京大植物園TODAY

京都市左京区の京都大学北部キャンパス内にひっそり佇む現代の杜、京都大学理学研究科附属植物園の日々の風景を紹介します。

レジュメ資料閲覧(第98回観察会『放射線の線量と生物への様々な影響』)について

2011年06月28日 12時19分40秒 | Weblog
第98回京大植物園観察会『放射線の線量と生物への様々な影響』(米井脩治さん)に参加されたみなさまへ:

ガイドの米井さんのご厚意により、京大植物園を考える会事務局に5月の観察会の講演スライドをご提供いただきました。観察会に参加された方等で、講演のスライド資料を閲覧希望の方がおられましたら、京大植物園を考える会の観察会のページ(http://ja3yaq.ampr.org/~bgarden/kansatu/kansatu98kansou.html)からご覧ください。

(オイケノカッパ)

公開ミーティングのお知らせ(2011年6月29日夕方)

2011年06月25日 20時14分44秒 | Weblog
京大植物園を考える会より、公開ミーティングのお知らせを頂きましたので掲載します。(オイケノカッパ)

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各位

京大植物園に関する活動では、多くの方に温かく見守っていただき、大変感謝しております。

先日2011年6月23日の第99回植物園観察会の冒頭で、ご説明したところではありますが、
来月7月で、京大植物園観察会は第100回目を迎えます。現在、京大植物園を考える会では、これを一つの節目として考え、今後の活動をどうすべきか、検討をしているところです。

といいますのも、まず、京大植物園の運営や環境をめぐる状況が最近数年間で大きく変化してきたことがあります。

次に、事務局の維持が人員とお金の上で、次第に困難になってきたこと。

過去10年近くにわたり、いっしょに活動していた事務局スタッフのうち、学生・若手研究者のほとんどが卒業、就職、留学、異動などで激減しました。現在、残っている約5名足らずのスタッフは、既に定年を過ぎた元大学職員と再雇用非常勤職員、いつ異動するかわからない非常勤研究員によりなります。

経済的には、観察会やニューズレター等の出版活動を継続してゆく資金は主として一般市民からの僅かなカンパと事務局メンバーのポケット・マネーに依存しており、常に赤字状態です。

このような状況の中で、今後植物園観察会をはじめとする京大植物園に関する活動をどのようにすべきか、現在のスタッフの中でも意見がわかれているところです。

これらの問題につきまして、来週6月29日(水)夕方に、観察会の参加者や大学内外の有志を交えて公開ミーティングを行うことになりました(添付PDF)。ご意見・ご関心のある方はぜひご参加いただければと思います。

ご多忙のところ、急なお知らせで恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

京大植物園を考える会

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■公開ミーティングのおしらせ

【議題】 京大植物園観察会第100回を迎えて、そのほか
(問題提起:久松ユリ、影山貴子)

【日時】 6月29日(水)午後6時より
【場所】 NPO法人市民環境研究所
( http://www13.plala.or.jp/npo-pie/index.html )

〒606-8227 京都市左京区田中里ノ前21石川ビル305
(市バス田中飛鳥井町北行バス停前)
電話: 075-711-4832



【問い合わせ】 E-mail: kyotoubg@gmail.com

【交通】
・叡山本線元田中駅下車 徒歩1分
・京阪本線出町柳駅下車 徒歩15分
・阪急京都線河原町駅 ~京都市バス 3系統 及び65系統
 (田中飛鳥井町下車すぐ)
・JR京都駅~ 京都市バス 206系統
(田中飛鳥井町下車すぐ)

第99回京大植物園観察会(『京大植物園TODAY―発見を発信してみよう―』)

2011年06月23日 20時27分36秒 | Weblog
第99回京大植物園観察会のテーマは、『京大植物園TODAY―発見を発信してみよう―』。本ブログ『京大植物園TODAY』(http://blog.goo.ne.jp/bgfanclub)の企画・作成を行ってきたオイケノカッパこと大石高典さん(京都大学アフリカ地域研究資料センター・研究員)が案内人でした。



観察会の冒頭で、『京大植物園TODAY』を始めた目的:

①植物園の生き物や全体状況に関する情報の発信
②植物園の生き物のフェノロジー記録
③植物園に関する資料・データの公開
④①~③を通じた「環境監視」

について説明がありました。

『京大植物園TODAY』は、2006年1月1日の開設以来2011年6月23日の観察会当日までの1,998日間に2,511(投稿頻度1.3回/日)の記事が投稿されました。アクセス数は、372,551 PV (113,347 IP)になります。

このブログで取り上げることができた生き物たちのほとんどは、少なくとも1回は観察会で紹介されたことのあるものです。

説明の後、資料として配布された6月分(植物51種+、動物8種、菌類7種+についてのリストを手に、ベテランの観察会参加者と初めてから数回目までの観察会参加者で数人ずつのグループを作り、フェノロジー(植物季節:発芽、開花、結実、子実体発生、…といったイベントの季節)のチェックをしました。

2006-2010年までの6月の植物のリスト↓



2006-2010年までの6月の菌類のリスト↓



2006-2010年までの6月の動物のリスト↓



京大植物園のような小さな植物園でも、何十回、何百回通っても自分が知らない生き物や生き物の姿に出会うことができます。それは、楽しいだけでなく時に危険な事もありますが…。

知らないモノに出会ったら、その出会いを残しておきたくなります。出会ったその時に、フィールド・ノート(野帳、メモ帳、電子手帳)に、鉛筆でスケッチするのが一番ですが、色や周囲の環境について、写真や映像での記録は、後から見直した時により多くを語ることがしばしばです。

何を記録に残すか、どう切り取るかも各人のセンスやモノの見方が反映されます。既に知っているモノを写していても、その写真を見直す中で知らないモノが写りこんでいることがあります。カメラのデジタル化で、画像による記録は日常的な道具になりました。

記録に残したら、生き物の素性を突きとめたくなります。図鑑や身近に知っている人、専門家(学校、大学、博物館)など使える者はなんでも活用します。観察の年月日、時間、場所は大事な情報です。

観察を継続することで、見えてくる生き物の生活があります(「芽生えから枯れるまで」の生活史の観察)。それを蓄積したり、他地域と比較することで環境の変化がわかってくるかもしれません。

最後に、生き物の写真を公開することには、リスクもある(その生き物が「貴重種」だった場合、生息地域が特定できるような情報は盗掘等の防止のために、公表しないようにするのが最低限のマナー)ことに触れて観察会が終わりました。

第99回 京大植物園観察会のお知らせ(2011年6月)

2011年06月14日 23時37分41秒 | Weblog

★第99回 京大植物園観察会のお知らせ ★

日時:2011年6月23日 木曜日 12時05分~12時55分

テーマ:『京大植物園TODAY―発見を発信してみよう―』

ガイド: 大石高典さん(京都大学アフリカ地域研究資料センター)

場所: 京都大学北部構内理学部植物園前に集合してください。
(アクセスはこちら http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm)

持ち物:可能な方は、デジタルカメラかデジカメ機能付き携帯電話を持参ください。

主催・問い合わせ先:京大植物園を考える会
E-mail: kyotoubg@gmail.com
URL: http://ja3yaq.ampr.org/~bgarden/