倒木被害で出た木材を利用して、園内のあちこちに木道が作られています。植物園の新しい風景です。
おまけ:倒木近くのモニュメント。
おまけ:倒木近くのモニュメント。
クヌギ、チャンチンモドキなど、台風による大型の倒木跡は、ほぼ残されていて風の力の大きさを伝えています。多数が被害を受けたチャンチンモドキは、材がとても柔らかい樹種であるようです。
9月の台風被害から3ヶ月。園内はかなり整理されて園内にも立ち入りできるようになっています。植物園のあちこちに傷跡が残っています。そして積み重ねられた丸太たち。園丁さんによると、これらは搬出して廃棄するのではなく、園内で分解させて一部は堆肥として使う方針なのだそうです。「生態植物園」のコンセプトとしては台風による倒木も自然現象なのですから、なるべくそのままにして観察できるようにしておくのがふさわしいのではないでしょうか。
比叡山に棲んでいるカッパ仲間からの報告です。
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9月4日の台風21号は記憶に無いほどの激しい風が吹き荒れました。誰に会ってもその時の恐怖を話さずにはいられないほどでした。
植物園の樹木たちのことが気になり7日に様子を見に行きました。前日に大変な状況を知らせてもらっていたので覚悟はできていたつもりでしたが、実際に見て想像以上の被害に身体が震えました。人的被害がなかったこと、まわりの民家に被害が及ばなかったことは不幸中の幸いでした。
植物園はすでに90年以上経ち老木も多数あります。これまでに倒木もたくさんありました。しかし今回のような一度に多数の樹木が倒れることがあったでしょうか。園内の様子にただただ呆然とする他ありませんでした。しかし後で吉田山や如意ヶ岳の状況を知り、50年、100年に一度はこのようなことは起こり得るのだと納得せざるを得ませんでした。
入り口でいつもたくさんの実を落として出迎えてくれたチャンチンモドキ。無数の子どもたちに命をつないで逝きました。ユクノキは枝をもぎ取られてはいましたが、しっかりと立っていました。池の畔のラクウショウもメタセコイアもまだまだ頑張っています。これからも世代を超えて変容していく樹木たちに植物園の行く末を託したいと思いました。
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植物園入り口
クヌギの被害
チャンチンモドキの被害
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9月4日の台風21号は記憶に無いほどの激しい風が吹き荒れました。誰に会ってもその時の恐怖を話さずにはいられないほどでした。
植物園の樹木たちのことが気になり7日に様子を見に行きました。前日に大変な状況を知らせてもらっていたので覚悟はできていたつもりでしたが、実際に見て想像以上の被害に身体が震えました。人的被害がなかったこと、まわりの民家に被害が及ばなかったことは不幸中の幸いでした。
植物園はすでに90年以上経ち老木も多数あります。これまでに倒木もたくさんありました。しかし今回のような一度に多数の樹木が倒れることがあったでしょうか。園内の様子にただただ呆然とする他ありませんでした。しかし後で吉田山や如意ヶ岳の状況を知り、50年、100年に一度はこのようなことは起こり得るのだと納得せざるを得ませんでした。
入り口でいつもたくさんの実を落として出迎えてくれたチャンチンモドキ。無数の子どもたちに命をつないで逝きました。ユクノキは枝をもぎ取られてはいましたが、しっかりと立っていました。池の畔のラクウショウもメタセコイアもまだまだ頑張っています。これからも世代を超えて変容していく樹木たちに植物園の行く末を託したいと思いました。
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植物園入り口
クヌギの被害
チャンチンモドキの被害