京大植物園TODAY

京都市左京区の京都大学北部キャンパス内にひっそり佇む現代の杜、京都大学理学研究科附属植物園の日々の風景を紹介します。

瑞々しき団子虫たち。@第91回京大植物園観察会

2010年10月27日 19時59分40秒 | Weblog
第91回植物園観察会が秋晴れのもとに行われた。以下の写真、コメントともに林剛平氏(京都大学農学部森林科学科)による。



ちいさいころから親しんでいた団子虫、とゾウリムシ。植物園観察会では生態系の一部としてみる。このギャップは、徐々に地面掘り返さなくなっていた最近を見つめなおす機会になりそうです。実体顕微鏡でみた団子虫は瑞々しかった。



第91回 京大植物園観察会のお知らせ

2010年10月27日 06時39分14秒 | Weblog
京大植物園を考える会より、2010年10月の植物園観察会のお知らせをいただきましたので転載いたします。(オイケノカッパ)

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★第91回 京大植物園観察会のお知らせ ★

日時:2010年10月27日 水曜日 12時5分~12時55分

テーマ:『ダンゴムシとその仲間たち』

ガイド:石田 惣さん(大阪市立自然史博物館


場所: 京都大学北部構内理学部植物園前に集合してください。
(アクセスはこちら http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm)


主催・問い合わせ先:京大植物園を考える会
E-mail: kyotoubg@gmail.com

「ミズナラ・マザーツリープロジェクト」(南丹市美山町・NPO法人芦生自然学校)

2010年10月09日 22時16分33秒 | Weblog
芦生の森には、シカによる食害のほかに、カシノナガキクイムシによるナラ枯れにより、ミズナラの枯死が進行している。こちらも、被害はとどまることを知らず拡大している。未感染木の被害予防には、高さ3メートル前後まで蟲の侵入を防ぐラッピングをすることが有効だと考えられてている。NPO法人芦生自然学校では、活動の一環として子どもたちとミズナラの樹のラッピングを進めておられる。ただし、毎年巻き替えなければならない。大変な作業である。



芦生自然学校の活動紹介は、次の動画で見られます。:



シカに喰いつくされた林床部。(南丹市美山町芦生研究林)

2010年10月09日 22時09分04秒 | Weblog
芦生の森で、シカの食害の問題が言われるようになってもう7-8年以上経つ。シカ害はとどまるところを知らない。



谷だけでなく、尾根の上まできれいに食べられて、林床の植物は跡形もない。緑の森だった芦生を知る者にとってはたまらなく痛々しい風景だ。