内理学部植物園前に集合してください。

主催/問い合わせ先:京大植物園を考える会
メール kyotoubg@gmail.com/ kyotoubg@hotmail.com


すみれ

2009年02月17日 15時36分11秒 | Weblog
オイケノカッパがカメルーンに調査に出た。彼はいま俳句づいている。
 酔つ払ひ
 川底伝ひに
 阿佛利加(アフリカ)へ
オイケノカッパらしい句だ。
あるじ不在の植物園の池はあくまで静かだ。近くの圃場に菫がひっそりと咲いている。(ムカイノカッパ)

寒鴉と「雇い止め。」

2009年02月10日 07時10分50秒 | Weblog
国立大学法人化により平成17年に京大では「非常勤職員(時間雇用職員、研究員等含)は5年以上働いてはならない」という規則が作られた。そのために、平成22年度には100人の非常勤職員が契約更新できない「雇い止め」に遭う。景気がどんどん悪くなる中でのこの方針が問題になっている。

京大本部の時計台の前や百万遍の交差点には、いくつもの教職員組合が立て看板を出して問題提起を行っている。最も立場の弱い非常勤職員にだけ、5年という雇用期限が決められ、たとえどんなに良い仕事をしていても再雇用は認められない、というのはいかがなものだろうか。

人間界は変わっているが、大学という世界もだいぶ変わっている。